【徹底紹介】アメリカンサイズ(57×89㎜)に合うスリーブ8選
この記事では、アメリカンサイズ(またはブリッジサイズ)と呼ばれる『89㎜×57㎜』のカードが入るハードスリーブ・ソフトスリーブを紹介します。
サイズ感が分かりやすいように、実際に89㎜×57㎜のカードをスリーブにいれた写真を載せています。
また、各スリーブの「強度・透明度・ぴったり感」の3項目を相対的に評価しているので、参考にしてみてください。
アメリカンサイズ(ブリッジサイズ)の大きさ
アメリカンサイズ(ブリッジサイズ)の大きさは「縦89mm×横57mm」です。
トランプのカードサイズの1つがこのブリッジサイズで、日本で普及しているトランプの大きさです。
また、ボードゲームで使われる89×57㎜のカードは『アメリカンサイズ』と呼ばれることが多いです。
アメリカンサイズ用スリーブの一覧表
最初に、今回紹介するアメリカンサイズ用スリーブを一覧表にしてまとめました。
画像 | スリーブ名 | 強度 | 透明度 | ぴったり感 |
ホビーベース アメリカンサイズ・ハード 92×60㎜/50枚 | 4.0 | 2.5 | 4.0 | |
ウルトラプロ ボードゲームスリーブ スタンダードアメリカンサイズ 91×59.5㎜/50枚 | 4.0 | 4.5 | 4.0 | |
ぴったりスリーブ ユーロサイズ 厚口タイプ 92×60㎜/100枚 | 2.5 | 5.0 | 4.0 | |
Mayday Games プレミアムカードスリーブ USAキメラサイズ 91×59.5㎜/50枚 | 2.5 | 4.5 | 4.0 | |
画像 | スリーブ名 | 強度 | 透明度 | ぴったり感 |
ホビーベース 両表面エンボスマットスリーブ ボードゲームサイズ・ソフト 91×58.5㎜ /101枚 | 1.5 | 1.0 | 4.5 | |
ホビーベース アメリカンサイズ・ソフト 91×59㎜ /100枚 | 1.5 | 4.5 | 4.5 | |
Engamesスリーブ ブリッジサイズ 90×59㎜/100枚 | 1.5 | 5.0 | 4.5 | |
Mayday Games カードスリーブ USAキメラサイズ 91×59.5㎜/100枚 | 1.0 | 4.0 | 4.0 |
アメリカンサイズ(89×57㎜)用の『ハードスリーブ』
まずは、アメリカンサイズ用のハードスリーブから紹介します。
ハードタイプのメリット&デメリットは以下の通りです。
ハードタイプのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
折れや傷に強い シャッフルしやすい カードがズレない | スリーブの角が指に刺さると痛い |
ハードタイプは、ソフトタイプと比べて厚みが倍近くあり、折れや傷に強いのが一番のメリットです。また、スリーブ同士が滑りやすくてくっつきにくいので、シャッフルしやすいのも良いところです。
一方で、デメリットは、スリーブの角が指に刺さると痛いことです。
どうしても気になる場合は、角を丸くするコーナーカッター(かどまるPRO NEO)で角を丸くするのがおすすめです。
詳しくは、別記事の『スリーブの角を丸くできる!かどまるPRO-NEOの使い方』で解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。
①ホビーベース アメリカンサイズ・ハード
タイプ | ハード |
サイズ/厚み | 92×60㎜/0.1㎜ |
枚数 | 50枚 |
製造 | 日本 |
強度 | 4.0 |
透明度 | 2.5 |
ぴったり感 | 4.0 |
- 折れや傷に強いハードスリーブ
- シャッフルしやすい
- 日本製で、サイズのバラつきがほとんどない
- スリーブの中でカードがズレにくい
ホビーベース アメリカンサイズ・ハードは、アメリカンサイズ用のハードスリーブです。
スリーブサイズは、92×60㎜です。
厚みは0.1㎜で、手に取っただけでしっかりとした硬さがあることが分かります。スリーブ強度が高いので、折れや傷に強いスリーブです。一方で、他のスリーブと比較すると、透明度はやや低めです。
また、海外製だと微妙にサイズの違うものが入っていることがありますが、ホビーベースは日本製で、サイズのバラつきがほとんどないのも良いところです。
実際に、ホビーベース アメリカンサイズ・ハードにアメリカンサイズ(92×60㎜)のカードを入れた写真がこちら。
アメリカンサイズのカードに対して縦横ともに3㎜大きいので、隙間のないジャストサイズのスリーブと比べるとカードの出し入れがしやすいです。このスリーブは実際に何度も使っていますが、中でカードがズレることがほぼありません。
また、ボードゲームには89×57㎜前後のカード(88×57㎜や89×58㎜など)もありますが、ホビーベース アメリカンサイズ・ハードならそれらのサイズでも収納可能です。
このスリーブに88×57㎜・88×58㎜・89×58㎜のカードを入れた写真は、別記事の『ホビーベース アメリカンサイズ・ハードの評価&レビュー』で確認できます。
②ウルトラプロ ボードゲームスリーブ スタンダードアメリカンサイズ
タイプ | ハード |
サイズ/厚み | 91×59.5㎜(実測) / 不明 |
枚数 | 50枚 |
製造 | 中国 |
強度 | 4.0 |
透明度 | 4.5 |
ぴったり感 | 4.0 |
- 折れや傷に強いハードスリーブ
- 透明度が高め
- スリーブの中でカードがズレにくい
ウルトラプロ ボードゲームスリーブ スタンダードアメリカンサイズは、トレカサプライの世界的メーカーであるウルトラプロから発売しているスリーブです。
スリーブサイズは、91×59.5㎜です。
スリーブの厚みは不明ですが、先ほど紹介したホビーベース アメリカンサイズ・ハードとほぼ同じ硬さなので、耐久性は高いです。また、ハードスリーブの中では特に透明度が高いのも良いところ。
実際に、ウルトラプロ ボードゲームスリーブ スタンダードアメリカンサイズに89×57㎜のカードを入れた写真がこちら。
アメリカンサイズのカードに対して縦2㎜・横2.5㎜大きいので、ちょうどいいサイズ感です。
このスリーブに87×57㎜・88×57㎜のカードを入れた写真は、別記事の『ウルトラプロ スタンダードアメリカンサイズスリーブの評価&レビュー』で確認できます。
③ぴったりスリーブ ユーロサイズ・透明厚口タイプ
タイプ | ハード |
サイズ/厚み | 92×60㎜ / 0.05㎜ |
枚数 | 100枚 |
製造 | 不明 |
強度 | 2.5 |
透明度 | 5.0 |
ぴったり感 | 4.0 |
- ハードタイプとソフトタイプの中間くらいの硬さ
- 透明度が特に高い
ぴったりスリーブ ユーロサイズ・厚口タイプのスリーブサイズは92×60㎜です。
スリーブの材質はOPPフィルム(延伸ポリプロピレン)で、ハリがあって透明度が高いのが特徴です。
スリーブの厚みは一般的なソフトタイプスリーブと同じ0.05㎜ですが、触った感じではハードタイプとソフトタイプの中間くらいの硬さ(硬すぎず柔らかすぎず)です。透明度については、今回紹介するスリーブの中ではトップクラスにクリアです。
一方で、スリーブ同士が若干滑りにくくて、すこしひっつく感じがします。
実際に、ぴったりスリーブ ユーロサイズ・厚口タイプにアメリカンサイズ(89×57㎜)のカードを入れた写真がこちら。
アメリカンサイズのカードに対して縦横ともに3㎜大きいので、カードを出し入れしやすい大きさです。
④Mayday Games プレミアムカードスリーブ USAキメラサイズ
タイプ | ハード |
サイズ/厚み(実寸) | 91×59.5㎜ / 0.09㎜ |
枚数 | 50枚 |
製造 | 中国 |
強度 | 2.5 |
透明度 | 4.5 |
ぴったり感 | 4.0 |
- ハードタイプとソフトタイプの中間くらいの硬さ
- 透明度が高め
Mayday Games プレミアムカードスリーブ USAキメラサイズは、多種多様なサイズのスリーブを販売しているMayday Gamesのスリーブです。
スリーブサイズを測ってみると、91×59.5㎜でした。
スリーブ強度は、ハードタイプとソフトタイプの中間くらいです。一般的なハードタイプ(厚み0.1㎜)よりも柔らかめなので、硬いスリーブが苦手な方には良いと思います。透明度については、ハードタイプの中ではかなりクリアな方です。
実際に、Mayday Games プレミアムカードスリーブ USAキメラサイズに91×59.5㎜のカードを入れた写真がこちら。
アメリカンサイズのカードに対して縦2㎜・横2.5㎜大きいので、ちょうどいいサイズ感です。
アメリカンサイズ(89×57mm)用の『ソフトスリーブ』
次に、アメリカンサイズ(89×57㎜)用のソフトスリーブを紹介します。
ソフトタイプのメリット&デメリットは以下の通りです。
ソフトタイプのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
値段が安い シャッフル時に角が当たっても痛くない | 折れ跡・傷跡が付きやすい くっつきやすくて、シャッフルしづらい カードがズレやすい |
ソフトスリーブはハードスリーブよりも安いのが魅力ですが、基本的にスリーブ強度が低く、ハードタイプよりもシャッフルしにくいです。詳しくは、別記事の『ハードタイプとソフトタイプの違い(メリット・デメリット)』で解説しています。
⑤ホビーベース 両表面エンボスマットスリーブ ボードゲームサイズ・ソフト
タイプ | ソフト |
サイズ/厚み | 91×58.5mm / 0.05mm |
枚数 | 101枚 |
製造 | 日本 |
強度 | 1.5 |
透明度 | 1.0 |
ぴったり感 | 4.5 |
- スリーブの両面がエンボスマット仕様
- スリーブ同士がくっつきにくく、シャッフルしやすい
- 山札が崩れにくい
ホビーベース 両表面エンボスマットスリーブ ボードゲームサイズ・ソフトは、より快適に遊べるように工夫されたソフトタイプスリーブです。
スリーブサイズは、91×58.5㎜です。
このスリーブの特徴は、両面がエンボスマット仕様(凹凸のあるつや消し加工)になっているところ。
両面に凹凸があることで、「スリーブ同士がくっつきにくい」「山札が崩れにくい」のがメリットです。特にスリーブ同士がペタッとくっつくことがないので、シャッフルがとてもしやすいです!
また、マット仕様にもなっているので、通常のソフトタイプよりも感触がさらっとしていて触り心地が良いです。
一方で、エンボスマット加工のデメリットは、透明度が低いところ。
両表面エンボスマットスリーブと通常のソフトタイプスリーブを並べて比較してみました。
左側のエンボスマットスリーブの方がやや白っぽく、透明度が低いのが分かります。とはいえ、カードを挿入して密着させるとそれほどの差はないので、心配するほどではありません。
実際に、ホビーベース 両表面エンボスマットスリーブ ボードゲームサイズ・ソフトに89×57㎜のカードを入れたのがこちら。
アメリカンサイズのカードに対して縦2㎜・横1.5㎜大きいので、ぴったりサイズです。
まとめると、ホビーベース 両表面エンボスマットスリーブ ボードゲームサイズ・ソフトは、山札が崩れにくくてシャッフルもしやすいので、インナースリーブの中では特におすすめのスリーブです!比較すると透明度が低めですが、実際にカードを挿入するとそれほどの差はありません。
このスリーブに88×57㎜・89×57㎜のカードを入れた写真は、別記事の『ホビーベース 両表面エンボスマットスリーブ ボードゲームサイズ・ソフトの評価&レビュー』で確認できます。
⑥ホビーベース アメリカンサイズ・ソフト
タイプ | ソフト |
サイズ/厚み | 91×59㎜ / 0.05㎜ |
枚数 | 100枚 |
製造 | 日本 |
強度 | 1.5 |
透明度 | 4.5 |
ぴったり感 | 4.5 |
- スタンダードなソフトスリーブ
- 日本製で、サイズのバラつきがほとんどない
- 透明度が高い
- 92×59㎜にも装着可能
ホビーベース アメリカンサイズ・ソフトは、アメリカンサイズで定番のソフトタイプスリーブです。
スリーブサイズは91㎜×59㎜です。
ホビーベースのスリーブは、スリーブサイズのバラつきがほとんどないので安心して使えるのでおすすめです。
スリーブの厚みは0.05㎜なので、触った感じは柔らかいです。一方で、透明度はかなりクリアで、カードのイラストや文字がくっきり見えます。
実際に、ホビーベース アメリカンサイズ・ソフトに89×57㎜のカードを入れたのがこちら。
カードに対して縦横ともに2㎜大きいだけなので、ちょうどいいサイズ感です。
⑦Engamesスリーブ ブリッジサイズ
タイプ | ソフト |
サイズ/厚み | 90×59㎜/0.05㎜ |
枚数 | 100枚 |
製造 | 中国 |
強度 | 1.5 |
透明度 | 5.0 |
ぴったり感 | 4.5 |
- スタンダードなソフトスリーブ
- 透明度が高い
Engamesスリーブ ブリッジサイズは、日本のボードゲーム出版社のEngamesから発売しているスリーブです。
Engamesスリーブブリッジサイズの大きさは90×59㎜です。
スリーブの厚みが薄い(0.05㎜)ので、手触りはペラペラです。ただ、厚みが薄い分、透明度が高くてとてもクリアです。
実際に、Engamesスリーブ ブリッジサイズに90×59㎜のカードを入れたのがこちら。
アメリカンサイズのカードに対して縦1㎜・横2㎜大きいだけなので、ほぼジャストサイズの大きさです。
このスリーブに88×57㎜・88×58㎜・89×58㎜のカードを入れた写真は、別記事の『Engamesスリーブ ブリッジサイズの評価&レビュー』で確認できます。
⑧Mayday Games カードスリーブ USAキメラサイズ
タイプ | ソフト |
サイズ/厚み(実寸) | 91×59.5㎜/0.04㎜ |
枚数 | 100枚 |
製造 | 中国 |
強度 | 1.0 |
透明度 | 4.0 |
ぴったり感 | 4.0 |
Mayday Games カードスリーブ USAキメラサイズは、海外で様々なサイズのスリーブを販売しているMayday Gamesのソフトタイプスリーブです。
スリーブサイズを測ってみると、91×59.5㎜でした。
ただ、同じ種類の別の袋のスリーブを測ると、94×61㎜でした。経験上、Mayday Gamesのスリーブは他と比べると個体差が大きい印象です。
また、スリーブを触った感じでは、今回紹介しているソフトタイプスリーブの中でも特にペラペラでした。
実際に、Mayday Games カードスリーブ USAキメラサイズに89×57㎜のカードを入れたのがこちら。
アメリカンサイズのカードに対して縦2㎜・横2.5㎜大きいので、ちょうどいいサイズ感です。
【おすすめ】アメリカンサイズのおすすめスリーブ
最後に、今回紹介したスリーブの中で、個人的によく使っているおすすめのアメリカンサイズ用スリーブを紹介します。
おすすめのアメリカンサイズスリーブ
画像 | スリーブ名 | 強度 | 透明度 | ぴったり感 |
ホビーベース アメリカンサイズ・ハード 92×60㎜/50枚 【イチオシ】 | 4.0 | 2.5 | 4.0 | |
ホビーベース 両表面エンボスマットスリーブ ボードゲームサイズ・ソフト 91×58.5㎜ /101枚 | 1.5 | 1.0 | 4.5 |
ホビーベース アメリカンサイズ・ハードの良さはスリーブ強度で、今回紹介した中では一番硬くて折れや傷に強いです。耐久度を優先するならこのスリーブで間違いありません。
また、ソフトタイプでもいいという方は、ホビーベース 両表面エンボスマットスリーブ ボードゲームサイズ・ソフトがおすすめです。スリーブの両面に凹凸があるのが特徴で、「スリーブ同士がくっつきにくい」「山札が崩れにくい」のがとても遊びやすいです。シャッフル回数が多いゲームや山札やデッキの枚数が多いゲームに向いています。
以上が、アメリカンサイズ用のおすすめスリーブの徹底紹介でした。
個人的には先ほど紹介したスリーブがおすすめですが、スリーブによって「硬さ・くっつきにくさ・バラつき」などが微妙に違います。好みは人それぞれなので、毎回購入するスリーブを変えて自分に合うスリーブを探してみるのもいいと思います。
今回紹介したスリーブ
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▽スリーブの角を丸くできるコーナーカッター
▽ハードタイプとソフトタイプの違い