【徹底レビュー】Pakesi スターカードカードファイル 12ポケット
Amazonのカードファイル売れ筋ランキングを見ていると、上位に「Pakesi」というブランドのファイルがちらほら。
聞いたことのないブランドなので販売業者を調べてみると、どうやら中国の企業のよう。
よく見ると、高品質トレカサプライで有名なアルティメットガードのカードバインダーとめちゃくちゃ似ているので、アルティメットガードに似せた劣化品か…と思いましたが、価格がお手頃なのでひとつ買ってみることに。
そこで今回は、Pakesi スターカードカードファイル 12ポケットを徹底紹介します。
記事中では、外寸サイズ・ポケットサイズだけでなく、メリット&デメリットや、アルティメットガードとの比較もしています。
聞いたことがないブランドで不安だな…と思っている方はぜひチェックしてみてください!
Pakesi スターカードカードファイル 12ポケットの基本情報
まずは、Pakesi スターカードカードファイル 12ポケットの基本情報をまとめました。
閉じた状態
開けた状態
商品名 | Pakesi スターカードカードファイル 12ポケット |
最大収納枚数 | 480枚 |
ポケットの配列 | 4列×3行 |
両面収納 or 片面収納 | 両面収納(片面で12枚・両面で24枚) |
ページ数 | 20ページ |
外寸サイズ※実寸 | 縦354㎜×横338㎜×厚み40㎜ |
ポケット内寸※実寸 | 97㎜×70㎜ |
重量 | 910g |
素材 | PU素材(合成皮革) |
開閉部分 | ジッパー式 |
カードの入れ方 | 横入れ |
カラーバリエーション | 5色 |
Pakesi 12ポケットファイルのサイズ
Pakesi スターカードカードファイル 12ポケットの外寸サイズを実際に測ってみました。
実寸では、縦354㎜×横338㎜でした。
12ポケットタイプはとにかく大きいので、棚に入れた時に9ポケットタイプバインダーなどよりも手前に飛び出します。
また、一般的な大きさのリュックやカバンには入らないことが多いので、持ち運びたい方は一回り小さいPakesi カードファイル9ポケットを選びましょう。
次に、厚みを測定すると40㎜でした。
同じ12ポケットタイプのアルティメットガード12ポケットバインダーと同じくらいの厚みです。
Pakesi 12ポケットファイルのデザイン・素材
次は、Pakesi スターカードカードファイル 12ポケットのデザイン&素材を紹介します。
表面・裏面ともにロゴなどが一切入っていないシンプルな見た目です。
表紙は、PU素材(合成皮革)です。レザーのような手触りなので、フェイクレザーとも呼ばれています。
表面は、縦横に線が走ったような加工になっています。
ザラザラした手触りで、手から滑り落ちにくくなっています。
ファイルの内側は、おそらくスウェード素材だと思います。
さらさらしていて、心地いい手触りです。
ちなみにデザインについては、Amazonのレビューを見ると「表と裏にドラゴンのロゴマークが入っていた」というコメントが複数ありました。表面には右下に、裏面には真ん中にあるようです。
僕が購入する前からこのようなコメントがありましたが、手元に届いたものはロゴなしでした。なぜ混在しているのか分かりませんが、シンプルな見た目が気に入っている方は注意しましょう。
Pakesi 12ポケットファイルの開閉部分
Pakesi スターカードカードファイル 12ポケットの開閉部分はジッパー式です。
スライダー(つまみ部分)は、ゴム製になっています。
ジッパー式の良いところは以下の3点です。
- ゴミや埃の侵入を防げる
- カードが落ちる心配がない
- 湿気によるダメージを受けづらい
まず1番のメリットは、ゴミや埃の侵入を防げること。通常のカードファイルだとリュックなどに入れて持ち運んでいるうちにポケットの口からゴミが入ってしまうことがありますが、ジッパー式ならゴミが入ることがありません。
また、チャックを閉じていればバインダーからカードが落ちることがないのも良いところ。通常のカードファイルを使っていると、カードがポロポロと落ちてしまった…という経験が一度はあると思います。カードを落としてしまうと、気づかずに踏んづけてカードにダメージが入ったり、最悪の場合は紛失することもあります。その点、ジッパー式ならカードを落とすことがないのでとても安心です。
また、梅雨時期は湿気によるダメージ(カードの湾曲・カビの発生)を防ぐこともできます。特に湿度が高いとカードが反ってしまいます。チャックを閉じたからといって完全に湿気を遮断できるわけではありませんが、それでもチャックがないファイルと比べると断然マシです。僕は梅雨前になると乾燥剤も一緒に入れてチャックを閉じています。
ちなみに、僕がいつも使っているのは『なんでも除湿シリカゲル』。20個に小分けされていて、効果が失われても電子レンジで加熱すれば再利用できるのが良いところ。梅雨前にはカードファイルやストレージボックス、デッキケースに入れています。
Pakesi 12ポケットファイルの収納枚数
Pakesi スターカードカードファイル 12ポケットのポケット配列は4列×3行で、1ページあたり12枚収納できるようになっています。
見開きで24枚ものカードが並ぶのは壮観です!
また、一般的なカードバインダーだと片面収納が多いですが、Pakesiのカードファイルは表面・裏面の両面にポケットがついています。
画像の通り、表面12枚・裏面12枚の計24枚収納できます。全部で20ページあるので、トータルで480枚入るという大容量タイプです。
ちなみに、片側のみからしか入れられないタイプだと、1ページあたりの収納枚数が半分になり、シートの裏面にはトレカの背面が並ぶことになります。1つのポケットにカードを2枚入れて、表からも裏からもトレカの表側が見れるようにする人もいますが、個人的には1つのポケットにカードを2枚入れるのはカードにダメージが入る可能性があるのであまりおすすめしません。
Pakesi 12ポケットファイルのポケット仕様
横入れタイプ
Pakesi スターカードカードファイル 12ポケットは、カードを横から入れるタイプです。
ちなみに下の画像のように、1列目と3列目は左に入れて、2列目と4列目は右に入れるようになっています。
横入れのメリットは以下の2つ。
- カードを出し入れしやすい
- スリーブ内にゴミが入りづらい
1つ目のメリットは、ポケットの口が大きいので出し入れしやすいこと。縦入れタイプだとポケットの口が狭いので取り出すときに手間取ることがありますが、横入れだと指が入りやすいのでスムーズに取り出せます。
2つ目のメリットは、スリーブ内にゴミが入りづらいこと。図で見た方が分かりやすいので、下の画像を見ながら解説します。
カードにスリーブをつけた状態で保管する方が多いと思いますが、縦入れタイプだとスリーブとポケットの口の方向が一致するとスリーブ内にゴミや埃が入りやすくなってしまいます。
一方で、横入れタイプなら、スリーブの口とポケットの口の向きが一致しません。上の画像のように、スリーブの口に蓋をする形になるので、スリーブ内にゴミや埃が入りづらくなります。
滑り落ちにくい凹凸加工
ポケット部分のシートは、カードが滑りづらい凹凸加工が施されています。
写真のように、シート上には丸い窪みが無数にあります。この凹凸加工により、ポケットからカードが滑り出ないようになっています。
Pakesi 12ポケットファイルの収納サイズ
Pakesi スターカードカードファイル 12ポケットのポケットサイズを紹介します。
また、レギュラーサイズ・スモールサイズのカードを多重スリーブにした状態で収納できるのかも検証します。
ポケットサイズ
Pakesi スターカードカードファイル 12ポケットのポケットサイズを測ると97㎜×70㎜でした。
他のカードファイルと比べると、かなり余裕のあるポケットサイズです。
この大きさなら、オーバースリーブを付けた状態でも問題なく収納できます。
レギュラーサイズ(多重スリーブ)を入れる
まずは、レギュラーサイズ(88×63㎜)のカードをスリーブ無し・1重スリーブ・2重スリーブ・3重スリーブ状態で収納してみます。
以下のTCGは全てレギュラーサイズ(スタンダードサイズ)です。
ポケモンカードゲーム / MTG / デュエルマスターズ /Shadowverse EVOLVE / Reバース for you / デジモンカードゲーム / ヴァイスシュヴァルツ / WIXOSS など。
今回はレギュラーサイズ(88×63㎜)のポケカを使って、スリーブ有り無しでの収納感をチェックしてみます。
スリーブ無し(88×63㎜)
1重スリーブ(89×64㎜)
2重スリーブ(91×66㎜)
3重スリーブ(93×68.5㎜)
カードとポケットの隙間を見ると分かる通り、レギュラーサイズならスリーブ無し・1重スリーブ・2重スリーブ状態でも余裕で入ります。
3重スリーブ状態だとちょうどジャストサイズです。入れる時にちょっとひっかかることがあるけど、入れづらいというほどではありません。ただ、スリーブサイズが93×68.5㎜よりも大きいと入れるのが難しくなるので注意してください。
レギュラーサイズの多重スリーブ構成については『ポケカにおすすめの2重・3重スリーブ構成』で詳しく解説しています。レギュラーサイズのスリーブで迷っている方は参考にしてみてください。
スモールサイズ(多重スリーブ)を入れる
次に、スモールサイズ(86×59㎜)のカードをスリーブ無し・1重スリーブ・2重スリーブ・3重スリーブ状態で収納してみます。
以下のTCGは全てスモールサイズ(ミニサイズ)です。
遊戯王OCG / 遊戯王ラッシュデュエル / ヴァンガード / バトルスピリッツ など。
今回はスモールサイズ(86×59㎜)の遊戯王を使って、スリーブ有り無しでの収納感をチェックしてみます。
スリーブ無し(86×59㎜)
1重スリーブ(87×60㎜)
2重スリーブ(89×62㎜)
3重スリーブ(91.5×65㎜)
写真の通り、スモールサイズなら3重スリーブでも余裕で入ります。
逆に「スリーブ無しだと隙間がありすぎて心配…」という方もいるかもしれませんが、カードがポロポロ落ちるといったことはないので大丈夫です。
ちなみに、スモールサイズの多重スリーブ構成については『遊戯王におすすめの2重・3重スリーブ構成』で詳しく解説しています。スモールサイズのスリーブで迷っている方は参考にしてみてください。
Pakesiスターカードファイルの種類
Pakesiスターカードカードファイルのカラーバリエーションと異なるサイズの種類を紹介します。
12ポケットタイプのカラーバリエーション
Pakesi スターカードカードファイルのカラーバリエーションは、全部で5種類です。
《カラーバリエーション》
イエロー / ブラック / ブルー / レッド / 水色
僕が購入したのはイエローです!
サイズは3種類
Pakesi スターカードカードファイルには、4ポケット・9ポケット・12ポケットの3種類があります。
種類 | 収納量 | ポケット配列 |
Pakesi カードファイル 4ポケット | 160枚 | 2列×2行 |
Pakesi カードファイル 9ポケット | 360枚 | 3列×3行 |
Pakesi カードファイル 12ポケット | 480枚 | 4列×3行 |
どのサイズも全て20ページ構成で、基本的な違いはサイズと収納枚数だけです。
サイズで迷う方は、以下を参考にしてみてください。
- 4ポケット…持ち運び用
- 9ポケット…保管用兼持ち運び用
- 12ポケット…大量のカードのコレクション用
▽4ポケットタイプ
▽9ポケットタイプ
アルティメットガードバインダーとの比較
Pakesiのカードファイルは、高品質トレカサプライで有名なアルティメットガード(Ultimate Guard)のバインダーと見た目がほとんど同じです。
アルティメットガード12ポケットバインダーとPakesi12ポケットカードファイルを並べた写真がこちら。
見た目だけでなく、ジッパー式・ポケットサイズ・横入れタイプ・収納枚数などあらゆる点がほぼ同じなので、おそらくアルティメットガードを強く意識して作っているのだと思います。
唯一分かりやすい違いは、表紙の加工です。
Pakesiの素材は合成皮革(フェイクレザー)で、上下に線が走っているような加工です。
アルティメットガードは独自のXENOSKIN素材を使用していて、四角が並んだような加工になっています。Pakesiよりもザラザラ感が強くて、滑りにくいです。個人的には、アルティメットガードの方が手触りが好みです。
ここで、両者の性能を一覧表にして比較してみました。保護能力やカードの落ちにくさなどの項目は、実際に使ってみた個人的評価です。
ガード | アルティメットPakesi | |
画像 | ||
収納タイプ | 両面収納 | 両面収納 |
収納枚数 | 480枚 | 480枚 |
開閉部分 | ジッパー式 | ジッパー式 |
ポケットの向き | 横入れ | 横入れ |
ポケットサイズ | 70×97㎜ | 70×97㎜ |
カラー | 6色 | 5色 |
保護能力 | ||
カードの 落ちにくさ | ||
シートの強度 | ||
持ち運びやすさ | ||
デザイン |
上の通り、特徴はほとんど同じです。
正直なところ、購入前はアルティメットガードに似せた劣化品かと怪しんでいましたが、実際に使ってみるとアルティメットガードと同じくらい高品質なバインダーでした。
アルティメットガードは有名なブランドですが、海外メーカーなので入手しづらかったり、他と比べて価格が高かったりしますが、PakesiのカードファイルはAmazonなどの通販サイトでお手頃な価格で入手できます。
個人的にはアルティメットガード製品を気にいって愛用していますが、できるだけ安く12ポケットバインダーを手に入れたい方にはこちらをおすすめします!
アルティメットガードバインダーについて詳しく知りたい方は『Ultimate Guard 12ポケットバインダーを徹底レビュー』の記事をご覧ください。
Pakesi スターカードカードファイル 12ポケットのメリット・デメリット
最後に、Pakesi スターカードカードファイル 12ポケットのメリット・デメリットをまとめました。
Pakesiスターカードカードファイルを実際に使って感じたメリット&デメリットがこちら。
良い点 | 微妙な点 |
---|---|
480枚も収納できる大容量タイプ 見開きで24枚並ぶので、カードが見やすい ジッパー式なので、カードが落ちない 1シートに両面収納できる 横入れタイプだからスリーブの口からゴミが入りづらい 3重スリーブでも収納可能 | 大きいから持ち運びには不向き 棚に保管すると1冊だけ飛び出す ドラゴンのロゴ入りのものがある(?) |
メリットについては記事中に詳しく書いているので割愛します。
デメリットは、持ち運びしづらいこと。A4サイズのカードファイルならリュックに入れて気軽に持ち運びできますが、Pakesi スターカードカードファイル 12ポケットはめちゃくちゃ大きいのでまずリュックには入りません…。持ち運び用として使うなら9ポケットタイプや4ポケットタイプを選びましょう。
また、気になるのは、Amazon等のレビューを見ると、「ドラゴンのロゴマークが入っているものが届いた」という人がいること。何のロゴも入っていないシンプルな見た目を気に入っている方は注意してください。
最後に:お手頃価格の12ポケットファイル
以上が、Pakesi スターカードカードファイル 12ポケットの徹底レビューでした。
見開きで24枚ものカードが並ぶのは壮観なので、コレクション用にぴったりのカードファイルです!
最初は無名のブランドで、販売会社が中国だったので、アルティメットガードに似せた劣化品かも…と思いましたが、実物を使ってみるとアルティメットガードに負けず劣らずの高品質なカードファイルでした。
信頼できるブランドならアルティメットガードですが、「12ポケットファイルを安く手に入れたい」という方にはPakesiスターカードカードファイル12ポケットがおすすめです。
また、その他のトレカファイルも検討したい方は、トレカファイルのおすすめランキング(4・9・12ポケット)の記事で様々なトレカファイルを詳しく解説しているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
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