【高品質】『ウルトラプロ イクリプススリーブ』の性能を徹底レビュー

今回は、高級スリーブの一角『ウルトラプロのデッキプロテクタースリーブ イクリプス プロマット(ECLIPSE PRO-MATTE)』の特徴・性能を徹底紹介します。
イクリプススリーブは「裏面が全く透けない・滑りにくい・シャッフルしやすい・裂けに強い」といった強みがあって、有名なKATANAスリーブと並んでおすすめしたい高品質スリーブです!
▼スタンダードサイズ用


▼スモールサイズ用


ウルトラプロ イクリプススリーブの『基本情報・評価』


▼ 基本情報 ▼
メーカー | Ultra・PRO |
スリーブ名 | イクリプススリーブ プロマットスタンダードサイズ |
サイズ | 66㎜×91㎜ |
枚数 | 100枚入り |
カラー | 12色 |
▼ 個人的評価 ▼
透明度 | 2.0 |
硬さ | 4.0 |
透けにくさ | 5.0 |
滑りにくさ | 5.0 |
裂けにくさ | 5.0 |
横入れシャッフル | 5.0 |
ウルトラプロ イクリプススリーブの『特徴』
まずは、ウルトラプロのイクリプススリーブ(プロマット)の特徴から紹介します。
内側にブラックの層がある
ウルトラプロ イクリプススリーブの一番の特徴は、スリーブの内側にブラックの層が追加された多層フィルムになっていること。


内側にブラックの層があるメリットは、カードの裏面が透けないことです。基本的に白・黄色・オレンジなどの明るい色のスリーブは透けやすいですが、イクリプススリーブなら全然透けません。
比較として、同色の他のスリーブと比べた写真がこちら。


右側のスリーブはポケカの裏面デザインが完全に透けてます…。透けやすいスリーブだとカードの色を拾うのでカラーがくすんで見えてしまいますし、うっすらと柄が見えるのは正直ダサいです…。
一方で、左側のイクリプススリーブは全く透けていません。これなら、明るい色のスリーブでも安心して選べます。
また、内側ブラックになっていることで、表面のイラストが引き立つのも良いところです。(写真の左側がイクリプススリーブ)


縁が黒いカードだとより引き締まって見えるので、特にMTGとの相性がバッチリです!
マット仕様
ウルトラプロのイクリプスプロマットスリーブは、表面がマット仕様(艶消し)になっています。


非光沢で光を反射しないので、リモートで対戦する時にもぴったりです!手触りはさらさらで、指紋が全然つかないのでベタつくことがありません。
一方で、マット仕様のデメリットは白っぽく曇ること。見た目の違いを比べるために、同価格帯でマット加工されていない『KATANAスリーブ』と比較したのがこちら。


上の通り、イクリプスプロマットスリーブの方が白っぽく見えます。Foilカード(キラキラしたカード)があまり目立たなくなるのがちょっと残念です。
手触りよりもクリアな透明度を優先したい方は『KATANAスリーブ』や、マット加工されていない『イクリプス グロス高光沢スリーブ』がおすすめです。


ウルトラプロ イクリプススリーブの『性能』
次に、ウルトラプロ イクリプススリーブ プロマットの性能を5項目検証した結果をまとめました。
※裏面の透け具合・表面の透明度については、先ほど紹介したので割愛します。
①サイズ感
ウルトラプロイクリプススリーブ スタンダードサイズのサイズ表記は「66㎜×91㎜」ですが、手元のスリーブを測ってみると「65.5㎜×91㎜」でした。


また、他のイクリプススリーブを測ってみると「66.5㎜×91.5㎜」だったので、表記から±0.5㎜程度のブレがありそうです。
サイズ感の参考になるように、インナースリーブなし・ありの写真を載せます。
▼インナースリーブなし


▼インナースリーブあり


今回使用したスリーブは横幅が65.5㎜だったので、インナースリーブが若干入れづらかったです。
②エンボス加工
ウルトラプロイクリプススリーブは裏面がエンボス加工されていますが、他のKATANAスリーブやハイパーマットスリーブと比べると凹凸の高さが浅めで平坦な印象です。実際、裏面の手触りはそこまでザラザラしません。


ただ、凹凸が浅めだからと言ってスリーブ同士がくっつきやすいということはありません。
③滑りやすさ
スリーブは、裏面・表面の加工、それらの相性で滑りやすさが変わります。滑りやすいとデッキ崩れが起こりやすくなります。
ということで、次は滑りやすさを確認します。比較として『ドラゴンシールドスリーブ』と『ハイパーマットスリーブ』も一緒にチェックします。
まず、平坦な面にスリーブを1枚ずつ貼り付けます。


貼り付けたスリーブの上に、同じスリーブをぴったりと重ねます。


そして、平面を徐々に傾けていき、滑り落ちる順番を確認します。
まず最初に滑り落ちたのが『ドラゴンシールドスリーブ』でした。


さらに傾きを上げていくと、次に『ハイパーマットスリーブ』が滑り落ちました。


最後に、落ちたのが『イクリプススリーブ』でした。


この後、個体を変えて同じことを5回繰り返しましたが、結果は同じでした。イクリプススリーブは今回比べた中では最も滑りにくいスリーブと言えます。
④横入れシャッフルのしやすさ
次は、横入れシャッフル(ファローシャッフル)のしやすさです。


横入れシャッフルのしやすさは最上級レベルです。よく横入れシャッフルしやすいと評判のKATANAスリーブに引けを取りません。
僕が感じた違いは、KATANAスリーブはぬる~っと自然に入り込んでいく感じで、イクリプススリーブはスパパパパッと切れ味よく入っていく感じがします。引っかかりもほとんどありません。個人的にシャッフルの感覚については、イクリプスの方が気持ちいいので好きです。
ただ、これは好みの部分なので、実際に使って試してみることをおすすめします。
⑤裂けにくさ
スリーブはサイドから裂けてしまうこともあるので、実際にサイドを引っ張って裂け具合をチェックしました。
イクリプススリーブのサイドを力一杯引っ張ってみましたが、下の写真のように伸びるだけでなかなか裂けませんでした。


個体によっては一部裂けたものもありましたが、他のスリーブと比べてもめちゃくちゃ裂けにくい部類です。
▼スタンダードサイズ用


▼スモールサイズ用


ウルトラプロ イクリプススリーブの『カラーバリエーション』
ウルトラプロのイクリプススリーブ プロマット スタンダードサイズのカラーバリエーションは全部で12種類あります。


アップルレッド / アークティックホワイト / フォレストグリーン / ホットピンク / ジェットブラック / レモンイエロー / ライムグリーン / パシフィックブルー / パンプキンオレンジ / ロイヤルパープル / スカイブルー / スモークグレー /
今回の記事で使っている色は、レモンイエローです。
イクリプススリーブは明るい色でも全く透けないので、安心して好きな色を選べるのがGOODです。
また、遊戯王OCGなどのスモールカードサイズに対応したイクリプススリーブプロマット スモールサイズなら「アップルレッド・フォレストグリーン・スカイブルー・パシフィックブルー」の4色があります。
【最後に】側面も滑らかな高品質スリーブ


最後に、UltraPRO デッキプロテクターイクリプススリーブ(PRO-MATTE)の性能をまとめます。
〇 裏面が全く透けない
〇 光を反射しない
〇 手触りがサラサラで滑らか
〇 滑りにくい
〇 側面が裂けにくい
〇 横入れシャッフルがスムーズ
△ Foil(キラキラ加工)が目立たない
この他にも、写真では伝わりづらかったので紹介していませんでしたが、イクリプススリーブの切断面(側面)はバリがほとんどなく、均一に整っています。この側面部分に指を滑らせるだけでも、品質の良さが分かります。
僕は、イクリプススリーブの他に『KATANAスリーブ』を使っています。どちらも甲乙つけがたいくらいの高品質ですが、個人的にはFoil(キラキラ加工)を綺麗に見せたいので、表面がマット仕様でないKATANAスリーブをメインデッキに付けています。ただ、マット感が好きな方ならイクリプススリーブは一番におすすめできるスリーブです。
これまで定番のハイパーマットスリーブを使っている方が躊躇するのは値段だと思います。僕も最初はそうでした…価格差にびっくりしますよね…。ただ、ハイパーマットよりも耐久度は上で長持ちするので、まずはメインデッキだけ高級スリーブに変えてみるのをおすすめします。自分が組み上げた自信のあるデッキを高品質スリーブに入れるだけで特別感がでてテンションが上がります!
また、イクリプススリーブと他の高級無地スリーブの違いを知りたい方は『無地スリーブ4種類を徹底比較』の記事もぜひチェックしてみてください。
▼スタンダードサイズ用


▼スモールサイズ用


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