【おすすめは?】ブロッコリースリーブプロテクター5種類を徹底比較

【おすすめは?】ブロッコリースリーブプロテクター5種類を徹底比較
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キャラスリや公式スリーブを守るオーバースリーブで、よく使われているのが『ブロッコリー スリーブプロテクターシリーズ』です。現在、スリーブプロテクターシリーズはクリアスリムマットマット&クリアエンボス&クリアの5種類があります。

TCG初心者の方からすると、5種類もあると正直どれを選べばいいのか分からないと思います。実際に僕もTCGを始めたての頃は、似たような名前で何が違うのかよく分からずに、迷った末にとりあえずスタンダードっぽいクリアを買ったのを覚えています…。

そこで今回は、昔の自分のように「どのスリーブを買えばいいのか分からない」という方に向けて、ブロッコリーのスリーブプロテクターを6項目にわたって徹底比較し、最後に僕のおすすめスリーブをランキング形式でまとめました。

ブロッコリー製スリーブの特徴がよく分かる内容になっていると思うので、TCG初心者の方だけでなく、スリーブの乗り換えを考えている方もぜひチェックしてみてください。

早速おすすめのスリーブを知りたいという方は、目次の『ブロッコリースリーブのおすすめランキング』から飛ぶとすぐに分かります。ちなみに、僕のイチオシは『スリーブプロテクター エンボス&クリア』です。

▼エンボス&クリア(Mサイズ)

▼エンボス&クリア(Sサイズ)

目次

【注意】ブロッコリースリーブにはS・M・Lの3サイズある

スリーブを比較する前にお伝えしておきたいのは、ブロッコリーのスリーブプロテクターには「S・M・L」の3つのサイズがあること。

S・M・Lサイズ|ブロッコリースリーブプロテクターのサイズ
サイズ用途
Sサイズ
(65×91㎜等)
遊戯王・ヴァンガードなどのミニサイズ用
Mサイズ
(68.5×93㎜等)
ポケカ・デュエマ・MTGなどのレギュラーサイズ用
Lサイズ
(70.5×95㎜等)
Mサイズの上から付けられる

色が似ていることもあってちゃんと確認せずに買ってしまうと「遊戯王にMサイズを買ってしまってブカブカだった…」「デュエマにSサイズを買ったら入らなかった…」ということになりかねません。実際に僕も何回かやらかしています…。

サイズミスしないように、購入前には必ず「S・M・L」のサイズ表記をチェックしましょう。

今回比較するブロッコリー製スリーブは5種類

今回比較するブロッコリー スリーブプロテクターは以下の5種類です。

ブロッコリーのスリーブプロテクター5種類
画像スリーブ名片面片面
スリーブプロテクタークリア
スリーブプロテクター クリアクリアクリア
スリーブプロテクタースリム
スリーブプロテクター スリムクリアクリア
スリーブプロテクターマット
スリーブプロテクター マットマットマット
スリーブプロテクターマット&クリア
スリーブプロテクター マット&クリアマットクリア
スリーブプロテクターエンボス&クリア
スリーブプロテクター エンボス&クリアエンボスクリア

ブロッコリーのスリーブプロテクターシリーズは、表面と裏面が「クリア面・マット面・エンボス面」のいずれかで構成されています。例えば「エンボス&クリア」なら、片面がエンボス面で、もう片面がクリア面になっています。

ちなみに、「スリムタイプ」はクリアタイプと同じで表裏ともにクリア面ですが、違いはスリーブの厚みが薄いことです。そのため、デッキの厚みが抑えられて手が小さい人でも扱いやすいのがメリットです。

マット仕様のスリーブは、表面がさらさらで手触りが気持ちいいです。スリーブ表面がやや白っぽくなります。
エンボス仕様のスリーブは、表面に凹凸を付けることでスリーブ同士がくっつきづらくなり、シャッフルしやすいのが特徴です。

ブロッコリースリーブプロテクターを比較

ここからは、ブロッコリースリーブプロテクター5種類を徹底比較していきます。

比較項目は「透明度・硬さ・裂けにくさ・厚み・滑りやすさ・シャッフルのしやすさ」の6つです。

①透明度

まずは、ブロッコリースリーブ5種類の透明度を比較しました。

各スリーブにポケカを1枚ずつ入れて、裏面の絵柄のクリアさで判定しました。「エンボス&クリア」「マット&クリア」はエンボス面・マット面を裏面にしています。

写真では分かりづらいですが、透明度の高い順に並べたのがこちら。

透明度|ブロッコリースリーブプロテクターの比較

《透明度の結果》
クリア・スリム エンボスクリア マットクリア・マット

クリアとスリムは透明度の高いクリア面なので、裏面の絵柄がハッキリと見えます。

エンボス仕様とマット仕様を比べると、マットが全体的に白っぽく濁るので、エンボスクリアの方が絵柄がハッキリ見えます。

ちなみに表面(テキスト面)については、マットタイプ(両面マット)だけが白っぽく見えます。他の4種類はクリア面になるので大きな差はありませんでした。

②硬さ

次に、ブロッコリースリーブ5種類の硬さを検証します。

親指と人差し指でスリーブをつまむようにして持ち、もう片方の手で膨らんだ部分をトントンと叩くことで、スリーブの硬さを比較しました。(こうするとスリーブの硬さが分かりやすいです。側面・カドの硬さではありません)

スリーブの膨らんだ部分を指でたたく

硬いと感じるスリーブから順に並べると、以下の通りでした。

硬さの比較結果|ブロッコリースリーブプロテクター

《硬さの結果》
マット マットクリア エンボスクリア クリア スリム

指でたたいた瞬間ハッキリと分かるのは、スリムタイプは柔らかいということ。スリムタイプだけ厚みが薄いので、軽い力でふにゃっと曲がります。

他4種類は大きな差があるわけではありませんが、マット面があるスリーブのほうがやや硬く、両面マットになっている『スリーブプロテクター マット』が一番硬かったです。

③裂けにくさ

スリーブはサイドから裂けてしまうことがあるので、今度はブロッコリースリーブの側面を引っ張って裂けにくさをチェックしました。

ブロッコリースリーブの裂けにくさを検証

裂けにくい順に並べると以下の通りでした。

裂けにくさの比較結果|ブロッコリースリーブプロテクター

《裂けにくさの結果》
クリア スリム エンボスクリア マットクリア マット

この5種類で比較すると、比較的裂けやすいのはマット系で、わりと軽い力でピリッと裂けます。ブロッコリー製に限らず、他社のスリーブで検証した時も、マット面があるスリーブは裂けやすかったです。

クリア・スリム・エンボスクリアは、個体差があるものの裂けづらい方でした。そのため、普段からスリーブが裂けやすいという方はマットタイプ以外から選ぶのがおすすめです。

④厚み

ブロッコリースリーブ5種類の厚みを検証しました。

各スリーブにカードを入れて30枚分重ねて、高さを比較したのがこちら。(重りとして電池をのせています)

デッキの厚みの比較|ブロッコリースリーブプロテクター

写真では分かりづらいですが、真ん中のスリムタイプが若干低くかったです。今回は30枚ですが、60枚デッキならより差がハッキリすると思います。

手が小さくてデッキが手に収まらないという方には『スリーブプロテクター スリム』がおすすめです。

⑤滑りやすさ

ブロッコリー製スリーブの滑りやすさを比較します。スリーブの滑りやすさは、表面裏面の加工、それらの相性、スリーブの劣化具合、部屋の湿度などで変わります。滑りやすいとデッキ崩れが起こりやすくなります。

滑りやすさを比較する準備として、まずは平坦な板にスリーブを1枚ずつ貼り付けます。

平面にスリーブを貼り付ける

そして、貼り付けたスリーブの上に同じスリーブを3枚重ねます。

同じスリーブを3枚重ねる

そして、平面を徐々に傾けていき、滑り落ちる順番を確認します。実際にやると、こんな感じです↓

ブロッコリースリーブの滑りやすさを比較

これを何度も繰り返して、滑りやすさの傾向を確認しました。

ただ、クリアとスリムはスリーブ同士がくっついている時とそうでない場合があって、結果が安定しませんでした。

そのため、クリアとスリムは除外して、そのほかの3種類のスリーブを比較した結果がこちら。

《滑りにくさの結果》
エンボスクリア マットクリア マット

手触りからも分かりますが、マットタイプはさらさらしているので、かなり滑りやすいです。このマットタイプを一度使うと分かりますが、開封直後の付け始めは本当にデッキ崩れを起こしやすいです。

一方で、3種類の中で滑りにくいのは、エンボスクリアでした。実際に、僕はポケカの60枚デッキに『スリーブプロテクター エンボス&クリア』を付けていますが、山札が崩れにくい印象です。

⑥シャッフルのしやすさ

最後は、横入れシャッフル(ファローシャッフル)のしやすさです。

横入れシャッフルのしやすさ

上の写真はスリーブプロテクターのみですが、実際は「キャラスリ+スリーブプロテクター」を使った2重スリーブにして検証しました。

僕がシャッフルしやすいと感じたブロッコリースリーブの順番がこちら。

《シャッフルしやすさの結果》
エンボスクリア マットクリア・マット クリア スリム

まず、マット、マットクリア、エンボスクリアの3種類はどれもシャッフルしやすいです。ただ、スリーブのひっかかりや心地よさなどが微妙に違うので、ここは好みが分かれるところです。

スリーブプロテクター エンボス&クリア』は、5種類の中では一番引っかかりが少なくて、手でスリーブを押し込む力が最小限で済むように感じました。スリーブとスリーブの間にスッと入り込む感じでとても快適です。

スリーブプロテクター マット』は、横入れシャッフルした時にシャララララ~と心地よく入り込んでいく感じで、シャッフルしていて一番気持ちいいです。ただ、途中でスリーブが止まりがちで、手で押し込む力が必要です。

スリーブプロテクター マット&クリア』もシャシャシャシャ~と軽快にシャッフルできます。心地よさはマットタイプの方が上ですが、押しこむ力はマットクリアのほうが少なくて済む感じでした。

「クリア」と「スリム」はクリア面同士がくっつきがちです。特に、スリムはぺたぺたくっつく印象で、シャッフルが少しやりづらく感じました。

今回は「キャラスリ&ブロッコリースリーブ」の2重スリーブ構成で検証しましたが、シャッフル感は厚みで感じ方が大きく変わります。そのため、1重・2重・3重の違いやインナースリーブやキャラスリの厚みなどでも変わるので、ご自身で色んなパターンを試して一番しっくりくる構成を探してみてください。

ブロッコリースリーブのおすすめランキング

最後に、ブロッコリースリーブプロテクターをおすすめ順に紹介します。

今回の比較結果から、スリーブの概要欄に「透明度・裂けにくさ・滑りにくさ・シャッフル感」の5段階評価を掲載しているので、参考にしてみてください。

1位:スリーブプロテクター エンボス&クリア

ブロッコリー スリーブプロテクターエンボス&クリア
サイズ68.5×93㎜
枚数80枚
仕様エンボス面・クリア面
透明度 4
裂けにくさ 4
滑りにくさ 5
シャッフル感 5

ブロッコリーのスリーブプロテクター エンボス&クリアは、片面がエンボス面・片面がクリア面になっているのが特徴です。

エンボス面・クリア面|スリーブプロテクターエンボス&クリア

エンボス加工された面は、スリーブ表面に凹凸があって、手触りがザラザラします。

凹凸がある|スリーブプロテクターエンボス&クリア

この凹凸があることで、スリーブ同士がくっつかずにシャッフルしやすくなっています。横入れシャッフルすると、引っかかることが少なくて、5種類の中では一番シャッフルがスムーズでした。

また、エンボス加工された面は濁って見えがちですが、ブロッコリー製スリーブは他社製のエンボススリーブと比べると透明度が高いので、キャラスリのイラストも割とクリアに見えます。

他社のエンボス&クリアタイプと比較してみたのがこちらです↓

エンボス&クリアスリーブの比較

上の通り、ブロッコリー製の方がキャラスリのイラストがハッキリ見えます。

このほかにも今回の比較検証では、「裂けづらくて耐久度が高い」「滑りにくくてデッキ崩れしにくい」という結果でした。

個人的には「シャッフルのスムーズさ」と「エンボス面でも絵柄がハッキリ見える」ので、これまで使ってきた中で一番おすすめのオーバースリーブです。キャラスリの上に付けるスリーブで迷っている方はまずは『スリーブプロテクター エンボス&クリア』を使ってみてください。

▼レギュラーサイズ用

▼ミニサイズ用

2位:スリーブプロテクター マット&クリア

ブロッコリー スリーブプロテクター マット&クリア
サイズ68.5×93㎜
枚数80枚
仕様マット面・クリア面
透明度 3
裂けにくさ 3
滑りにくさ 3
シャッフル感 4

ブロッコリーのスリーブプロテクター マット&クリアは、片面がマット面・片面がクリア面になっているのが特徴です。

マット面・クリア面|スリーブプロテクター マット&クリア

マット仕様の良いところは、さらさらした気持ちいい触り心地です。ただ、マット面は全体的にやや白っぽくなります。

さらさらでやや白っぽい|ブロッコリー スリーブプロテクター マット&クリア

白っぽくなることについては、キャラスリの絵柄をハッキリ見せたい方には微妙ですが、逆に「落ち着いた色合いになって高級感がある」と捉えてマットタイプを好む人もいます。

また、マット仕様なら、指紋が付きにくく、手汗でスリーブ同士がくっつかないのもメリットです。

「さらさらした手触りが好きな方」「手汗が多い方」なら『スリーブプロテクター マット&クリア』がおすすめです。

▼レギュラーサイズ用

▼ミニサイズ用

3位:スリーブプロテクター マット

ブロッコリー スリーブプロテクター マット
サイズ68.5×93㎜
枚数80枚
仕様マット面・マット面
透明度 2
裂けにくさ 3
滑りにくさ 2
シャッフル感 4

ブロッコリーのスリーブプロテクター マットは、表裏ともにマット仕様になっているスリーブです。

表裏ともにマット面|ブロッコリー スリーブプロテクター マット

表裏ともにマット面なので、マット&クリア以上にさらさらすべすべな手触りで、しっとりした質感です。見た目は、両面ともやや白っぽくなります。

さらさらでやや白っぽい|ブロッコリー スリーブプロテクター マット

また、横入れシャッフルした時に一番心地よかったのはマットタイプでした(ひっかかりはあるので押し込む力は必要)

一方で、ブロッコリースリーブ5種類の中では、最も裂けやすく、最も滑りやすいという結果でした。シャッフルの心地よさは捨てがたいですが、トータルで考えると、個人的には「マットタイプ」よりも「マット&クリア」をおすすめします。

▼レギュラーサイズ用

▼ミニサイズ用

4位:スリーブプロテクター スリム

ブロッコリー スリーブプロテクター スリム
サイズ68×93㎜
枚数80枚
仕様表裏ともにクリア面
透明度 5
裂けにくさ 4
滑りにくさ
シャッフル感 2

ブロッコリーのスリーブプロテクター スリムは、ブロッコリー製スリーブ5種類の中では厚みが薄いスリーブです。エンボス加工・マット加工はなく、両面ともにクリアです。

個人的にはスリーブ同士がぺたぺたくっつく印象で、横入れシャッフルが少しやりづらかったです。

手が小さくてデッキが手に収まらないという方向けのスリーブです。

▼レギュラーサイズ用

▼ミニサイズ用

5位:スリーブプロテクター クリア

ブロッコリー スリーブプロテクター クリア
サイズ68×93㎜
枚数80枚
仕様表裏ともにクリア面
透明度 5
裂けにくさ 4
滑りにくさ
シャッフル感 2

ブロッコリー スリーブプロテクター クリアは、表裏ともにクリア面のスタンダードなスリーブです。

表裏ともにクリア面|ブロッコリー スリーブプロテクター クリア

両面クリアなので、テキスト面もキャラスリ面も透明度が高いです。

また、エンボス仕様・マット仕様と比べて、価格が80円ほど安いので、スリーブの費用を少しだけ安く抑えられます。

ただ、スリム同様にスリーブ同士がくっつきやすいので、横入れシャッフルでひっかかりやすく、グッと押し込む力が必要です。

「テキスト面もキャラスリ面も綺麗に見せたい」「コレクション用のカードを保護したい」という方向けのスリーブです。

▼レギュラーサイズ用

▼ミニサイズ用

最後に:オーバースリーブならブロッコリー製がおすすめ!

以上が、ブロッコリースリーブ5種類の徹底比較でした。

これまで、様々なオーバースリーブを使ってきましたが、今ではブロッコリーのスリーブが一番気に入っています。

個人的なおすすめはシャッフルしやすくて滑りにくい『スリーブプロテクター エンボス&クリア』で、次点が手触りさらさらでシャッフル感が心地いい『スリーブプロテクター マット&クリア』です。

ただ、スリーブのシャッフル感や扱いやすさは、「何重スリーブにするのか」「インナースリーブやキャラスリの厚みがどれくらいか」で大きく変わります。今回の記事を参考に、自分がやりたいスリーブ構成に合うオーバースリーブを探してみてください。

※S・M・Lサイズがあるので、サイズ間違いしないように注意してください。

▼エンボス&クリア Mサイズ

▼エンボス&クリア Sサイズ

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