【徹底レビュー】やのまん コレクションカードバインダー9ポケット
この記事では、やのまん コレクションカードバインダー9ポケットを徹底レビューします。
このバインダーの特徴は「シートを追加できるリング式」「フラップ付きシート」「価格の安さ」です。
良いところだけでなく、微妙に感じた点も正直に書いているので、購入するか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
やのまん コレクションカードバインダー9ポケットの基本情報
まずは、やのまんコレクションカードバインダー9ポケットの基本情報をまとめました。
閉じた状態
開いた状態
商品名 | やのまん コレクションカードバインダー9ポケット |
バインダータイプ | シート追加式 |
外寸サイズ※実寸 | 縦310㎜×横256㎜×厚み38㎜ |
表紙の材質 | 紙製 |
リング | D型4リング(プラスチック製) |
カラーバリエーション | 1色 |
最大収納シート数 | ‐ |
付属シート | 9ポケット×6枚付き |
両面収納 or 片面収納 | 片面収納 |
ポケット内寸※実寸 | 67㎜×95㎜ |
カードの入れ方 | 縦入れ |
やのまんカードバインダーのサイズ
やのまんコレクションカードバインダー9ポケットの実寸サイズは、縦310㎜×横256㎜です。
やのまんカードバインダーの背幅を測ると38㎜でした。
この大きさなら、一般的なリュック・鞄に入れて持ち運べます。
また、他社製のリングタイプバインダーと厚みを比較してみました。③が今回紹介しているやのまんコレクションカードバインダーです。
① | ウルトラプロ コレクターズアルバム 3リング | 厚み76㎜ |
② | エポック トレーディングカードバインダー | 厚み60㎜ |
③ | やのまん コレクションカードバインダー9ポケット | 厚み38㎜ |
リング式バインダーの大容量タイプは①のウルトラプロ コレクターズアルバムや②のエポック トレーディングカードバインダーですが、これらと比べるとだいたい1/2~2/3くらいの大きさです。
持ち運び用としてなら、③のやのまんコレクションカードバインダーが向いています。
やのまんカードバインダーの材質
やのまんコレクションカードバインダー9ポケットの表紙は紙製です。
同じ紙製のカードバインダーでもツルツルなものもありますが、やのまんコレクションカードバインダーの手触りはザラザラしていて上質な感じがします。ただ、合皮製のバインダーと比べると強度は低めです。
また、表紙には英語で「TRADING CARD SUPPLY SERIES COLLECTION CARD BINDER NINE POCKETS」と銀文字で書いてあります。
やのまんカードバインダーのリング
やのまんコレクションカードバインダーはシートをプラスチック製リング4個で留めます。
以前は金属製でしたが、現在はプラスチック製に切り替わっています。プラスチック製だと強度が低く感じますし、安っぽく見えるので、個人的には金属製の方が好きです。
リングを開ける時は、指2本で2個のリングをつまむようにして内側に押すことで開けられます。
2個のリングを2回押さなければならないのが若干面倒です。
やのまんカードバインダーのシート
やのまんコレクションカードバインダーには、やのまん 9ポケットカードシートが6枚付いています。
カードが落ちないフラップ付きシート
やのまん9ポケットカードシートの魅力は、ポケットの口部分をカバーするフラップが付いていること。
フタの役割をする「フラップ」があるので、ファイルを逆さにしても絶対にカードが落ちませんし、上から埃やゴミが侵入しづらいです。
フラップ付きだと取り出すときが少し手間ですが、カードの状態をキレイに保ちたい方にはおすすめのシートです。
シートを追加したい場合は、別売りの『やのまん9ポケットカードシート(8枚入り)』を購入しましょう。僕は他のファイルにも使っています。
ポケット配列は3列×3行
やのまん9ポケットカードシートのポケット配列は、3列×3行です。
また、カードを入れる方向は縦方向で、片側からのみ入れられる片面収納です。
ポケットサイズ
やのまん9ポケットカードシートのポケットサイズを測ると縦95㎜×横67㎜でした。
レギュラーサイズ(多重スリーブ)を入れる
レギュラーサイズ(88×63㎜)のカードをスリーブ無し・1重スリーブ・2重スリーブ・3重スリーブ状態で収納できるかを検証してみます。
以下のTCGは全てレギュラーサイズ(スタンダードサイズ)です。
MTG / デュエルマスターズ / ポケモンカードゲーム / Reバース for you / デジモンカードゲーム / Shadowverse EVOLVE / ヴァイスシュヴァルツ / WIXOSS など。
今回はレギュラーサイズ(88×63㎜)のポケモンカードゲームを使って、スリーブ有り無しでの収納感をチェックしてみます。
スリーブ無し(88×63㎜)
1重スリーブ(89×64㎜)
2重スリーブ(91×66㎜)
3重スリーブ(93×68.5㎜)
レギュラーサイズの場合は、スリーブ無し・1重スリーブ状態なら余裕で入ります。
2重スリーブ(91×66㎜)になると、かなりキツいですが、ギリギリ入るサイズ感です。
一方で、3重スリーブ(93×68.5㎜)だと入りませんでした。
レギュラーサイズの多重スリーブ構成については『ポケカにおすすめの2重・3重スリーブ構成』で詳しく解説しています。レギュラーサイズのスリーブで迷っている方は参考にしてみてください。
スモールサイズ(多重スリーブ)を入れる
次に、スモールサイズ(86×59㎜)のカードをスリーブ無し・1重スリーブ・2重スリーブ・3重スリーブ状態で収納してみます。
以下のTCGは全てスモールサイズ(ミニサイズ)です。
遊戯王OCG / 遊戯王ラッシュデュエル / バトルスピリッツ / ヴァンガード など。
今回はスモールサイズ(86×59㎜)の遊戯王を使って、スリーブ有り無しでの収納感をチェックしてみます。
スリーブ無し(86×59㎜)
1重スリーブ(87×60㎜)
2重スリーブ(89×62㎜)
3重スリーブ(91.5×65㎜)
スモールサイズの場合は、3重スリーブ(91.5×65㎜)でも入りました。
逆に「スリーブ無しだと隙間がありすぎて心配…」という方もいるかもしれませんが、フラップ付きなのでカードがポロポロ落ちるといったことはありません。
ちなみに、スモールサイズの多重スリーブ構成については『遊戯王におすすめの2重・3重スリーブ構成』で詳しく解説しています。スモールサイズのスリーブで迷っている方は参考にしてみてください。
やのまんカードバインダーの評価
最後に、やのまんコレクションカードバインダー9ポケットの「メリット・デメリット」や「他社製品との比較」をまとめました。
メリット・デメリット
やのまんコレクションカードバインダー9ポケットを実際に使って感じたメリット&デメリットがこちら。
良い点 | 微妙な点 |
---|---|
カードが落ちないフラップ付き ポケット内にゴミが入りづらい シートが追加できる 価格が安い | 取り出すときにフラップが邪魔 シートがリングに引っかかってめくりづらい リングがプラスチック製で安っぽく見える 片面収納 紙製で水や傷に弱い レギュラーサイズだと3重スリーブが入らないことがある |
良い点は、やはりフラップ付きのカードシートです。フラップなしのシートだと反対向きにしたときにカードがバラバラ落ちることがありますが、このフラップ付きシートならカードが落ちないので安心です。フラップがあることで、ポケット内部に埃やゴミが入りづらいのも良いところ。
ただ、フラップ付きはデメリットもあって、カードを取り出すときにフラップを持ち上げてから取り出さないといけないので、これが少し面倒です。
また、複数枚のシートをめくろうとすると、シートがリングの隙間に引っかかってめくりにくいのも微妙なところ。
シートをめくる度にひっかかるのでかなりストレスです…。
他社製の9ポケットバインダーと比較
次に、他社製のリング式バインダーと比較してみました。
写真の左側から順に下記のファイルです。
- ウルトラプロ コレクターズアルバム 3リング
- エポック トレーディングカードバインダー
- やのまん コレクションカードバインダー9ポケット
3つのリング式バインダーの特徴と個人的評価を一覧表にしてまとめました。表の「保護能力・めくりやすさ・持ち運びやすさ・デザイン」は、実際に使ってみて感じた個人的な評価です。
やのまん コレクション カードバインダー | コレクターズ アルバム | ウルトラプロエポック トレーディング カードバインダー | |
画像 | |||
表紙の素材 | 紙製 | ビニール素材 | 紙製 |
リング | D型4リング プラスチック製 | D型3リング 金属製 | D型4リング 金属製 |
最大収納 シート数 | 不明 | 75枚 | 70枚 |
付属シート | 9ポケット ×6枚 | なし | 9ポケット ×12枚 |
保護能力 | |||
めくりやすさ | |||
持ち運びやすさ | |||
デザイン |
有名なリング式バインダー3種類を比較しましたが、一番のお気に入りはウルトラプロ コレクターズアルバム 3リングです。
表紙がクッション性のあるビニール生地で耐水性・耐傷性に優れているうえに、シートがリングの隙間にひっかかることなくスムーズにめくれます。また、収納量についてもシートを最大75枚も綴じれるので、今回紹介したやのまん製よりも上です。付属シートがないものの、リングタイプの中では圧倒的な収納量&高品質なカードバインダーです。
エポック トレーディングカードバインダーも大容量タイプですが、今回紹介したファイルと同じく、紙製で傷がつきやすいのとシートをめくる時にリングの隙間に引っかかりやすいのが微妙なところ。とはいえ、値段が安めなので、価格を抑えたい方にはおすすめです。
また、この他のおすすめファイルについてはトレカバインダーのおすすめランキングで詳しく紹介しているので、興味がある方はこちらもチェックしてみてください。
最後に:安さが魅力のシート追加式ファイル
以上が、やのまんコレクションカードバインダー9ポケットの徹底レビューでした。
リング式バインダーでは『ウルトラプロ コレクターズアルバム3リング』の方が表紙の質感や使い勝手が良いですが、「少しでも安いファイルが良い」という方にはおすすめです。Amazonや楽天などの通販サイトだとだいたい千円前後で購入できます。
ちなみに、特にレア度の高い貴重なカードについては、保護能力の高い『アルティメットガード9ポケットバインダー』に収納しています。強度の高い表紙素材・ジッパー付き・横入れタイプ・両面収納など、大事なカードをコレクションするための機能がしっかりと備わっているので特に気に入っています。
また、おすすめのトレカバインダーについてはトレカバインダーのおすすめランキング(4・9・12ポケット)の記事で詳しく解説しているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
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