【レビュー】Ultimate Guard 4ポケットバインダー(両面8ポケット)
今回は、コンパクトで高品質な4ポケットタイプの『アルティメットガード4ポケットバインダー(Ultimate Guard QuadRow 8-pocket ZipFolio XenoSkin)』を徹底レビューします。
4ポケットタイプにしては価格が高めですが、ジッパー付き・両面ポケット・横入れタイプ・ダメージに強い素材などトレカを守るための機能が充実しています。
小さめのリュックやカバンに入るコンパクトサイズなので、持ち運び用のファイルを探している方には一番におすすめできるカードファイルです!
アルティメットガード4ポケットバインダーの基本情報
まずは、アルティメットガード4ポケットバインダー(Ultimate Guard QuadRow 8-pocket ZipFolio XenoSkin)の基本情報をまとめました。
閉じた状態
開けた状態
商品名 | Ultimate Guard QuadRow 8-pocket ZipFolio XenoSkin |
最大収納枚数 | 160枚 |
ポケットの配列 | 2列×2行 |
両面収納 or 片面収納 | 両面収納 (片面4枚・両面8枚) |
ページ数 | 20ページ |
外寸サイズ※実寸 | 縦247㎜×横188㎜×43㎜ |
ポケット内寸※実寸 | 97㎜×70㎜ |
重量 | 347g |
素材 | XenoSkin素材 |
開閉部分 | ジッパー式 |
カードの入れ方 | 横入れ |
カラーバリエーション | 6色 |
4ポケットバインダーのサイズ
アルティメットガード4ポケットバインダーのサイズと厚みを実際に測ってみました。
外寸サイズは、縦247㎜×横188㎜でした。
公式情報の縦246㎜×横190㎜とほぼ同じサイズでした。
4ポケットバインダーの厚みを測ったら43㎜でした。
また、アルティメットガードバインダーシリーズの別サイズ(9ポケット・12ポケット)とも比較してみました。
4ポケットバインダーはアルティメットガードバインダーの中で最も小さいサイズだけあってコンパクトです。写真の通り、9ポケットバインダーと比べるとだいたい半分くらいの大きさです。
9ポケットバインダーも標準サイズのリュックに入れて持ち運ぶことができますが、4ポケットなら小さめのリュックやカバンに入れても持ち運べるのが良いところです!
4ポケットバインダーのデザイン
次に、アルティメットガード4ポケットバインダーのデザインを紹介します。
表紙の左下には「ULTIMATE GUARD」という文字が刻印されています。
また、裏表紙の左下には「ZIPFOLIO 480 8-POCKET-XENOSKIN」という商品名が刻印されています。
どちらも文字を小さくして、目立たないようにしてあるのがオシャレです!
バインダーの背表紙部分は、下の写真のようになっています。
表紙と裏表紙と背表紙が丁寧に縫われていて、しっかりとした作りになっています。
バインダーの内側は、黒色のナイロン生地になっています。
4ポケットバインダーの素材
表紙はXENOSKIN素材
アルティメットガード4ポケットバインダーの表紙は、Xenoskin素材です。
XENOSKINといえば、アルティメットガードのデッキケースにも使われている素材で、印象としては「硬い合皮調」といった感じです。触ると見た目以上に硬くて、とても頑丈です。
僕が今使っているXENOSKIN素材のデッキケースは購入してから2年ほど経ちましたが、いまだに表面に傷や凹みなどの跡がありません。ダメージに強い素材なので、カードバインダーも長く使えます。
シートは滑り落ちにくい凹凸加工
ポケット部分の黒色シートは、カードが滑り落ちにくくなる凹凸加工になっています。
写真のように、シート上には小さな丸い突起がたくさんあります。これにより、ポケットからカードがするっと落ちないようになっています。
4ポケットバインダーの開閉部分
アルティメットガード4ポケットバインダーの開閉部分はジッパー式です。
スライダー(つまみ部分)は、やわらかいゴム製でつまみやすいです。
実際に僕が感じたジッパー式のメリットは以下の3点です。
- ゴミや埃の侵入を防げる
- カードが落ちる心配がない
- 湿気によるダメージを受けづらい
まず1つ目のメリットは、ゴミや埃の侵入を防げること。一般的なカードファイルだとカバンに入れて持ち運んでいるうちにポケットの口からゴミが入ってしまうことがありますが、ジッパーを閉じていればゴミが入ることがありません。
2つ目のメリットは、カードが落ちる心配がないこと。安物のカードファイルを使っていると、ふとした拍子に「カードが落ちてしまった…」という経験が一度はあると思います。カードを落としてしまうと、気づかずに踏んでしまったり、最悪の場合は失くしてしまうかもしれません。その点、ジッパーをしていれば絶対にカードを落とすことがないので安心です。
3つ目のメリットは、湿気によるダメージ(カードの湾曲・カビの発生)を防げること。特に湿度が高い梅雨時期だとカードが吸湿して反ってしまうことがあります。チャックを閉じたからといって完全に湿気を遮断できるわけではありませんが、それでもチャックがないファイルと比べると断然マシです。
僕の部屋は梅雨時期になると湿度が70~80%まで上がるので、梅雨前になると乾燥剤も一緒に入れてチャックを閉じています。
ちなみに、僕がいつも使っているのは『なんでも除湿シリカゲル』。20個に小分けされていて、効果が失われても電子レンジで加熱すれば再利用できるのが良いところ。バインダーだけでなく、ストレージボックスやデッキケースにも1個ずつ入れています。
4ポケットバインダーの収納枚数
アルティメットガード4ポケットバインダーのポケット配列は2列×2行で、片面で4枚収納できます。
また、一般的なカードファイルだとシートの片側のみからしか入れられないタイプが多いですが、アルティメットガードバインダーは表面・裏面の両面にポケットがついています。
画像の通り、表面4枚・裏面4枚の計8枚収納できます。全部で20ページあるので、トータルで160枚入ります。
片側のみからしか入れられないタイプだと、1ページあたりの収納枚数が半分になり、シートの裏面にはトレカの背面が並ぶことになります。1つのポケットにカードを2枚入れて、表からも裏からもトレカの表側が見れるようにする人もいますが、個人的には1つのポケットにカードを2枚入れるのはカードにダメージが入る可能性があるのであまりおすすめしません。
そのため、両面にポケットがあるアルティメットガードバインダーは収納枚数が多い&1枚1枚安全に保管できるので、カード保管の面でもおすすめです。
4ポケットバインダーへの収納方法
アルティメットガード4ポケットバインダーは、カードを横から入れるタイプ(サイドローディング)です。
ちなみに、カードを入れる方向は、左の列は左に向かって、右の列は右に向かって入れるようになっています。
横入れのメリットは以下の2つ。
- カードを出し入れしやすい
- スリーブ内にゴミが入りづらい
まずは、ポケットの口が大きいので出し入れしやすいこと。この点は説明不要だと思いますが、縦入れタイプよりも圧倒的に出し入れがスムーズにできます。
また、スリーブ内にゴミが入りづらいのも良いところ。図で見た方が分かりやすいので、下の画像を見ながら解説します。
※赤線がポケット、青線がスリーブ
カードにスリーブをつけた状態で保管する方が多いと思いますが、縦入れタイプだとスリーブとポケットの口の方向が一致するとスリーブ内にゴミや埃が入りやすくなってしまいます。
一方で、横入れタイプなら、スリーブの口とポケットの口の向きが一致しません。上の画像のように、スリーブの口に蓋をする形になるので、スリーブ内にゴミや埃が入りづらくなります。
そもそもジッパー式でゴミが侵入しづらい上にさらにカードとゴミの接触を防げるので、カードを良い状態に保つという点においては最高レベルのバインダーです!
4ポケットバインダーの収納サイズ
アルティメットガード4ポケットバインダーのポケットサイズを紹介します。
また、レギュラーサイズ・スモールサイズのカードを多重スリーブにした状態で収納できるのかも検証します。
ポケットサイズ
アルティメットガード4ポケットバインダーのポケットサイズを測ると97㎜×70㎜でした。
他のカードファイルと比べると、かなり余裕のあるポケットサイズです。
この大きさなら、アウタースリーブを付けた状態でも問題なく収納できます。
レギュラーサイズ(多重スリーブ)を入れる
まずは、レギュラーサイズ(88×63㎜)のカードをスリーブ無し・1重スリーブ・2重スリーブ・3重スリーブ状態で収納してみます。
以下のTCGは全てレギュラーサイズ(スタンダードサイズ)です。
MTG / デュエルマスターズ / ポケモンカードゲーム / Reバース for you / デジモンカードゲーム / Shadowverse EVOLVE / ヴァイスシュヴァルツ / WIXOSS など。
今回はレギュラーサイズ(88×63㎜)のポケモンカードゲームを使って、スリーブ有り無しでの収納感をチェックしてみます。
スリーブ無し(88×63㎜)
1重スリーブ(89×64㎜)
2重スリーブ(91×66㎜)
3重スリーブ(93×68.5㎜)
カードとポケットの隙間を見ると分かる通り、レギュラーサイズならスリーブ無し・1重スリーブ・2重スリーブ状態でも余裕で入ります。
3重スリーブ状態だとちょうどジャストサイズです。入れる時にちょっとひっかかることがあるけど、入れづらいというほどではありません。ただ、スリーブサイズが93×68.5㎜よりも大きいと入れるのが難しくなるので注意してください。
レギュラーサイズの多重スリーブ構成については『ポケカにおすすめの2重・3重スリーブ構成』で詳しく解説しています。レギュラーサイズのスリーブで迷っている方は参考にしてみてください。
スモールサイズ(多重スリーブ)を入れる
次に、スモールサイズ(86×59㎜)のカードをスリーブ無し・1重スリーブ・2重スリーブ・3重スリーブ状態で収納してみます。
以下のTCGは全てスモールサイズ(ミニサイズ)です。
遊戯王OCG / 遊戯王ラッシュデュエル / バトルスピリッツ / ヴァンガード など。
今回はスモールサイズ(86×59㎜)の遊戯王を使って、スリーブ有り無しでの収納感をチェックしてみます。
スリーブ無し(86×59㎜)
1重スリーブ(87×60㎜)
2重スリーブ(89×62㎜)
3重スリーブ(91.5×65㎜)
写真の通り、スモールサイズなら3重スリーブでも余裕で入ります。
逆に「スリーブ無しだと隙間がありすぎて心配…」という方もいるかもしれませんが、カードがポロポロ落ちるといったことはありません。
ちなみに、スモールサイズの多重スリーブ構成については『遊戯王におすすめの2重・3重スリーブ構成』で詳しく解説しています。スモールサイズのスリーブで迷っている方は参考にしてみてください。
4ポケットバインダーのカラー
僕が持っている4ポケットバインダーの色はホワイトですが、Ultimate Guard4ポケットバインダーには全部で6種類のカラーがあります。
《色の種類》
ブラック / ホワイト / パープル / レッド / ダークブルー / グリーン
他の9ポケットバインダーや12ポケットバインダーにはブルー・グレー・ペトロ―ルなどもありますが、4ポケットバインダーはこの6色展開になっています。
カラーバリエーションが豊富なので、自分好みの色を選びましょう!
Ultimate Guardバインダーのシリーズ
Ultimate Guardには、収納量の違うバインダーが全部で4種類あります。
種類 | 収納量 | ポケット配列 |
4ポケットバインダー | 160枚 | 2列×2行 |
8ポケットバインダー | 320枚 | 2列×4行 |
4ポケットバインダー | 360枚 | 3列×3行 |
12ポケットバインダー | 480枚 | 4列×3行 |
どのサイズも全て20ページ構成です。また、8ポケットバインダーだけカードの向きが違います(上の画像参照)。
僕は最初に12ポケットバインダーを手に入れて、品質や使い勝手がすごく良かったので、4ポケットverと9ポケットverを購入しました!
基本的な違いはサイズと収納枚数だけです。
サイズで迷う方は、以下を参考にしてみてください。
- 4ポケット…気軽に持ち運びたい方向け
- 8・9ポケット…保管用兼持ち運び用として使いたい方向け
- 12ポケット…大量のカードを保管したい方向け
今回紹介したアルティメットガード4ポケットバインダーはシリーズで最もコンパクトなので、気軽に持ち運べるのが良いところです!
保管用兼持ち運び用として使いたい方は、8ポケット・9ポケットがおすすめです。サイズがやや大きめですが、標準的な大きさのリュックなら入ります。
また、大量のカードのコレクション用としてなら、圧倒的な収納量の12ポケットバインダーがおすすめです!
9ポケットバインダーと12ポケットバインダーについて詳しく知りたい方は、各レビュー記事をチェックしてみてください。
Ultimate Guard 4ポケットバインダーのメリット・デメリット
最後に、Ultimate Guard4ポケットバインダーのメリット・デメリットをまとめました。
メリット
アルティメットガード4ポケットバインダーを実際に使ってみて感じたメリットがこちら。
- コンパクトだけど160枚収納できる
- 小さめのカバンに入れて持ち運びできる
- キズに強くて頑丈な素材
- ジッパー式なので、カードが落ちない
- 1シートに両面収納できる
- シートの凹凸加工でカードが滑り落ちにくい
- 横入れタイプだからカードを入れやすい
- 横入れタイプだからスリーブの口からゴミが入りづらい
- 3重スリーブでも収納可
メリットについては記事中に詳しく書いているので詳細はカットしますが、4ポケットバインダーの良いところは、コンパクトサイズだけど160枚収納できる・傷に強いXenoSkin素材・ジッパー式でカードが落ちる心配なし・カードの出し入れがしやすいなどです。
ウルトラプロやアクラスにも4ポケットのバインダーがありますが、アルティメットガードバインダーは断トツで高品質なカードファイルです!
デメリット
次に、アルティメットガード4ポケットバインダーのデメリット・微妙な点もまとめてみました。
- 4ポケットバインダーにしては価格が高い
他の4ポケットタイプと比較した時のデメリットは、価格が高いこと。
同じ4ポケットのファイルと比べると、アクラス 4ポケットカードアルバムは500円程度、ウルトラプロ イクリプス4ポケットプロバインダーは2,000円代。一方で、アルティメットガード4ポケットバインダーは3,500円程度とかなり高い価格設定です。
とはいえ、僕は価格に十分見合う性能だと思っています。ジッパー式・両面収納・横入れタイプ・ダメージに強い素材など、トレカファイルとして理想の性能を兼ね備えているからです。安物のファイルはこれらの要素を1つとして満たしていないものがほとんどです。
安さ重視の方にはおすすめできませんが、性能が良くて丈夫なファイル欲しいという方には一番におすすめできるファイルです!
最後に:持ち運び用ファイルの最高峰!
以上が、アルティメットガード4ポケットバインダー(Ultimate Guard QuadRow 8-pocket ZipFolio XenoSkin)の徹底紹介でした。
アルティメットガードバインダーシリーズの中では最もコンパクトで、持ち運びやすさではNo.1です。ジッパーが付いているので、リュックやカバンの中に入れてもゴミや埃が入る心配がありません。価格は高めですが、価格に見合うだけの十分の性能があるおすすめファイルです!
また、9ポケットタイプや12ポケットタイプも検討したい方は、トレカファイルのおすすめランキング(4・9・12ポケット)の記事でおすすめのファイルを詳しく解説しているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
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