【徹底レビュー】アルティメットガード9ポケットバインダー(両面18ポケット)
以前に、アルティメットガードの12ポケットバインダー(両面24ポケット)を使ってみたら、頑丈さやカード保護能力、見た目のシンプルさがすごく気に入ったので、「持ち運べる大きさもほしい」と思い、アルティメットガード9ポケットバインダー(両面18ポケット)も購入しました!
そこで今回は、アルティメットガード9ポケットバインダー(Ultimate Guard QuadRow 18-pocket ZipFolio XenoSkin)を徹底レビューします。
記事中では、実寸サイズ・各部位の詳細・収納サイズ(スリーブ有り無し検証)・メリット&デメリットなどを詳しく紹介しています。高品質な9ポケットファイルを探している方におすすめです!
今回紹介するバインダーは、片面で9ポケット・両面で18ポケットです。正式名称は「18ポケットバインダー」ですが、日本では片面のポケット数で呼ぶことが多いので、今回の記事では「9ポケット」と記載しています。
アルティメットガード9ポケットバインダーの基本情報
まずは、アルティメットガード9ポケットバインダー(Ultimate Guard QuadRow 18-pocket ZipFolio XenoSkin)の基本情報をまとめました。
閉じた状態
開けた状態
商品名 | Ultimate Guard QuadRow 18-pocket ZipFolio XenoSkin |
最大収納枚数 | 360枚 |
ポケットの配列 | 3列×3行 |
両面収納 or 片面収納 | 両面収納(片面9枚・両面で18枚) |
ページ数 | 20ページ |
外寸サイズ | ‐ |
ポケット内寸 | 97㎜×70㎜ |
重量 | 762g |
素材 | XenoSkin素材 |
開閉部分 | ジッパー式 |
カードの入れ方 | 横入れ |
カラーバリエーション | 6色 |
9ポケットバインダーのサイズ
アルティメットガード9ポケットバインダーのサイズと厚みを実際に測ってみました。
外寸サイズは、縦258㎜×横353㎜でした。
また、9ポケットバインダーの厚みを測ったら40㎜でした。
数字だけではサイズがよく分からないと思うので、同じ片面9ポケットのカードファイルと大きさを比較してみました。
左 | ウルトラプロ イクリプス プロバインダー9ポケット |
中央 | アルティメットガード9ポケットバインダー |
右 | アクラス 9ポケットカードアルバム |
どれも片面9ポケットタイプですが、アルティメットガードが一回り大きいのが分かります。僕は家に届いた時に9ポケットタイプにしては大きいので「注文ミスしたか…」と思いました。
とはいえ、標準的なリュックに入る大きさなので、持ち運ぶこともできます。
大容量タイプのアルティメットガード12ポケットバインダー(両面24ポケット)だとリュックに入らないので、9ポケットバインダーはたくさんのカードをファイルに入れて持ち運びたい方におすすめです!
9ポケットバインダーのデザイン
次に、アルティメットガード9ポケットバインダーのデザインを紹介します。
表紙の左下には「ULTIMATE GUARD」という文字が刻印されています。
また、裏表紙の左下には「ZIPFOLIO 480 18-POCKET-XENOSKIN」という商品名が刻印されています。
どちらも文字を小さくして、目立たないようにしてあるのがクールです!
バインダーの背表紙部分は、下の写真のようになっています。
表紙と裏表紙と背表紙が丁寧に縫われていて、しっかりとした作りになっています。
バインダーの内側は、黒色のナイロン生地になっています。
9ポケットバインダーの素材
表紙はXENOSKIN素材
アルティメットガード9ポケットバインダーの表紙は、Xenoskin素材です。
XENOSKINといえば、アルティメットガードのデッキケースにも使われている素材で、印象としては「硬い合皮調」といった感じです。触ると見た目以上に硬くて、とても頑丈です。
僕が今使っているXENOSKIN素材のデッキケースは購入してから2年ほど経ちましたが、いまだに表面に傷や凹みなどの跡がありません。ダメージに強い素材なので、カードバインダーも長く使えます。
シートは滑り落ちにくい凹凸加工
ポケット部分の黒色シートは、カードが滑り落ちにくくなる凹凸加工になっています。
写真のように、シート上には小さな丸い突起がたくさんあります。これにより、ポケットからカードがするっと落ちないようになっています。
9ポケットバインダーの開閉部分
アルティメットガード9ポケットバインダーの開閉部分はジッパー式です。
スライダー(つまみ部分)は、やわらかいゴム製でつまみやすいです。
実際に僕が感じたジッパー式のメリットは以下の3点です。
- ゴミや埃の侵入を防げる
- カードが落ちる心配がない
- 湿気によるダメージを受けづらい
まず1つ目のメリットは、ゴミや埃の侵入を防げること。通常のカードバインダーだとカバンやリュックに入れて持ち運んでいるうちにポケットの口からゴミが入ってしまうことがありますが、ジッパーを閉じていればゴミが入ることがありません。
2つ目のメリットは、カードが落ちる心配がないこと。通常のカードバインダーを使っていると、「カードがポロポロと落ちてしまった…」という経験が一度はあると思います。カードを落としてしまうと、気づかずに踏んづけてカードにダメージが入ったり、最悪の場合は失くしてしまうこともあります。その点、チャックをしっかりと閉じていれば絶対にカードを落とすことがないので安心です。
3つ目のメリットは、湿気によるダメージ(カードの湾曲・カビの発生)を防げること。特に湿度が高い梅雨時期だとカードが吸湿して反ってしまうことがあります。チャックを閉じたからといって完全に湿気を遮断できるわけではありませんが、それでもチャックがないファイルと比べると断然マシです。
僕の部屋は梅雨時期になると湿度が70~80%まで上がるので、梅雨前になると乾燥剤も一緒に入れてチャックを閉じています。
ちなみに、僕がいつも使っているのは『なんでも除湿シリカゲル』。20個に小分けされていて、効果が失われても電子レンジで加熱すれば再利用できるのが良いところ。バインダーだけでなく、ストレージボックスやデッキケースにも1個ずつ入れています。
9ポケットバインダーの収納枚数
アルティメットガード9ポケットバインダーのポケット配列は3列×3行で、1ページあたり9枚収納できるようになっています。
また、一般的なカードファイルだとシートの片側のみからしか入れられないタイプが多いですが、アルティメットガードバインダーは表面・裏面の両面にポケットがついています。
画像の通り、表面9枚・裏面9枚の計18枚収納できます。全部で20ページあるので、トータルで360枚入ります。
片側のみからしか入れられないタイプだと、1ページあたりの収納枚数が半分になり、シートの裏面にはトレカの背面が並ぶことになります。1つのポケットにカードを2枚入れて、表からも裏からもトレカの表側が見れるようにする人もいますが、個人的には1つのポケットにカードを2枚入れるのはカードにダメージが入る可能性があるのであまりおすすめしません。
そのため、両面にポケットがあるアルティメットガードバインダーは収納枚数が多い&1枚1枚安全に保管できるので、カード保管の面でもおすすめです。
9ポケットバインダーへの収納方法
アルティメットガード9ポケットバインダーは、カードを横から入れるタイプです。
ちなみに下の画像のように、1列目は左に入れて、2列目と3列目は右に入れるようになっています。
横入れのメリットは以下の2つ。
- カードを出し入れしやすい
- スリーブ内にゴミが入りづらい
まずは、ポケットの口が大きいので出し入れしやすいこと。この点は説明不要だと思いますが、縦入れタイプよりも圧倒的に出し入れがスムーズにできます。
また、スリーブ内にゴミが入りづらいのも良いところ。図で見た方が分かりやすいので、下の画像を見ながら解説します。
※赤線がポケット、青線がスリーブ
カードにスリーブをつけた状態で保管する方が多いと思いますが、縦入れタイプだとスリーブとポケットの口の方向が一致するとスリーブ内にゴミや埃が入りやすくなってしまいます。
一方で、横入れタイプなら、スリーブの口とポケットの口の向きが一致しません。上の画像のように、スリーブの口に蓋をする形になるので、スリーブ内にゴミや埃が入りづらくなります。
そもそもジッパー式でゴミが侵入しづらい上にさらにカードとゴミの接触を防げるので、カードを良い状態に保つという点においては最高レベルのバインダーです!
9ポケットバインダーの収納サイズ
アルティメットガード9ポケットバインダーのポケットサイズを紹介します。
また、レギュラーサイズ・スモールサイズのカードを多重スリーブにした状態で収納できるのかも検証します。
ポケットサイズ
アルティメットガード9ポケットバインダーのポケットサイズを測ると97㎜×70㎜でした。
他のカードファイルと比べると、かなり余裕のあるポケットサイズです。
この大きさなら、アウタースリーブを付けた状態でも問題なく収納できます。
レギュラーサイズ(多重スリーブ)を入れる
まずは、レギュラーサイズ(88×63㎜)のカードをスリーブ無し・1重スリーブ・2重スリーブ・3重スリーブ状態で収納してみます。
以下のTCGは全てレギュラーサイズ(スタンダードサイズ)です。
MTG / デュエルマスターズ / ポケモンカードゲーム / Reバース for you / デジモンカードゲーム / Shadowverse EVOLVE / ヴァイスシュヴァルツ / WIXOSS など。
今回はレギュラーサイズ(88×63㎜)のポケモンカードゲームを使って、スリーブ有り無しでの収納感をチェックしてみます。
スリーブ無し(88×63㎜)
1重スリーブ(89×64㎜)
2重スリーブ(91×66㎜)
3重スリーブ(93×68.5㎜)
カードとポケットの隙間を見ると分かる通り、レギュラーサイズならスリーブ無し・1重スリーブ・2重スリーブ状態でも余裕で入ります。
3重スリーブ状態だとちょうどジャストサイズです。入れる時にちょっとひっかかることがあるけど、入れづらいというほどではありません。ただ、スリーブサイズが93×68.5㎜よりも大きいと入れるのが難しくなるので注意してください。
レギュラーサイズの多重スリーブ構成については『ポケカにおすすめの2重・3重スリーブ構成』で詳しく解説しています。レギュラーサイズのスリーブで迷っている方は参考にしてみてください。
スモールサイズ(多重スリーブ)を入れる
次に、スモールサイズ(86×59㎜)のカードをスリーブ無し・1重スリーブ・2重スリーブ・3重スリーブ状態で収納してみます。
以下のTCGは全てスモールサイズ(ミニサイズ)です。
遊戯王OCG / 遊戯王ラッシュデュエル / バトルスピリッツ / ヴァンガード など。
今回はスモールサイズ(86×59㎜)の遊戯王を使って、スリーブ有り無しでの収納感をチェックしてみます。
スリーブ無し(86×59㎜)
1重スリーブ(87×60㎜)
2重スリーブ(89×62㎜)
3重スリーブ(91.5×65㎜)
写真の通り、スモールサイズなら3重スリーブでも余裕で入ります。
逆に「スリーブ無しだと隙間がありすぎて心配…」という方もいるかもしれませんが、カードがポロポロ落ちるといったことはありません。
ちなみに、スモールサイズの多重スリーブ構成については『遊戯王におすすめの2重・3重スリーブ構成』で詳しく解説しています。スモールサイズのスリーブで迷っている方は参考にしてみてください。
9ポケットバインダーのカラー
今回僕が紹介している9ポケットバインダーの色はレッドですが、Ultimate Guard9ポケットバインダーには全部で6種類のカラーがあります。
《色の種類》
ブラック / ブルー / グリーン / グリーン / レッド / ホワイト
他の4ポケットバインダーや12ポケットバインダーにはダークブルー・ペトロ―ル・パープルなどもありますが、9ポケットバインダーはこの6色展開になっています。
Ultimate Guardバインダーのシリーズ
Ultimate Guardには、収納量の違うバインダーが全部で4種類あります。
種類 | 収納量 | ポケット配列 |
4ポケットバインダー | 160枚 | 2列×2行 |
8ポケットバインダー | 320枚 | 2列×4行 |
9ポケットバインダー | 360枚 | 3列×3行 |
12ポケットバインダー | 480枚 | 4列×3行 |
どのサイズも全て20ページ構成です。また、8ポケットバインダーだけカードの向きが違います(上の画像参照)。
僕は最初に12ポケットバインダーを手に入れて、品質や使い勝手がすごく良かったので、9ポケットverと4ポケットverを購入しました!
基本的な違いはサイズと収納枚数だけです。
サイズで迷う方は、以下を参考にしてみてください。
- 4ポケット…気軽に持ち運びたい方向け
- 8・9ポケット…保管用兼持ち運び用として使いたい方向け
- 12ポケット…大量のカードを保管したい方向け
今回紹介したアルティメットガードバインダーは片面9ポケットタイプにしては大きめですが、保管用にも持ち運び用にも使えるのが良いところです。
4ポケットバインダーはコンパクトサイズなので持ち運び用に、12ポケットバインダーは大容量タイプなのでコレクション保管用におすすめです。
4ポケットバインダー・12ポケットバインダーについては別記事でレビューしているので、詳しく知りたい方はチェックしてみてください。
Ultimate Guard 9ポケットバインダーのメリット・デメリット
最後に、Ultimate Guard9ポケットバインダーの「メリット・デメリット」や「他社製品との比較」をまとめました。
メリット&デメリット
アルティメットガード9ポケットバインダーを実際に使ってみて感じたメリット&デメリットがこちら。
メリット | デメリット |
---|---|
360枚も収納できる 1シートに両面収納できる ジッパー式なので、カードが落ちない 傷に強い頑丈な素材 凹凸加工でカードが滑り落ちにくい 横入れだからカードを入れやすい 横入れだからスリーブの口からゴミが入りづらい 3重スリーブでも収納可 | 9ポケットタイプにしては大きい 価格が高め |
メリットについては記事中に詳しく書いているので詳細はカットしますが、強度の高いXENOSKIN素材・カードが落ちないジッパー式・両面収納・横入れタイプなどトレカバインダーにあるといい機能が全て揃っている完璧なトレカバインダーだと思います。
デメリットとしては、他の9ポケットバインダーと比べて大きめなことと価格が高めなことくらいです。
ちなみに、なぜサイズが大きいのかというと、ジッパー式になっているからです。「少しでも小さい方がいい」という方には微妙かもしれませんが、僕はカードを良い状態に保てるジッパー式の方がいいですし、大きめとは言ってもリュックに入れて持ち運べるサイズなのでそこまで気になりません。
他社製のシート固定式バインダーと比較
次に、他社製のシート固定式バインダー(9ポケットタイプ)と比較してみました。
比較するのは、写真左側のウルトラプロ9ポケットEclipseプロバインダーと、写真右側のアクラス9ポケットカードアルバムです。
表の「保護能力・カードの落ちにくさ・持ち運びやすさ・デザイン」は、実際に使ってみて感じた個人的な評価です。
アルティメット ガード | ウルトラプロ | アクラス | |
画像 | |||
収納タイプ | 両面収納 | 両面収納 | 片面収納 |
収納枚数 | 360枚 | 360枚 | 90枚 |
開閉部分 | ジッパー式 | ゴムバンド式 | なし |
ポケットの向き | 横入れ | 横入れ | 縦入れ |
ポケットサイズ | 70×97㎜ | 70×96㎜ | 67×92㎜ |
カラー | 6色 | 12色 | 1色 |
保護能力 | |||
カードの 落ちにくさ | |||
シートの強度 | |||
持ち運びやすさ | |||
デザイン |
この中でのイチオシは、やっぱりアルティメットガード9ポケットバインダーです。
ウルトラプロEclipseプロバインダーも収納枚数や両面収納・横入れタイプ・ポケットサイズなどはアルティメットガードとほぼ同じですが、大きく違うのはゴムバンドで留めるようになっている点。ジッパー式でなくてもいいという方には、アルティメットガードよりも安く手に入るのでおすすめです!
また、アクラス9ポケットカードアルバムはこれといった特徴がないスタンダードなファイルです。他と比較すると、収納枚数が少ないうえに、ポケットサイズが小さくて2重スリーブ状態のレギュラーサイズカードが入らないのがかなり微妙に感じました…。ただ、上の3種類の中では最もコンパクトなので、持ち運びやすさでは一番上です。
各ファイルの詳細についてはトレカバインダーのおすすめランキングでも紹介しているので、興味がある方はこちらもチェックしてみてください。
最後に:保管用にも持ち運び用にもなる万能サイズ
以上が、アルティメットガード9ポケットバインダー(Ultimate Guard QuadRow 18-pocket ZipFolio XenoSkin)の徹底紹介でした。
これまで様々な9ポケットファイルを使ってみましたが、アルティメットガードバインダーは断トツに高品質なカードファイルです!
アルティメットガード9ポケットバインダーの唯一のネックは9ポケットにしては大きいことですが、ジッパー式の安心感と引き換えだと思うと大したことではありません。それに、記事中に載せた写真の通り、標準的なリュックに入るので、個人的には全く問題ありません。
また、その他のカードファイルも検討したい方は、トレカファイルのおすすめランキング(4・9・12ポケット)の記事で様々なファイルを詳しく解説しているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
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