【レビュー】『ドラゴンシールドスリーブ』の特徴&性能を徹底紹介

ドラゴンシールドスリーブはスリーブにしては価格が高めなので、使ってみたいけど躊躇してしまう人もいると思います。
そこで今回は、ドラゴンシールドスリーブの特徴&性能を徹底紹介します。
良いところだけでなく、微妙な点もハッキリ書いているので、ドラゴンシールドスリーブが気になっている方はぜひ最後までチェックしてみてください。
▼スタンダードサイズ


▼ジャパニーズサイズ(遊戯王サイズ)


※ドラゴンシールドに加えて、KATANAスリーブやUltraProのイクリプススリーブなどの高級無地スリーブを徹底比較した記事も書いているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
ドラゴンシールドスリーブの『基本情報・評価』


▼ 基本情報 ▼
メーカー | Arcane Tinmen |
スリーブ名 | ドラゴンシールドスリーブ(マット) |
サイズ | 66㎜×91㎜ |
枚数 | 100枚入り |
カラー | 31色 |
▼ 個人的評価 ▼
透明度 | 5.0 |
硬さ | 4.0 |
透けにくさ | 2.0 |
滑りにくさ | 4.0 |
裂けにくさ | 2.0 |
横入れシャッフル | 4.0 |
ドラゴンシールドスリーブの特徴
まずは、ドラゴンシールドスリーブの特徴をします。
箱のデザインが全て違う
ドラゴンシールドスリーブは、パッケージのデザインが色・タイプ・サイズによって全て違います!


有名なハイパーマットスリーブやKATANAスリーブは一部の表記や一部の色が変わっている程度ですが、ドラゴンシールドスリーブはそれぞれ異なるドラゴンが描かれています。様々なスリーブがある中で最もパッケージに力を入れているスリーブだと思います。
ちなみに、ドラゴンのイラストのインパクトが強すぎて他の文字が目立ちませんが、色の種類とスリーブタイプは箱の下部に書いてあります。


上段がカラー、下段がスリーブタイプです。上のスリーブなら「ペトロ―ル色のマットタイプ」になります。
3種類のスリーブタイプ
ドラゴンシールドスリーブには「CLASSIC・MATTE・MATTEノングレア」の3つのタイプがあります。


「MATTEノングレアタイプ」はなかなか入手できないので、いま手元にある「クラシックタイプ」「マットタイプ」の2つを比較してみました。


クラシックタイプはスリーブ裏面がツルツルしたタイプで、光が当たると反射します。
マットタイプは裏面がザラザラしたタイプで、エンボス&マット加工されています。凹凸を付けることでスリーブ同士がくっつきにくくなっている上に、光が反射しにくくいです。
マットノングレアタイプは表面もマット加工により非光沢になっているタイプです。ただ、種類がとても少なくあまり流通していないので、現状ではなかなか入手するのが難しいです。
スリーブが直入れ
ドラゴンシールドスリーブを初めて買った時にビックリしたのは、スリーブが直入れになっていること。


スリーブはたいていビニールに50枚ずつ個包装されているものが多いですが、ドラゴンシールドは個包装なしでそのまま入っています。
紙箱にそのまま入っているのは衝撃でしたが、もう慣れました(笑)


ドラゴンシールドスリーブの『性能』
次にドラゴンシールドスリーブ(マットタイプ)の性能をまとめました。これまで高級スリーブは結構な数を触ってきたので、他のスリーブとの違いについても触れながら紹介します。
※ここから先では、定番の「マットタイプ」の性能をチェックしています。
①透明度
透明度についてはとてもクリアです。高級スリーブで有名なKATANAスリーブと同レベルだと思います。


この2枚だとどちらの方がクリアかというと甲乙つけがたいのですが、角度によってはドラゴンシールドスリーブの方がクリアに感じることがあります。とは言っても本当に僅かな差なので、KATANAスリーブを持っている方は同じレベルと認識してOKです。
②透け具合
ドラゴンシールドスリーブの弱点は透け感です…明るい色だとかなり透けます。
ドラゴンシールドスリーブの「ペトロ―ル」と「オレンジ」にポケモンカードを入れた画像がこちら。


上の通り、暗めのペトロ―ルならあまり透けませんが、オレンジだとポケカ裏面の「POKEMON」という文字が読み取れるくらい透けてしまっています…。そのため、透けやすい明るい色を選ぶ時は注意しましょう。
対策としては、裏面が透けなくなるアルミタイプのインナースリーブを使うことです。実際に、ファンディールのアルミインナースリーブを使った写真がこちら。
▼ファンディールアルミインナースリーブ




右側の通常のインナースリーブを装着したほうは透けていますが、左側のアルミインナースリーブを装着した方は全く透けていません!
明るい色のドラゴンシールドスリーブを使う時はアルミインナースリーブを使うのがおすすめです。
③サイズ感
ドラゴンシールドスリーブ スタンダードサイズは他のスリーブよりも「縦長」という印象です。
他の無地スリーブには「66×91㎜」と表記されているのが一般的ですが、ドラゴンシールドスリーブにはサイズ表記がありません。
手元のスリーブを測ったら「66.5×92.5㎜」でした。


他の2箱も測りましたが、やはり縦方向が92㎜~92.5㎜と長めでした。
実際に、ドラゴンシールドスリーブとKATANAスリーブにポケカを入れて比較した写真がこちら。


写真の通り、右側のドラゴンシールドスリーブの方が縦方向の隙間が大きいです。
④裂けにくさ
ドラゴンシールドスリーブは側面が裂けやすいです…。側面の接着が弱いのか軽い力で引っ張るとすぐに裂けてしまいます。


前回の記事で高級な無地スリーブを徹底比較しましたが、同じ力でもKATANAスリーブやUltraProのイクリプススリーブは全然裂けませんでした。裂けやすさではハイパーマットスリーブと同レベルです。
⑤エンボス感
ドラゴンシールドスリーブの裏面はエンボス加工により凹凸があってザラザラしていますが、他の無地スリーブと比べると凹凸が細かくて均一です。


KATANAスリーブやハイパーマットスリーブは凹凸が粗めでザラザラ感が強いですが、ドラゴンシールドスリーブはそれらと比べるとザラザラ感は弱めな印象です。
⑥シャッフル感
横入れシャッフル(ファローシャッフル)については、やや引っかかりを感じて少し押し込まなければならない感じがあります。


KATANAスリーブやUltraPro イクリプススリーブの方がスムーズにシャッフルできる印象です。
ただ、横入れシャッフルは個人個人のやり方やスリーブの劣化具合によっても変わってくるので、機会があれば実際に自分で触ってみるのが一番です。
⑦滑りやすさ
前回の無地スリーブを徹底比較の記事で、滑りやすさを検証したのでその時の結果だけここにも書いておきます。詳しい内容については比較記事をご覧ください。
▼スリーブの滑りやすさを検証


前回検証した結果では、滑りにくいスリーブは以下の順でした。
ドラゴン > イクリプス > KATANA & ハイパーマット
僅かな差ではありますが、ドラゴンシールドが一番滑りにくかったです。
ただ、滑りやすさもスリーブの劣化具合や部屋の湿度などにも影響を受けるので、今回の結果はあくまで参考レベルに留めておいてください。
▼スタンダードサイズ


▼ジャパニーズサイズ(遊戯王サイズ)


ドラゴンシールドスリーブの『カラーバリエーション』
ドラゴンシールドスリーブはカラーバリエーションがめちゃくちゃ豊富です。
公式HPで確認したところ、現在のマットタイプのカラーは以下の「31種類」です。(クラシックタイプは14色、マットノングレアタイプは2色)


ちなみに、KATANAスリーブは10色展開、UltraProイクリプススリーブ(プロマット)は12色展開なので、ドラゴンシールドのカラーバリエーションの多さは圧倒的です。
これだけの種類があれば、自分のお気に入りのカラーも見つかると思います。僕は、記事中で使っているペトロ―ルが落ち着いた色で気に入っています。
【最後に】カラバリ豊富な無地スリーブ


最後に、ドラゴンシールドスリーブの特徴&性能をまとめます。
〇 透明度が高い
〇 滑りにくい
〇 カラバリが豊富
△ 裏面が透ける
△ 側面が裂けやすい
△ 横入れシャッフル時にややひっかかりを感じる
ドラゴンシールドスリーブは「透明度が高い・サイズが縦方向に長い・エンボスが細かくて均一・カラバリ豊富」といった特徴があるスリーブです。裏面の控えめなザラザラ感は、好みの部分ですが個人的にはかなり好きです。一方で、微妙な点は、透けやすい・裂けやすいところ…。
正直に言うと、僕の無地スリーブのおすすめ順は「KATANA>イクリプス>ドラゴン」です。スリーブの耐久度は重要なポイントですし、微妙に透けるのはあまりかっこよくありません…。違いを詳しく知りたい方は『高級無地スリーブ3種+αを徹底比較』した記事をチェックしてみてください。
ただ、カラーバリエーションがありえないくらい豊富なので、色にこだわりがある方なら好きな色が見つかる可能性が一番高いのがドラゴンシールドスリーブです。明るい色を選ぶ時は、透けないようにするためにアルミインナースリーブを使いましょう。
▼スタンダードサイズ


▼ジャパニーズサイズ(遊戯王サイズ)


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▼ウルトラプロイクリプススリーブのレビュー
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▼ハイパーマットシリーズ3種類の比較
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