【徹底評価】インナースリーブのおすすめランキング13選
インナースリーブはどれも同じようで、透明度・裂けにくさ・硬さなどが微妙に異なります。
ただ、比較しようにも、種類が多すぎるし、時間も費用もかかりすぎる…という人がほとんどだと思います。
そこで、今回はインナースリーブおすすめランキング13選を徹底紹介します。
実際にすべてのスリーブを比較して、透明度・硬さ・裂けにくさ・接着部分の処理・空気の抜けやすさを評価しています。また、全てのインナースリーブにトレカを入れた画像も載せているので、サイズ感も確認できます。
スタンダードサイズのおすすめ
ミニサイズのおすすめ
また、無地スリーブやオーバースリーブなども検討している方は『カードスリーブのおすすめランキング』の記事もご覧ください。
インナースリーブとは
インナースリーブとは、多重スリーブ時に最も内側にするスリーブのことです。
インナースリーブの役割は傷や濡れからカードを守る他にもいくつかのメリットがあります。
まずは、カードにゴミが接触するのを防げること。
インナースリーブを使わない場合はスリーブの挿入口からゴミや埃が入り込んでしまいますが、インナースリーブを使う場合にはインナースリーブを上から付けて別のスリーブを下から付けることで、スリーブの挿入口からゴミが入ったとしてもカードに接触しづらくなります。
詳細はこちら2重・3重スリーブの入れ方
また、多重スリーブ時に角が折れにくくなるというメリットもあります。
1重スリーブだとシャッフル時などに角折れしてしまうことがありますが、インナースリーブを付ければ角の厚みが増すので角折れしづらくなります。
以上のように、内側にインナースリーブを装着させることで、ゴミや埃の侵入を防ぐ&角折れに強くなるというメリットがあります。
インナースリーブのサイズ
一般的にインナースリーブのサイズは、トレカよりも縦横に1㎜ずつ大きいサイズです。
ポケカなどのスタンダードサイズ(63×88㎜)なら64×89㎜、遊戯王などのミニサイズ(59×86㎜)なら60×87㎜です。
64mm×89mm
60mm×87mm
スタンダードサイズ用・ミニサイズ用のインナースリーブにトレカ(ポケカ・遊戯王)を入れた画像がこちら。
上の写真の通り、カードに対して縦横に1㎜ずつ大きいだけなのでジャストサイズです。
また、このインナースリーブの大きさなら、2重目に無地スリーブやキャラスリを付けることができます。
インナー+無地スリ
無地スリーブのサイズは66×91㎜
無地スリーブのサイズは62×89㎜
インナースリーブの選び方
インナースリーブには、縦入れタイプ・横入れタイプ・両開きタイプの3種類があります。
カード挿入口の位置で、多重スリーブ時のメリット&デメリットが異なります。
各タイプのメリット&デメリット
タイプ | 多重スリーブ時のメリット&デメリット |
縦入れ | 〇ゴミがカードに接触しづらい △空気が抜けにくい |
横入れ | 〇空気が抜けやすい |
両開き | 〇空気が抜群に抜けやすい △ゴミがカードに接触しやすい |
2重・3重スリーブにする時に困るのが、スリーブ内に空気が溜まって膨らむこと。横入れタイプは挿入口が大きい&インナーの挿入口と2重目スリーブの挿入口が近いことで、縦入れタイプよりも空気抜きしやすいです。さらに、両サイドが開いている両開きタイプなら、空気抜きのしやすさは抜群です。(空気抜きのしやすさ⇒両開き>横入れ>縦入れ)
一方で、縦入れタイプはインナーの挿入口と2重目スリーブの挿入口が遠くなるので、横入れタイプや両開きタイプよりもゴミや埃が入りづらくなるのが良いところです。(ゴミの入りづらさ⇒縦入れ>横入れ>両開き)
縦入れ・横入れ・両開きタイプがどのような人に向いているのかをまとめました。
- 横入れ…空気の抜けやすさを重視する人向け
- 両開き…横入れタイプの空気の抜けやすさに不満がある人向け
- 縦入れ…ゴミの侵入をできるだけ防ぎたい人向け
個人的には、多重スリーブ時の空気の膨らみが一番ストレスなので、横入れタイプをおすすめします。(両開きもアリですが、僕は横入れタイプで十分です)
インナースリーブのおすすめランキング
インナースリーブのおすすめランキングを紹介します。
実際に各インナースリーブの「透明度・硬さ・裂けにくさ・接着部分の処理・空気の抜けやすさ」を評価しています。
検証方法については記事後半にまとめているので、気になる方はチェックしてみてください。
ランキングの一覧表
まずは、今回紹介するインナースリーブを一覧表でまとめました。
気になるスリーブがあれば、リンクから各スリーブの詳細に飛べます。
スクロールできます
画像 | スリーブ名 | 透明度 | 硬さ | 裂けにくさ | 接着部分の処理 | 空気の抜けやすさ |
【1位】おすすめ トレカスリーブジャストサイドイン | 5.0 | 2.0 | 5.0 | 4.0 | 4.0 | |
【2位】 カドまるスリーブ インナー 横入れタイプ | 3.5 | 1.0 | 2.0 | 3.5 | 4.5 | |
【3位】 TCGジャストスリーブ インナーソフト・ぴったりサイズ | 5.0 | 1.5 | 5.0 | 5.0 | 3.0 | |
【4位】透けない アルミインナースリーブ レギュラーサイズ | 4.5 | 2.5 | 3.5 | 3.5 | 3.0 | |
【5位】両開き トレカプロテクト 両開きヨコ入れジャストタイプ | 4.5 | 1.5 | 4.5 | 2.5 | 5.0 | |
画像 | スリーブ名 | 透明度 | 硬さ | 裂けにくさ | 接着部分の処理 | 空気の抜けやすさ |
【6位】 カードバリアー サイドイン パーフェクト | 5.0 | 1.0 | 4.0 | 4.5 | 4.0 | |
【7位】 TCGサイズ Wサイド・インナーハード | 2.5 | 5.0 | 4.5 | 3.0 | 5.0 | |
【8位】 カードバリアー パーフェクトハード | 3.0 | 5.0 | 4.0 | 4.5 | 3.0 | |
【9位】 カードバリアー100 パーフェクトサイズ | 5.0 | 1.5 | 3.5 | 5.0 | 3.0 | |
【10位】 トレカプロテクト 横入れジャストタイプ | 4.5 | 1.5 | 5.0 | 2.5 | 4.0 | |
画像 | スリーブ名 | 透明度 | 硬さ | 裂けにくさ | 接着部分の処理 | 空気の抜けやすさ |
【11位】 トレカスリーブ ジャストサイズ | 3.5 | 2.0 | 5.0 | 4.0 | 3.0 | |
【12位】 カドまるスリーブ インナー | 3.5 | 1.0 | 2.0 | 3.5 | 3.5 | |
【13位】 インナースリーブ レギュラーサイズ | 4.5 | 2.5 | 2.0 | 4.0 | 3.0 |
1位:アクラス トレカスリーブ ジャストサイドイン
発売元 | Aclass(アクラス) |
サイズ | 《スタンダード》64×89㎜ 《ミニサイズ》60×87㎜ |
厚み | 不明 |
枚数 | 100枚入り |
製造 | 日本 |
インナースリーブとしての評価
透明度 | 5.0 |
硬さ | 2.0 |
裂けにくさ | 5.0 |
接着部分の処理 | 4.0 |
空気の抜けやすさ | 4.0 |
- 横入れだから、空気が抜けやすい
- 透明度が高い
- 側面が裂けにくい
- 多重スリーブ時にカードがズレない
- 挿入口が大きいからカードを入れやすい
イチオシのインナースリーブは『アクラス トレカスリーブジャストサイドイン』です。
挿入方向は、ヨコ入れタイプです。
タテ入れタイプと比べて挿入口が大きいので、カードの出し入れがしやすいです。
また、多重スリーブ時の空気の抜けやすさは、タテ入れタイプと比べると、挿入口が大きい&インナーと2重目スリーブの挿入口が近いことで、空気が抜けやすいです。(分かりやすいように下の画像にまとめました↓)
透明度を比較してみると、インナースリーブではトップクラスのクリアさです。
側面の裂けづらさの検証では、定番のKMCパーフェクトサイズやカドまるスリーブよりも圧倒的に裂けづらかったです。
また、タテ入れスリーブの場合は、2重目スリーブに挿入する時に、インナースリーブからカードの頭が飛び出してしまうことがあります。下の写真のような状態です。
これは、2重目スリーブにいれる時に縦方向に力を加えるためです。特に、2重目スリーブの内寸がややキツめで、力を加えすぎた時に起こります。
その点、ヨコ入れタイプは縦方向に口が開いていないので、挿入時にカードのズレが起こりません。カードが飛び出してやり直すという手間がなくなるので、快適にスリーブの付け替えができます。
実際に、63×88㎜のカード(ウィクロス)と59×86㎜のカード(遊戯王)をスタンダードサイズ用・スモールサイズ用のスリーブに入れた写真がこちら。
上の写真の通り、スタンダードサイズ・ミニサイズのカードにジャストサイズです。
まとめると、アクラス トレカスリーブジャストサイドインは空気が抜けやすく、透明度が高くて、側面が裂けづらい優秀なインナースリーブです。
次に紹介する2位の『カドまるスリーブ横入れタイプ』もおすすめですが、カドがないことで外側のスリーブの角が折れやすいので、角折れが心配な方はこちらを選びましょう。
スタンダードサイズ用
ミニサイズ(遊戯王サイズ)用
2位:カドまるスリーブ インナー 横入れタイプ
発売元 | RLINE |
サイズ | 《スタンダード》64×89㎜ |
厚み | 0.05㎜ |
枚数 | 100枚入り |
製造 | 日本 |
インナースリーブとしての評価
透明度 | 3.5 |
硬さ | 1.0 |
裂けにくさ | 2.0 |
接着部分の処理 | 3.5 |
空気の抜けやすさ | 4.5 |
- 挿入口が大きいからカードを入れやすい
- 空気の通り道が3か所あるので、空気抜きが抜群にしやすい
- インナースリーブが角折れする心配がない
- 多重スリーブ時にカードがズレない
- 透明度がやや低い
- 側面が裂けやすい
- 柔らかい
- 2重目スリーブの角が折れやすい
次におすすめするインナースリーブは『カドまるスリーブ インナー 横入れタイプ』です。
カドまるの特徴は、角が丸くなっているところ。
角の形状は、3R(半径3ミリの円の4分の1の丸み)になっていて、トレカの角の丸みにジャストフィットします。
挿入方向は、横入れタイプです。
カード挿入口が大きいので、カードの出し入れがしやすいです。
カドまるスリーブ インナー 横入れタイプのメリットは、空気抜きしやすい・インナーの角が折れないところ。
縦入れタイプよりも挿入口が大きい&挿入口の反対側の角に穴が2か所あることで、多重スリーブ時の空気の抜けやすさが抜群です。
実際に、カドまる横入れタイプ20枚と一般的な縦入れインナースリーブ20枚に無地スリーブをつけて、上から数秒間手で押さえた後にデッキの厚みを比較しました。
写真の通り、同じカード枚数ですが、カドまる横入れタイプの方が明らかにデッキの高さが低くなっています。
カドまる横入れタイプを手で押すとスゥ~と空気が抜けていくのが分かりますが、縦入れスリーブを手で押すと中の空気に押し返される感覚があります。
また、角のあるインナースリーブの場合、2重目スリーブに挿入するときに角が折れてしまうことがあります。
その点、カドまるは角が丸くなっていることで、角折れする心配がないのも良いところです。
逆にデメリットはというと、透明度がやや低い・側面が裂けやすい・外側のスリーブの角が折れやすいところ。
様々なインナースリーブの側面を裂いて検証したところ、カドまるスリーブは一番裂けやすかったです。実際に、パッケージ裏面に「構造上裂けやすくなっている」と書かれています。ただ、裂けやすいことを理解して、カードを丁寧に入れるように意識していれば、カード挿入時に側面から裂けるようなことはありませんでした。
また、インナースリーブに角がないことで外側のスリーブの角が折れやすいという心配もあります。角折れについては、外側のスリーブの素材やシャッフルの仕方によっても変わりますが、普段から角折れしやすいという方は角があるタイプのスリーブを選ぶ方が無難です。
以上のように、カドまるスリーブ インナー 横入れタイプにはデメリットもありますが、それを上回る空気の抜けやすさが気に入っています。多重スリーブ時の空気の膨らみが気になる方はぜひ試してみてください。
3位:ホビーベース TCGジャストスリーブ インナーソフト・ぴったりサイズ
発売元 | ホビーベース |
サイズ | 《スタンダード》64×89㎜ 《ミニサイズ》60×87㎜ |
厚み | 0.05㎜ |
枚数 | 100枚入り |
製造 | 日本 |
インナースリーブとしての評価
透明度 | 5.0 |
硬さ | 1.5 |
裂けにくさ | 5.0 |
接着部分の処理 | 5.0 |
空気の抜けやすさ | 3.0 |
- 透明度が高い
- 側面が裂けにくい
- 接着部分の処理がキレイ
- 横入れタイプと比べると空気が抜けにくい
縦入れスリーブなら、ホビーベース TCGジャストスリーブ インナーソフト・ぴったりサイズがおすすめです。
先ほど紹介したアクラス トレカスリーブジャストサイドインと同じく、透明度の高さ&側面の裂けにくさが良いところです。
また、スリーブ側面の接着部分の処理も綺麗です。(下の比較画像を参照)
実際に、63×88㎜のカード(デュエマ)と59×86㎜のカード(遊戯王)をスタンダードサイズ用・スモールサイズ用のスリーブに入れた写真がこちら。
写真の通り、どちらのカードサイズにもジャストサイズです。
縦入れタイプと言えば、定番のKMC カードバリアー パーフェクトサイズ一択のように思っていた時期もありましたが、比較しながら使っていると、透明度・硬さ・接着部分の処理の綺麗さがほぼ同じでしたが、側面の裂けにくさはKMCよりもホビーベースの方が上でした。
縦入れタイプの中では一番におすすめするインナースリーブです。
スタンダードサイズ用
ミニサイズ(遊戯王サイズ)用
4位:ファンディール アルミインナースリーブ レギュラーサイズ
発売元 | Fun Deal |
サイズ | 《スタンダード》64×89㎜ 《ミニサイズ》87×60㎜ |
厚み | 不明 |
枚数 | 100枚入り |
製造 | 日本 |
インナースリーブとしての評価
透明度 | 4.5 |
硬さ | 2.5 |
裂けにくさ | 3.5 |
接着部分の処理 | 3.5 |
空気の抜けやすさ | 3.0 |
- カード裏面の透け防止になる
- キャラスリの発色が良くなる
- アルミ素材なので、インナースリーブの中ではコシがあって硬め
- 横入れタイプと比べると空気が抜けにくい
ファンディール アルミインナースリーブは、裏面がアルミ仕様になっているインナースリーブです。
アルミインナースリーブのメリットは、カード裏面の透け防止になるところ。
これについては見たほうが早いので、透けやすい明るい色の無地スリーブに「アルミインナースリーブ」と「通常のインナースリーブ」を付けて比較した写真がこちら。
右側の通常のインナースリーブを装着した方はカード裏面の文字が読めるくらい透けていますが、左側のアルミインナースリーブを装着した方は全く透けていません。
また、もう一つのメリットは発色が良くなること。
実際に、キャラスリに「アルミインナースリーブ」と「通常のインナースリーブ」を入れて比較してみました。
通常のインナースリーブだとカード裏面の色を拾って全体的に暗くなってしまいますが、アルミインナースリーブの方は全体的に明るくて、本来の色味に近くなります。
お気に入りのキャラスリを綺麗に見せたい方は、発色の良いアルミインナースリーブを使うのがおすすめです。
レギュラーサイズ用の大きさは64×89㎜なので、63×88㎜のカードにぴったりです。(画像はデュエマのカード)
レギュラーサイズ用
ミニサイズ(遊戯王サイズ)用
5位:アンサー トレカプロテクト 両開きヨコ入れジャストタイプ
発売元 | アンサー |
サイズ | 《レギュラーサイズ》64×89㎜ 《スモールサイズ》60×87㎜ |
厚み | 0.05㎜ |
枚数 | 100枚入り |
製造 | 日本 |
インナースリーブとしての評価
透明度 | 4.5 |
硬さ | 1.5 |
裂けにくさ | 4.5 |
接着部分の処理 | 2.5 |
空気の抜けやすさ | 5.0 |
- 両開きだから、空気が抜けやすい
- 接着部分の処理がやや粗い
アンサー トレカプロテクト 両開きヨコ入れジャストタイプは、両サイドが開いているインナースリーブです。下の赤線の部分からカードを入れられます。
スリーブの側面から見ると、下のように両側が開いています。
両開きのメリットは、何といっても圧倒的な空気の抜けやすさ。2重目スリーブを付けてデッキの膨らみを比較してみると、カドまるスリーブ横入れタイプよりも空気が抜けやすかったです。
スタンダードサイズのカード(デュエマ)にトレカプロテクト 両開きヨコ入れジャストタイプを付けた画像がこちら。
インナーだけだと左右のどちらかに飛び出してしまいそうで不安になりますが、上からぴったりのスリーブを付ければインナーからはみ出ることはありません。
実際に、2重目に無地スリーブ(66×91㎜)を付けた画像がこちら。
適切なサイズのスリーブを被せれば、インナースリーブからズレることはありませんでした。
両開きタイプはまだまだ普及していないので手を出すのに躊躇する方もいると思いますが、空気の抜けやすさは断トツです。多重スリーブ時の空気抜きが面倒という方におすすめです。
スタンダードサイズ用
ミニサイズ(遊戯王サイズ)用
6位:KMC カードバリアー サイドイン パーフェクト
発売元 | KMC |
サイズ | 《スタンダード》64×89㎜ |
厚み | 0.05㎜ |
枚数 | 100枚入り |
製造 | 日本 |
インナースリーブとしての評価
透明度 | 5.0 |
硬さ | 1.0 |
裂けにくさ | 4.0 |
接着部分の処理 | 4.5 |
空気の抜けやすさ | 4.0 |
- 横入れだから、空気が抜けやすい
- 透明度が高い
- 多重スリーブ時にカードがズレない
- 挿入口が大きいからカードを入れやすい
- 柔らかい
KMC カードバリアー サイドインパーフェクトは、定番インナースリーブのカードバリアーパーフェクトサイズの横入れverです。
品質的にはもっと上位でもおかしくないのですが、同じ横入れタイプのアクラス トレカスリーブジャストサイドインと比較すると、硬さと裂けにくさがアクラス製の方が上だったので、この順位にしています。特に硬さについては、インナースリーブの中では柔らかい方です。
縦入れタイプのカードバリアーパーフェクトサイズと比べると空気が抜けやすいので、カードバリアー パーフェクトサイズを愛用している方はこちらに乗り換えるのもアリです。
実際に、スタンダードサイズのカード(シャドウバースエボルヴ)をカードバリアー サイドインパーフェクトに入れた画像がこちら。
写真の通り、88×63㎜のトレカにジャストサイズです。
7位:ホビーベース TCGサイズ Wサイド・インナーハード
発売元 | ホビーベース |
サイズ | 《スタンダード》64.5×90㎜ 《ミニサイズ》60×88㎜ |
厚み | 0.1㎜ |
枚数 | 50枚入り |
製造 | 日本 |
インナースリーブとしての評価
透明度 | 2.5 |
硬さ | 5.0 |
裂けにくさ | 4.5 |
接着部分の処理 | 3.0 |
空気の抜けやすさ | 5.0 |
- 両開きだから、空気が抜けやすい
- 硬いから外側のスリーブが角折れしづらい
- 多重スリーブ時にカードがズレない
- 透明度が低め
- デッキが分厚くなる
ホビーベース TCGサイズ Wサイド・インナーハードは、両サイドが開いているハードスリーブです。
両開きなので、多重スリーブ時に横入れタイプよりも空気で膨らみづらいのが良いところ。
また、ハードタイプなので、ソフトタイプが多いインナースリーブの中では圧倒的に硬いです。そのため、2重目スリーブが角折れしづらくなるのもGOODです。
一方で、一般的なインナースリーブ(ソフトタイプ)の厚みは0.05㎜ですが、このハードスリーブの厚みは0.1㎜なので、デッキの厚みが分厚くなるのが微妙なところ。手が小さい人だとシャッフルしづらくなるので注意してください。
実際に、スタンダードサイズのカード(ヴァイスシュヴァルツ)にホビーベース TCGサイズ Wサイド・インナーハードを付けた画像がこちら。
一般的なインナースリーブよりも0.5~1.0㎜大きい「64.5×90㎜」サイズです。両開きなので、このままではカードがはみ出てしまうことがありますが、適切な大きさの2重目スリーブを付ければ問題ありません。
インナーをハードタイプにしてガッチリ保護しつつ、しっかり空気を抜けさせたい人向けのスリーブです。ただ、他のスリーブと比べると、若干入手しづらいのが難点です。
スタンダードサイズ用
8位:KMC カードバリアー パーフェクトハード
発売元 | KMC |
サイズ | 《スタンダード》64×89㎜ |
厚み | 0.1㎜ |
枚数 | 50枚入り |
製造 | 日本 |
インナースリーブとしての評価
透明度 | 3.0 |
硬さ | 5.0 |
裂けにくさ | 4.0 |
接着部分の処理 | 4.5 |
空気の抜けやすさ | 3.0 |
- 硬いから外側のスリーブが角折れしづらい
- 透明度が低め
- 横入れタイプと比べると空気が抜けにくい
- デッキが分厚くなる
- カードが出し入れしづらい
KMC カードバリアー パーフェクトハードは、ハードタイプのインナースリーブです。
特徴はハードタイプならではの硬さで、ソフトタイプの厚みの2倍あります。(ソフト0.05㎜、ハード0.1㎜)
インナースリーブにハードタイプを使うメリットは、スリーブの強度がアップすること。特に、外側のスリーブが角折れに強くなります。
一方で、デッキの厚みが増してしまうので、シャッフルしづらくなるのが微妙なところです。
また、サイズが一般的なインナースリーブと同じ64×89㎜ですが、ハードタイプの場合はスリーブに硬さがあるので、カードの出し入れが若干やりづらいです。雑に入れようとすると力が入って折れてしまうかもしれないので、慎重に入れる必要があります。
実際に、スタンダードサイズのカード(MTG)にKMC カードバリアー パーフェクトハードを付けた画像がこちら。
ジャストサイズのハードタイプなので入れる時にきつく感じますが、丁寧に入れれば写真の通り問題ありません。
9位:KMC カードバリアー100 パーフェクトサイズ
発売元 | KMC |
サイズ | 《スタンダード》64×89㎜ 《ミニサイズ》60×87㎜ |
厚み | 0.05㎜ |
枚数 | 100枚入り |
製造 | 日本 |
インナースリーブとしての評価
透明度 | 5.0 |
硬さ | 1.5 |
裂けにくさ | 3.5 |
接着部分の処理 | 5.0 |
空気の抜けやすさ | 3.0 |
- 透明度が高い
- 接着部分の処理がキレイ
- 横入れタイプと比べると空気が抜けにくい
TCGプレイヤーの中では定番中の定番のインナースリーブ『KMC カードバリアー100 パーフェクトサイズ』です。たいていどこの店舗にも置いてあるので、入手しやすさはナンバーワンです。
同じ縦入れタイプのホビーベース TCGジャストスリーブ インナーソフト・ぴったりサイズと比べると、透明度・硬さ・接着部分の処理の綺麗さは同等ですが、側面の裂けにくさについてはカードバリアーの方が裂けやすかったです。
実際に、スタンダードサイズのカード(デュエマ)をカードバリアー パーフェクトサイズに入れた画像がこちら。
画像の通り、88㎜×63㎜にジャストサイズです。
KMCカードバリアー パーフェクトサイズは決して悪くないインナースリーブですが、同じKMC製なら空気抜きしやすい『KMC カードバリアー サイドインパーフェクト』、タテ入れタイプなら『ホビーベース TCGジャストスリーブ インナーソフト・ぴったりサイズ』をおすすめします。
スタンダードサイズ用
ミニサイズ(遊戯王サイズ)用
10位:アンサー トレカプロテクト 横入れジャストタイプ
発売元 | アンサー |
サイズ | 《レギュラーサイズ》64×89㎜ 《スモールサイズ》60×87㎜ |
厚み | 0.05㎜ |
枚数 | 100枚入り |
製造 | 日本 |
インナースリーブとしての評価
透明度 | 4.5 |
硬さ | 1.5 |
裂けにくさ | 5.0 |
接着部分の処理 | 2.5 |
空気の抜けやすさ | 4.0 |
- 側面が裂けにくい
- 横入れだから、空気が抜けやすい
- 多重スリーブ時にカードがズレない
- 挿入口が大きいからカードを入れやすい
- 接着部分の処理がやや粗い
アンサーから発売しているトレカプロテクト 横入れジャストタイプです。
横入れタイプのアクラス トレカスリーブジャストサイドインとKMC カードバリアー サイドインパーフェクトと比較すると、アクラスとKMCよりも透明度が若干低いです。
硬さは「アクラス>アンサー>KMC」の順で、裂けにくさは「アクラス=アンサー>KMC」の順でした。一方で、接着部分の処理は他2つと比べて粗い印象です。
実際に、スタンダードサイズのカード(ワンピースカードゲーム)をアンサー トレカプロテクト 横入れジャストタイプに入れた画像がこちら。
個人的には、横入れタイプなら総合的にクオリティーが高い『アクラス トレカスリーブジャストサイドイン』をおすすめします。
スタンダードサイズ用
ミニサイズ(遊戯王サイズ)用
11位:アクラス トレカスリーブ ジャストサイズ
発売元 | KMC |
サイズ | 《スタンダード》64×89㎜ 《ミニサイズ》60×87㎜ |
厚み | 0.05㎜ |
枚数 | 100枚入り |
製造 | 日本 |
インナースリーブとしての評価
透明度 | 3.5 |
硬さ | 2.0 |
裂けにくさ | 5.0 |
接着部分の処理 | 4.0 |
空気の抜けやすさ | 3.0 |
- 側面が裂けにくい
- 透明度がやや低い
- 横入れタイプと比べると空気が抜けにくい
Aclassから発売している縦入れタイプのアクラス トレカスリーブ ジャストサイズです。
同じ縦入れタイプのホビーベース TCGジャストスリーブ インナーソフト・ぴったりサイズやKMC カードバリアー100 パーフェクトサイズと比べると、透明度が低く、接着部分の処理がやや粗いです。
一方で、KMCカードバリアーよりも若干硬さがあって、側面が裂けにくいです。
実際に、スタンダードサイズのカード(デジモンカードゲーム)をアクラス トレカスリーブ ジャストサイズに入れた画像がこちら。
このインナースリーブも決して悪くないスリーブですが、同じAclass製なら横入れタイプの『アクラス トレカスリーブジャストサイドイン』、縦入れタイプなら『ホビーベース TCGジャストスリーブ インナーソフト・ぴったりサイズ』をおすすめします。
スタンダードサイズ用
ミニサイズ(遊戯王サイズ)用
12位:カドまるスリーブ インナー
発売元 | RLINE |
サイズ | 《スタンダード》64×89㎜ 《ミニサイズ》60×87㎜ |
厚み | 0.05㎜ |
枚数 | 100枚入り |
製造 | 日本 |
インナースリーブとしての評価
透明度 | 3.5 |
硬さ | 1.0 |
裂けにくさ | 2.0 |
接着部分の処理 | 3.5 |
空気の抜けやすさ | 3.5 |
- 空気の通り道が3か所あるので、縦入れタイプにしては空気が抜けやすい
- インナースリーブが角折れする心配がない
- 透明度がやや低い
- 側面が裂けやすい
- 柔らかい
- 外側のスリーブが角折れしやすい
カドまるスリーブ インナーは、角が丸くなっているのが特徴の縦入れスリーブです。
下の画像のように、スタンダードサイズのカード(Reバース for you)の角の丸みにジャストフィットします。
挿入口と反対側の角2か所に穴があるので、縦入れタイプにしては空気が抜けやすいです。
ただ、カドまるスリーブ横入れタイプと比較すると、横入れタイプの方が挿入口が大きいので空気抜きしやすく、さらにカードを入れやすい&多重スリーブ時にカードがズレません。
ヨコ入れタイプの方が優秀なので、カドまるスリーブを検討している方にはカドまるスリーブ横入れタイプをおすすめします。
スタンダードサイズ用
ミニサイズ(遊戯王サイズ)用
13位:ファンディール インナースリーブ レギュラーサイズ
発売元 | Fun Deal(ファンディール) |
サイズ | 《スタンダード》64×89㎜ 《ミニサイズ》60×87㎜ |
厚み | 不明 |
枚数 | 100枚入り |
製造 | 日本 |
インナースリーブとしての評価
透明度 | 4.5 |
硬さ | 2.5 |
裂けにくさ | 2.0 |
接着部分の処理 | 4.0 |
空気の抜けやすさ | 3.0 |
- ソフトタイプの中では硬さがある方
- 側面が裂けやすい
- 横入れタイプと比べると空気が抜けにくい
Fun Dealから発売しているファンディール インナースリーブ レギュラーサイズです。
ホビーベースやKMCなどのソフトタイプスリーブと比べると(わずかな差ですが)若干硬いがあります。
一方で、微妙なところは側面の裂けやすさです。構造上裂けやすくなっているカドまるスリーブと同等の裂けやすさでした。
実際に、スタンダードサイズのカード(デュエマ)をファンディール インナースリーブ レギュラーサイズに入れた画像がこちら。
スタンダードサイズ用
ミニサイズ(遊戯王サイズ)用
インナースリーブの検証方法
インナースリーブの「透明度・硬さ・裂けにくさ・接着部分の処理・空気の抜けやすさ」を比較検証した方法を紹介します。
①透明度
カードの上にインナースリーブを4枚重ねて、イラストがどのくらい鮮明に見えるのかで判定しました。
写真だと違いが分かりづらいですが、検証している時の写真がこちら。
この方法で大きく3段階評価して、さらに同じグループの2種類を左右の手で持ち、スリーブ越しに遠くのものを見て、その鮮明さでより詳細に比較しました。
②硬さ
親指と人差し指でインナースリーブをつまむようにして持ち、もう片方の手で膨らんだ部分をトントンと叩くことで、スリーブの硬さを比較しました。(こうするとスリーブの硬さが分かりやすいです。側面・カドの硬さではありません)
③裂けにくさ
下の画像のように、インナースリーブの側面を引っ張って、裂けにくさをチェックしました。
側面の裂けにくさは個体差もあるので、各インナースリーブの両方の側面を3枚分引っ張って、1種類につき6回検証しています。
ちなみに、検証した後の画像がこちら。
④接着部分の処理
インナースリーブの側面・底面が綺麗にカット・接着できているのかをチェックしました。
主なチェックポイントは、「カット部分がけばけば(ザラザラ)していたり、歪んだりしていないか」「溶けた後が見られないか(スリーブは熱で溶かして接着している)」です。
例として、接着部分の処理が綺麗なものと、綺麗でないものがこちら。
接着部分が綺麗
接着部分が綺麗ではない
⑤空気の抜けやすさ
カード20枚に対して、インナースリーブと無地スリーブを装着します。デッキを上から数秒間手で押さえた後にデッキの厚みを比較しました。
最後に:自分に合うインナースリーブを選ぼう!
以上が、インナースリーブのおすすめランキングでした。
一番のおすすめは、空気が抜けやすく、透明度が高くて、側面が裂けづらい『アクラス トレカスリーブジャストサイドイン』です。
また、空気の膨らみが気になる方は、空気の通り道が3か所あって空気抜きが抜群にしやすい『カドまるスリーブ インナー 横入れタイプ』がおすすめです。
今回の記事がインナースリーブで迷っている方の参考になれば嬉しいです。
また、当サイトでは、様々なスリーブを徹底比較して評価しています。インナースリーブ以外も検討したい方は『カードスリーブのおすすめランキング』の記事も参考にしてみてください。
スタンダードサイズ用
ミニサイズ(遊戯王サイズ)用
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