サイドローダーのおすすめランキング6選&選び方を徹底紹介
トレーディングカードの保護には、多くの人がスリーブを使用しますが、価値の高いカードをよりしっかりと保護したい場合にはサイドローダーがおすすめします。サイドローダーとは、カードを側面から挿入する硬質カードケースのことです。
ただ、市販されているサイドローダーには、それぞれ色味、枠の形状、透明度、角の裁断処理などに違いがあります。
これらの特徴は、サイドローダーを選ぶ時の重要なポイントになります。
この記事では、サイドローダーの特徴を比較したおすすめランキングを紹介します。
サイドローダーのメリット&デメリットや選び方のポイントも詳しく解説しているので、サイドローダー選びで迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
▼トップローダーのおすすめはこちら
サイドローダーとは
サイドローダーとは、カードを横から挿入するタイプのカードローダー(硬質カードケース)のことです。
上下と一方の側面に枠があり、枠のない方の側面からカードを入れるようになっています。
サイドローダーにカードを挿入することで、大切なカードを汚れや折れから守ることができます。スリーブよりも高い保護性を持つため、特に価値の高いカードはカードローダーに入れて保管することをおすすめします。
サイドローダーのメリット・デメリット
カードローダーには、サイドローダーの他に、縦入れタイプのトップローダーもあります。
トップローダーと比べた時のサイドローダーのメリット・デメリットがこちらです。
- トップローダーよりもカードの出し入れがしやすい
- トップローダーよりも埃が入りやすい
サイドローダーのメリットは、トップローダーよりも挿入口が大きい&押し込む距離が短いので、カードの出し入れがスムーズにできるところです。
トップローダーだとカードを入れる距離が長いことで、途中で摩擦で止まってしまうことがあり、強めに押し込まなければならないことがあります。
一方で、サイドローダーのデメリットは、挿入口が大きいことで、ローダーの内部に埃やゴミが入りやすいことです。この対策として、カードに埃やゴミが付着しないように、スリーブを装着してからローダーに入れるようにしましょう。
現在の主流は、カードの出し入れがしやすいサイドローダーですが、トップローダーについても知りたいという方は『トップローダーのおすすめを徹底紹介』の記事をご覧ください。
サイドローダーの選び方
サイドローダーを選ぶ時のポイント4つを解説します。
①枠部分(一体型・分離型)
サイドローダーの枠部分は、一体型と分離型の2種類があります。違いは以下です。
- 一体型:上・下・側面の枠が途切れることなく一体になっている
- 分離型:上・下・側面の枠が別々のパーツになっている
言葉ではイメージしづらいので、画像にしてみました。
上の画像のように、角がくっついていれば一体型、角の枠が別々のパーツなら分離型です。
市販されているサイドローダーの多くは分離型ですが、一体型の方が角の見た目がキレイです。
カードを保護するだけならどちらでもOKですが、コレクション用として美しく見せたい方は「一体型」を選びましょう。
②色味(青~透明)
サイドローダーはどれも透明と思っている方もいるかもしれませんが、実は比べるとやや青(紫)っぽい色をしているものが多く、色の濃さは様々です。
薄い色から濃い色まで様々です。色が薄いものは特に色味の変化が気になりませんが、色が濃いとカードの色味が僅かに暗くなります。色味を気にする方は「透明~薄い色」を選ぶようにしましょう。
③内寸サイズ
サイドローダーのサイズは様々で、内寸サイズの違いでインナースリーブ・キャラスリ・オーバースリーブが入るか入らないかが変わります。
インナー・キャラスリ・オバスリを入れた状態
今回の記事では、紹介する全てのサイドローダーに「インナー・キャラスリ・オーバースリーブ」が入るかを検証しています。購入前に自分がよく使うスリーブが入るのかも必ずチェックしておきましょう。
④透明度・角の裁断部分
特に観賞用のカードに付けるローダーは透明度と角の状態も重要です。ただ、これは実際に購入して比較してみないとなかなか分からないものです。
特に角の裁断部分はキレイな弧を描く丸みだと美しいですが、直線状にバッサリ切ったような状態だと見た目がよくありません。
角の裁断部分の違い
今回の記事では、透明度と角の状態を評価(5点満点の0.5点刻み)しているので、各ローダーの品質が気になる方は参考にしてみてください。
サイドローダーのおすすめランキング
ここからは、サイドローダーのおすすめをランキング形式で紹介します。
ランキングの一覧表
今回紹介するサイドローダーは以下の6種類です。リンクからレビュー部分に飛べます。
画像 | 商品名 |
《1位》イチオシ! Aclass UVカットサイドローダーレギュラー | |
《2位》 ホビーベース NEW TCGローダー | |
《3位》 Answer スライドINカードローダー | |
《4位》 カドまるカードローダー | |
《5位》 やのまん NEWカードローダーラージ | |
《6位》 ブロッコリーカードローダー |
1位:Aclass UVカットサイドローダーレギュラー
内寸サイズ | 68×93㎜ |
---|---|
外寸サイズ(実測) | 71×99㎜ |
枚数 | 10枚 |
メーカー | Aclass |
透明度 | |
角の処理 | |
枠部分 | 一体型 |
- UVカットでカードの劣化を防げる
- 透明度が高い
- 角の処理がキレイ
- キャラスリが入る
1位は、AclassのUVカットサイドローダー レギュラーです。
このサイドローダーの特徴は、80%UVカット素材を採用している点。日光や蛍光灯などによる色褪せや劣化を軽減してくれます。
ローダー色味は、僅かに青みがかっています。
左側がAclass製(右は透明)
ただ、カードを入れてローダーと密着させると、イラストに影響することはありません。
透明度については、かなりクリアです。
他のサイドローダーと比べると、『Answer スライドINカードローダー』と『カドまるカードローダー』に次ぐ透明度の高さでした。
角の丸みは、綺麗な弧を描いていてとても滑らかです。
枠部分は一体型になっているので、見た目がすっきりしていて美しいです。
UVカットサイドローダー レギュラーの内寸サイズ・外寸サイズ(実測)がこちら。
- 内寸:68㎜×93㎜
- 外寸:71㎜×99㎜
内寸サイズも実際に測ってみましたが、表記上の数字とぴったり同じの68㎜×93㎜でした。サイズのブレはありません。
スタンダードサイズのカード(ポケカ)にインナースリーブ・キャラスリ・オーバースリーブを付けた状態で入るのかを確認してみました。
インナースリーブ(64×89㎜)を付けた状態 | 〇 |
---|---|
キャラスリ(67×92㎜)を付けた状態 | 〇 |
オーバースリーブ(68.5×93㎜)を付けたい状態 | × |
上の通り、ポケカにインナースリーブやキャラスリを付けた状態でも入ります。オーバースリーブ(68.5×93㎜)はギリギリ入りませんでした。
UVカットサイドローダー レギュラーの価格は、だいたい660円(10枚入り)です。この価格帯でUVカット素材・透明度が高い・角の処理がキレイなので、カードローダーの中ではイチオシです。迷ったらこれで間違いありません。
2位:ホビーベース NEW TCGローダー
内寸サイズ | 69×94㎜ |
---|---|
外寸サイズ | 71.5×99㎜ |
枚数 | 10枚 |
メーカー | ホビーベース |
透明度 | |
角の処理 | |
枠部分 | 一体型 |
- 保護フィルム付きで初期傷がない
- キャラスリ・オーバースリーブが入る
- 価格が安い
- ローダーの紫色が濃い
ホビーベース NEW TCGローダーの特徴は、カードローダーの両面に保護フィルムが貼ってあるところ。
保護フィルムが貼ってあることで、袋内でローダー同士がぶつかっても小さな傷がつきません。他のローダーだとたまに初期傷があるので、保護フィルム付きなら安心して購入できます。
角の裁断部分は、先ほど紹介したAclassのカードローダーほどではないもののキレイな方です。
枠部分は切れ目のない一体型です。また、他のカードローダーと比べるとやや細めです。
ローダーの色味は、やや紫っぽくなっています。
左側がホビーベース製(右は透明)
先ほど紹介したUVカットサイドローダー レギュラーの色味よりもさらに一段階濃い色です。透明のローダーと比較してみると、カードのイラストが若干暗く見えます。
ただ、下の写真のように単体で見ると気にらないレベルです。
ホビーベース NEW TCGローダーの内寸サイズ・外寸サイズがこちら。
- 内寸:69㎜×94㎜
- 外寸:71.5㎜×99㎜
どちらも実際に測ってみましたが、パッケージに表記されているサイズとぴったり同じでした。サイズのブレはありません。
スタンダードサイズのカード(ポケカ)にインナースリーブ・キャラスリ・オーバースリーブを付けた状態で入るのかを確認してみました。
インナースリーブ(64×89㎜)を付けた状態 | 〇 |
---|---|
キャラスリ(67×92㎜)を付けた状態 | 〇 |
オーバースリーブ(68.5×93㎜)を付けたい状態 | 〇 |
先ほど紹介したAclassのUVカットサイドローダー レギュラーよりも横幅が1㎜大きいので、ポケカにオーバースリーブ(68.5×93㎜)を付けた状態でも入ります。
ホビーベース NEW TCGローダーの価格は400円(10枚)ぐらいなので、カードローダーの中ではコスパが高いです。安く手に入れたいという方におすすめのカードローダーです。
3位:Answer スライドINカードローダー
内寸サイズ | 66.5×91㎜ |
---|---|
外寸サイズ | 68.5×95㎜ |
枚数 | 10枚 |
メーカー | アンサー株式会社 |
透明度 | |
角の処理 | |
枠部分 | 分離型 |
- 枠部分が色付き
- クリアブラックとクリアブルーの2色がある
- 透明度の高さはトップクラス
- 角の処理がキレイ
- キャラスリが入らない
Answer スライドINカードローダーは、ローダーの枠部分が色付きになっているサイドローダーです。
色の種類は、クリアブラックとクリアブルーの2色があります。
外側に色がついていることで、カードを入れた時にイラストが引き締まって見えます。色ごとに使い分ければ、側面の色でカードの種類を把握することもできます。
また、枠部分は他のカードローダーと比べるとかなり細いです。
角の裁断部分は、丸みもあって綺麗な方です。
枠部分は分離型ですが、色付きなので切れ目がほとんど目立ちません。
ローダーの色味については、微妙に青みがありますが、ほとんど分からないレベルです。
左側がAnswer製(右は透明)
Aclass UVカットサイドローダー レギュラーの青みよりもさらに薄く、イラストへの影響はほぼありません。
透明度については、全カードローダーの中でもトップクラスです。
先ほど紹介したUVカットサイドローダー レギュラーも透明度が高いですが、比較するとスライドINカードローダーはさらにクリアに見えます。
Answer スライドINカードローダーの内寸サイズ・外寸サイズがこちら。
- 内寸:66.5㎜×91㎜
- 外寸:68.5㎜×95㎜
内寸サイズ・外寸サイズを実際に測っても、パッケージに書いてある数字と差はありませんでした。他のカードローダーと比べると、サイズがやや小さめです。
スタンダードサイズのカード(ポケカ)にインナースリーブ・キャラスリ・オーバースリーブを付けた状態で入るのかを確認してみました。
インナースリーブを付けた状態
インナースリーブ(64×89㎜)を付けた状態 | 〇 |
---|---|
キャラスリ(67×92㎜)を付けた状態 | × |
オーバースリーブ(68.5×93㎜)を付けたい状態 | × |
内寸サイズが66.5×91㎜なので、インナースリーブを付けた状態なら入りますが、キャラスリを付けた状態では入りません。
Answer スライドINカードローダーの値段は、だいたい770円(10枚入り)です。透明度を優先するなら、このローダーもおすすめです。
4位:カドまるカードローダー
内寸サイズ | 67㎜×89.8㎜ |
---|---|
外寸サイズ | 70㎜×95.8㎜ |
枚数 | 5枚 |
メーカー | R LINE |
透明度 | |
角の処理 | |
枠部分 | 一体型 |
- 内側の角が丸い
- 外側の丸みと統一感があって見た目が良い
- 角の処理がキレイ
- 透明度の高さはトップクラス
- 角のあるスリーブだと角折れしやすい
- キャラスリが入らない
カドまるカードローダーは、内側の角が丸くなっているのが特徴です。
内側の丸みは、ポケカやデュエマなどの角の丸みにジャストフィットします。
カードの丸み・内側の丸み・外側の丸みに統一感があって、見た目が美しいです。枠部分は一体型になっています。
透明度は、先ほど紹介したAnswer スライドINカードローダーと同じくトップレベルのクリアさです。
角の裁断部分もキレイに処理されています。
カドまるカードローダーの色味を確認するために、他のローダーと比較したのが下の画像です。
右下がカドまる
他のローダーはわずかに青色や紫色のものが多いですが、カドまるカードローダーは完全に透明です。
カドまるカードローダーの内寸サイズ・外寸サイズがこちら。
- 内寸:67㎜×89.8㎜
- 外寸:70㎜×95.8㎜
カドまるカードローダーも内寸が小さめの部類です。
スタンダードサイズのカード(ポケカ)にカドまるスリーブインナー・キャラスリ・オーバースリーブを付けた状態で入るのかを確認してみました。
カドまるインナーを付けた状態
インナースリーブ(64×89㎜)を付けた状態 | 〇 |
---|---|
キャラスリ(67×92㎜)を付けた状態 | × |
オーバースリーブ(68.5×93㎜)を付けたい状態 | × |
写真のように、カドまるスリーブインナーがジャストフィットします。キャラスリ以上の大きさだと入りません。
注意点としては、カドまるではない一般的な直角のスリーブを入れると、スリーブの角がローダーの内側の丸い部分にぶつかって、角折れすることがあります。
インナースリーブを使う時は、必ずカドまるスリーブインナーを使いましょう。
カドまるスリーブを選ばなければならないという時点で使い勝手が悪いように感じますが、カドまるスリーブインナーでぴったりフィットした見た目はとても良いです。
5位:やのまん NEWカードローダーラージ
内寸サイズ | 67.5㎜×95.5㎜ |
---|---|
外寸サイズ | 70㎜×100㎜ |
枚数 | 5枚 |
メーカー | やのまん |
透明度 | |
角の処理 | |
枠部分 | 分離型 |
- キャラスリが入る
- ローダーの青色が濃い
- 角の見た目があまり良くない
NEWカードローダーラージは、やのまんが販売しているサイドローダーです。
ローダーの色味は、青みがかなり強いです。
色の濃さでいうと、ホビーベース NEW TCGローダーと同じくらいの濃さです。カードを入れると、イラストの色が僅かに暗くなります。
ローダーの角は、丸みがあまりなく、どちらかという直線状に裁断されていました。
また、枠部分は分離型で切れ目がありますが、枠の縦のバーと横のバーの間が離れているものがありました。正直、角の見た目があまりよくありません。
NEWカードローダーラージの内寸サイズ・外寸サイズがこちら。
- 内寸:67㎜×89.8㎜
- 外寸:70㎜×95.8㎜
スタンダードサイズのカード(ポケカ)にカドまるスリーブインナー・キャラスリ・オーバースリーブを付けた状態で入るのかを確認してみました。
キャラスリを付けた状態
インナースリーブ(64×89㎜)を付けた状態 | 〇 |
---|---|
キャラスリ(67×92㎜)を付けた状態 | 〇 |
オーバースリーブ(68.5×93㎜)を付けたい状態 | × |
トレカにインナースリーブやキャラスリを付けた状態で入ります。
6位:ブロッコリー カードローダー
内寸サイズ | 67.5㎜×93㎜ |
---|---|
外寸サイズ | 69㎜×96㎜ |
枚数 | 4枚 |
メーカー | ブロッコリー |
透明度 | |
角の処理 | |
枠部分 | 分離型 |
- キャラスリが入る
- 価格が高い
ブロッコリー カードローダーは、枠部分が細いのが特徴的です。
Answer スライドINカードローダーの枠部分よりもさらに細いので、カードローダーの中では特に枠が目立ちません。
ローダーに色はなく、完全な透明です。
ブロッコリー カードローダーの内寸サイズ・外寸サイズがこちら。
- 内寸:67.5㎜×93㎜
- 外寸:69㎜×96㎜
実際に計測してみましたが、サイズのブレはほとんどありませんでした。
スタンダードサイズのカード(ポケカ)にインナースリーブ・キャラスリ・オーバースリーブを付けた状態で入るのかを確認してみました。
キャラスリを入れた状態
インナースリーブ(64×89㎜)を付けた状態 | 〇 |
---|---|
キャラスリ(67×92㎜)を付けた状態 | 〇 |
オーバースリーブ(68.5×93㎜)を付けたい状態 | × |
上記の通り、キャラスリまでなら入るサイズです。
品質的には特に問題ありませんが、唯一気になるのは価格の高さです。
4枚入りで792円なので、1枚あたり198円です。他のカードローダーと比べると、圧倒的に高いです…。他にはない機能性があればいいのですが、特にそのようなものは見当たりませんでした。個人的には、UVカット付きでカードの劣化を防いでくれるAclass UVカットサイドローダー レギュラーをおすすめします。
最後に:価値の高いカードはローダーで保護しよう
以上が、サイドローダーのおすすめランキングでした。
最後におすすめのサイドローダー3つとおすすめの理由をまとめました。
画像 | 商品名 |
イチオシ! Aclass UVカットサイドローダーレギュラー ・UVカットで劣化を防ぐ ・総合的に品質が高い | |
ホビーベース NEW TCGローダー ・保護フィルム付きだから安心 | |
Answer スライドINカードローダー ・透明度が高い |
正直、迷っている方なら、『Aclass UVカットサイドローダーレギュラー』を選んでおけば間違いありません。品質面が優れていて、UVカットもあるので、安心してカードを保護できます。
トップローダーにも興味がある方は『トップローダーのおすすめを徹底紹介』の記事もご覧ください。