【ポケカサイズ】フルプロテクトスリーブを徹底レビュー
フルプロテクトスリーブは人気のトレカ保護ケースです。
ただ、フルプロテクトスリーブを使ったことがない人からすると、「スリーブなの?」「カードローダーやマグネットローダーとどっちがいいの?」という疑問を持つ人も多いようです。
そこで今回は、TCGフルプロテクトスリーブ レギュラーサイズを徹底レビューします。
実際に使って感じたメリット・デメリットを詳しく解説しているので、フルプロテクトスリーブが気になっている方はぜひチェックしてみてください。
フルプロテクトスリーブの基本情報
フルプロテクトスリーブは全部で4種類あります。
フルプロテクトスリーブの種類
画像 | 収納可能サイズ |
レギュラーサイズ(Rサイズ) | 66×92㎜ |
スモールサイズ(Sサイズ) | 63×90㎜ |
アーケードサイズ(ACサイズ) | 61×85㎜ |
ダブルサイズ(Wサイズ) | 66×92㎜が2枚分入る |
この4種類のうち、ポケカやMTG、デュエマ、ワンピースカードゲームなどに対応しているサイズが『TCGフルプロテクトスリーブ レギュラーサイズ』です。(Wサイズは1個で2枚収納できるタイプ)
レギュラーサイズ
メーカー | 河島製作所 |
---|---|
素材 | ポリカーボネート |
UVカット | ○※85%カット |
製造 | 日本 |
TCGフルプロテクトスリーブの入り数は、3枚入りです。
1枚のフルプロテクトスリーブは、カバーとトレーで構成されています。
カードをセットする時は、トレー側にカードをのせます。
カバーを上から被せて、カチッと音がなったら、セット完了です。
このように、一般的なスリーブのイメージとは違い、保護ケースと言った方が実物に近いものです。
フルプロテクトスリーブのレビュー
TCGフルプロテクトスリーブ レギュラーサイズについて、下記の点をレビューします。
- サイズ
- スリーブを付けた状態で入るか
- 透明度
- 保護力
- 収納のしやすさ
- 見栄えの良さ
- 開閉のしやすさ
- UVカット
①サイズ
まずは、TCGフルプロテクトスリーブ レギュラーサイズの外寸サイズと内寸サイズを計測しました。
- 内寸:66㎜×92㎜
- 外寸:71㎜×96㎜
パッケージに表記されているサイズと同じで、サイズのブレはありませんでした。
②スリーブを付けた状態の収納可否
次に、スリーブを付けた状態で収納できるかを確認します。
ポケカにインナースリーブ・公式スリーブ・キャラスリを付けた状態でも入るかを確認しました。
インナースリーブ(64×89㎜)
公式スリーブ(66×92㎜)
インナースリーブ(64×89㎜)を収納 | ○ 収納可 |
---|---|
公式スリーブ(66×92㎜)を収納 | ○ 収納可 |
キャラスリ(67×92㎜)を収納 | × 収納不可 |
上の画像の通り、インナースリーブだと横2㎜・縦3㎜の隙間がありますが、気になるほどではありません。
ポケカ公式スリーブだと全く隙間のないジャストサイズです。
ただ、67×92㎜サイズのキャラスリだと、トレーの枠からはみ出してしまい収納できませんでした。TCGの種類によっては、公式スリーブのサイズが67×92㎜のものもあるので注意しましょう。
③透明度
TCGフルプロテクトスリーブの透明度は、とてもクリアです。
透明度の高いアクリル製のマグネットローダーと比較しても、ほとんど差を感じませんでした。
このクリアさは、フルプロテクトスリーブの溝が0.7㎜と浅いので、スリーブなどを付けたトレカにピタッと密着するという点も大きな要因だと思います。
④保護力
TCGフルプロテクトスリーブの保護力を、カードローダーやマグネットローダーと比較すると以下のようになります。
カードローダー<フルプロテクトスリーブ<マグネットローダー
カードローダー(サイドローダー・トップローダー)と比べると、フルプロテクトスリーブには挿入口がないので、埃やゴミの侵入を防げるのが良いところです。
一方で、マグネットローダーと比べると、フルプロテクトスリーブは厚みが薄いです。カバーとトレイが薄いと、落下させた時などに割れてしまう可能性があります。トレカをガッチリ保護したい方は、耐久性の高いマグネットローダーを選びましょう。
⑤収納のしやすさ
一方で厚みが薄いことのメリットもあります。それは収納スペースを取らないことです。
フルプロテクトスリーブの厚みは3㎜で、一般的なマグネットローダーの厚みはだいたい7~10㎜ぐらいです。
実際に、フルプロテクトスリーブとマグネットローダーを6枚ずつ重ねて厚みを比較してみました。
上の画像の通り、フルプロテクトスリーブの厚みはマグネットローダーの半分以下です。
収納ケースにも6枚ずつ入れてみました。
フルプロテクトスリーブの方が収納ケースに保管できる枚数が圧倒的に多いです。
⑥見栄えの良さ
フルプロテクトスリーブとマグネットローダーをトレカスタンド(T-Stand トレカケースディスプレイ用スタンド2個セット)に立てて飾ってみました。
正面
側面
フルプロテクトスリーブは厚みが薄い分、重厚感や高級感がありません。
一方で、マグネットローダーの方が分厚くて高級感あるので、見栄えよく飾れます。
⑦開閉のしやすさ
フルプロテクトスリーブの使用感で一番気になったのは、開閉部分です。
カバーを取り外す時は、下の画像の矢印部分にそれぞれ指をかけて開きます。
左右あわせて4か所で留まっているので、1か所ずつゆっくり開けていきます。
ただ、これが結構開けづらい…(マグネットローダーに慣れているせいもあるかもしれませんが…)。
慣れてしまえば全く問題ないのですが、初めて使う場合は「どうやって開けるんだ…」と困る方もいると思います。
⑧UVカット
カードが日光や他の強い光源にさらされると、時間の経過とともに色褪せや退色が起こります。
フルプロテクトスリーブの素材には、カードを紫外線から保護するUVカット機能が備わっているので、カードの日焼け対策になります。
UVカット率は、パッケージに書いてある通り85%です。
ただ、UVカット機能があるからといって、カードを完全に退色から守ってくれるわけではありません。そのため、日が当たる場所に置くのはやめましょう。トレカを完璧に保護するためには、日光や強い光源が当たらない適切な保管場所を選ぶことが大事です。
飾りたい時はカードスタンドを使おう
フルプロテクトスリーブを飾りたい場合は、カードスタンドを使いましょう。
フルプロテクトスリーブを販売している河島製作所のカードスタンドは『T-Stand トレカケースディスプレイ用スタンド2個セット』です。
メーカー | 河島製作所 |
---|---|
入り数 | 2個 |
角度調整 | 5段階調整 |
T-Stand トレカケースディスプレイ用スタンドは、傾きの角度を5段階調整できるトレカスタンドです。
実際にフルプロテクトスリーブにポケカを入れて飾ったのがこちら。
T-Stand トレカケースディスプレイ用スタンド2個セットは、トレカスタンドの中でも、組み立てが超簡単&土台に安定感があり、さらに複数のスタンドを並べた時に角度をぴったりと合わせられるので、イチオシのトレカスタンドです。
詳しく知りたい方は『フルプロテクトスリーブ用スタンドT-Standのレビュー』の記事をご覧ください。
まとめ:フルプロテクトスリーブの評価
最後に、TCGフルプロテクトスリーブ レギュラーサイズのメリット&デメリットをまとめます。
メリット&デメリット
- ポケカ公式スリーブにジャストサイズ
- 透明度が高い
- 埃やゴミの侵入を防げる
- 厚みが薄いから収納ケースにたくさん入る
- UVブロック率85%
- カバーが開けづらい
- 重厚感や高級感はない
TCGフルプロテクトスリーブを使った印象は、カードローダーとマグネットローダーの中間のような保護ケースです。
サイドローダーやトップローダーと違って挿入口が開いていないので、ゴミや埃の侵入を防げるのが良いところです。また、マグネットローダーよりも厚みが薄いので、収納しやすいのもGOODです。
一方で、気になったのはカバーの開けにくさです。ただ、この点は慣れてコツを掴みさえすれば問題ありません。
飾る用としては重厚感や高級感がないので、見栄えの良さを気にする方はマグネットローダーやスクリューダウンを選びましょう。
マグネットローダーについては詳しく知りたい方は『マグネットローダーのおすすめランキング』の記事もチェックしてみてください。
最後に:OPP袋で保護するのがおすすめ!
フルプロテクトスリーブのまま保管していると、ローダー同士がぶつかったりすることで次第に表面の傷が増えていきます。
そこで、多くの人がやっているのが、フルプロテクトスリーブをOPP袋に入れることです。
フルプロテクトスリーブにぴったりのOPP袋は『OPP袋テープ付 75×100㎜』です。
このOPP袋に入れておけば、フルプロテクトスリーブの傷対策になるので、長い間良い状態を維持できます。OPP袋テープ付 75×100㎜は100枚入りなので、1袋買っておけば十分です。
詳しく知りたい方は『フルプロテクトスリーブにぴったりのOPP袋を徹底紹介』の記事をご覧ください。
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