【詳細レビュー】アルティメットガード12ポケットバインダー(両面24ポケット)
アルティメットガードといえば、一格上の高品質なTCGサプライで有名です。
僕はアルティメットガード製のデッキケースばかり使っていましたが、試しに12ポケットバインダーも買ってみたら、「やっぱりアルティメットガードだ」となって、一気に4ポケット版と9ポケット版も買い足しました!
そこで今回は、アルティメットガード12ポケットバインダー(Ultimate Guard QuadRow 24-pocket ZipFolio XenoSkin)を徹底紹介します。
外寸サイズやポケットサイズ、デザインやジッパー部分、多重スリーブでの収納写真、メリット&デメリットなどを詳細にレビューしているので、アルティメットガードのカードファイルが気になっている方はぜひチェックしてみてください!
アルティメットガード12ポケットバインダーの基本情報
まずは、アルティメットガード12ポケットバインダー(Ultimate Guard QuadRow 24-pocket ZipFolio XenoSkin)の基本情報をまとめました。
閉じた状態
開けた状態
商品名 | Ultimate Guard QuadRow 24-pocket ZipFolio XenoSkin |
最大収納枚数 | 480枚 |
ポケットの配列 | 4列×3行 |
両面収納 or 片面収納 | 両面収納(片面で12枚・両面で24枚) |
ページ数 | 20ページ |
外寸サイズ | タテ351㎜×ヨコ330㎜ |
ポケット内寸 | 97㎜×70㎜ |
重量 | 943g |
素材 | XenoSkin素材 |
開閉部分 | ジッパー式 |
カードの入れ方 | 横入れ |
カラーバリエーション | 6色 |
12ポケットバインダーのサイズ
まずは、アルティメットガード12ポケットバインダーのサイズを実際に測ってみました。
実寸では、縦353㎜×横325㎜でした。
公式情報の351㎜×330㎜とほぼ同じです。
次に、厚みを測定すると38㎜でした。
また、アルティメットガードバインダーZipFolioシリーズの別サイズ(4ポケット・9ポケット)とも比較してみました。
上の通り、めちゃくちゃデカいです!
9ポケットバインダーでも大きいと思っていましたが、それを上回るビッグサイズです。さすがはシリーズで1番の大容量タイプです。
12ポケットバインダーのデザイン
次は、Ultimate Guard12ポケットバインダーのデザインを紹介します。
表紙の左下には「ULTIMATE GUARD」という文字が刻印されています。
また、裏表紙の左下には「ZIPFOLIO 480 24-POCKET-XENOSKIN」という商品名が刻印されています。
どちらも文字が小さいので、全然目立ちません。文字を主張させずにシンプルな見た目を優先しているのがクールです!
バインダーの背表紙部分は、下の画像のようになっています。
表紙と裏表紙と背表紙が丁寧に縫われていて、しっかりとした作りになっています。
バインダーの内側は、黒色のナイロン生地になっています。
12ポケットバインダーの素材
表紙はXENOSKIN素材
アルティメットガード12ポケットバインダーの表紙は、Xenoskin素材です。
XENOSKINといえば、アルティメットガードのデッキケースにも使われている素材で、印象としては「硬い合皮調」といった感じです。触ると見た目以上に硬くて、とても頑丈です。
僕が今使っているXENOSKIN素材のデッキケースは購入してから2年ほど経ちましたが、いまだに表面に傷や凹みなどの跡がありません。ダメージに強い素材なので、カードバインダーも長く使えます。
シートは滑り落ちにくい凹凸加工
ポケット部分の黒色シートは、カードが滑り落ちにくくなる凹凸加工になっています。
写真のように、シート上には小さな丸い突起がたくさんあります。これにより、ポケットからカードがするっと落ちないようになっています。
12ポケットバインダーの開閉部分
Ultimate Guard12ポケットバインダーの開閉部分はジッパー式です。
スライダー(つまみ部分)は、ゴム製でやわらかくて、つまみやすいです。
ジッパー式の良いところは以下の3点です。
- ゴミや埃の侵入を防げる
- カードが落ちる心配がない
- 湿気によるダメージを受けづらい
まず1番のメリットは、ゴミや埃の侵入を防げること。通常のカードファイルだとリュックなどに入れて持ち運んでいるうちにポケットの口からゴミが入ってしまうことがありますが、ジッパー式ならゴミが入ることがありません。
また、チャックを閉じていればバインダーからカードが落ちることがないのも良いところ。通常のカードファイルを使っていると、カードがポロポロと落ちてしまった…という経験が一度はあると思います。カードを落としてしまうと、気づかずに踏んづけてカードにダメージが入ったり、最悪の場合は紛失することもあります。その点、ジッパー式ならカードを落とすことがないのでとても安心です。
また、梅雨時期は湿気によるダメージ(カードの湾曲・カビの発生)を防ぐこともできます。特に湿度が高いとカードが反ってしまいます。チャックを閉じたからといって完全に湿気を遮断できるわけではありませんが、それでもチャックがないファイルと比べると断然マシです。僕は梅雨前になると乾燥剤も一緒に入れてチャックを閉じています。
ちなみに、僕がいつも使っているのは『なんでも除湿シリカゲル』。20個に小分けされていて、効果が失われても電子レンジで加熱すれば再利用できるのが良いところ。梅雨前にはカードファイルやストレージボックス、デッキケースに入れています。
12ポケットバインダーの収納枚数
アルティメットガード12ポケットバインダーのポケット配列は4列×3行で、1ページあたり12枚収納できるようになっています。
1ページめくればたくさんのカードを確認できるので、目的のカードを探しやすいのがGOODです。
また、一般的なカードファイルだとシートの片側のみからしか入れられないタイプが多いですが、アルティメットガードバインダーは表面・裏面の両面にポケットがついています。
画像の通り、表面12枚・裏面12枚の計24枚収納できます。全部で20ページあるので、トータルで480枚入るという大容量タイプです。
ちなみに、片側のみからしか入れられないタイプだと、1ページあたりの収納枚数が半分になり、シートの裏面にはトレカの背面が並ぶことになります。1つのポケットにカードを2枚入れて、表からも裏からもトレカの表側が見れるようにする人もいますが、個人的には1つのポケットにカードを2枚入れるのはカードにダメージが入る可能性があるのであまりおすすめしません。
そのため、両面にポケットがあるアルティメットガードバインダーは収納枚数が多い&1枚1枚安全に保管できるので、カード保管の面でもおすすめです。
12ポケットバインダーへの収納方法
アルティメットガード12ポケットバインダーは、カードを横から入れるタイプです。
ちなみに下の画像のように、1列目と3列目は左に入れて、2列目と4列目は右に入れるようになっています。
横入れのメリットは以下の2つ。
- カードを出し入れしやすい
- スリーブ内にゴミが入りづらい
1つ目のメリットは、ポケットの口が大きいので出し入れしやすいこと。縦入れタイプだとポケットの口が狭いので取り出すときに手間取ることがありますが、横入れだと指が入りやすいのでスムーズに取り出せます。
2つ目のメリットは、スリーブ内にゴミが入りづらいこと。図で見た方が分かりやすいので、下の画像を見ながら解説します。
カードにスリーブをつけた状態で保管する方が多いと思いますが、縦入れタイプだとスリーブとポケットの口の方向が一致するとスリーブ内にゴミや埃が入りやすくなってしまいます。
一方で、横入れタイプなら、スリーブの口とポケットの口の向きが一致しません。上の画像のように、スリーブの口に蓋をする形になるので、スリーブ内にゴミや埃が入りづらくなります。
そもそもジッパー式でゴミが侵入しづらい上にさらにカードとゴミの接触を防げるので、カードを良い状態に保つという点においては最高レベルのファイルです!
12ポケットバインダーの収納サイズ
Ultimate Guard 12ポケットバインダーのポケットサイズを紹介します。
また、レギュラーサイズ・スモールサイズのカードを多重スリーブにした状態で収納できるのかも検証します。
ポケットサイズ
アルティメットガード12ポケットバインダーのポケットサイズを測ると97㎜×70㎜でした。
他のカードファイルと比べると、かなり余裕のあるポケットサイズです。
この大きさなら、オーバースリーブを付けた状態でも問題なく収納できます。
レギュラーサイズ(多重スリーブ)を入れる
まずは、レギュラーサイズ(88×63㎜)のカードをスリーブ無し・1重スリーブ・2重スリーブ・3重スリーブ状態で収納してみます。
以下のTCGは全てレギュラーサイズ(スタンダードサイズ)です。
ポケモンカードゲーム / MTG / デュエルマスターズ /Shadowverse EVOLVE / Reバース for you / デジモンカードゲーム / ヴァイスシュヴァルツ / WIXOSS など。
今回はレギュラーサイズ(88×63㎜)のポケカを使って、スリーブ有り無しでの収納感をチェックしてみます。
スリーブ無し(88×63㎜)
1重スリーブ(89×64㎜)
2重スリーブ(91×66㎜)
3重スリーブ(93×68.5㎜)
カードとポケットの隙間を見ると分かる通り、レギュラーサイズならスリーブ無し・1重スリーブ・2重スリーブ状態でも余裕で入ります。
3重スリーブ状態だとちょうどジャストサイズです。入れる時にちょっとひっかかることがあるけど、入れづらいというほどではありません。ただ、スリーブサイズが93×68.5㎜よりも大きいと入れるのが難しくなるので注意してください。
レギュラーサイズの多重スリーブ構成については『ポケカにおすすめの2重・3重スリーブ構成』で詳しく解説しています。レギュラーサイズのスリーブで迷っている方は参考にしてみてください。
スモールサイズ(多重スリーブ)を入れる
次に、スモールサイズ(86×59㎜)のカードをスリーブ無し・1重スリーブ・2重スリーブ・3重スリーブ状態で収納してみます。
以下のTCGは全てスモールサイズ(ミニサイズ)です。
遊戯王OCG / 遊戯王ラッシュデュエル / ヴァンガード / バトルスピリッツ など。
今回はスモールサイズ(86×59㎜)の遊戯王を使って、スリーブ有り無しでの収納感をチェックしてみます。
スリーブ無し(86×59㎜)
1重スリーブ(87×60㎜)
2重スリーブ(89×62㎜)
3重スリーブ(91.5×65㎜)
写真の通り、スモールサイズなら3重スリーブでも余裕で入ります。
逆に「スリーブ無しだと隙間がありすぎて心配…」という方もいるかもしれませんが、カードがポロポロ落ちるといったことはないので大丈夫です。
ちなみに、スモールサイズの多重スリーブ構成については『遊戯王におすすめの2重・3重スリーブ構成』で詳しく解説しています。スモールサイズのスリーブで迷っている方は参考にしてみてください。
12ポケットバインダーのカラー6種類
Ultimate Guard12ポケットバインダーのカラーバリエーションは、以下の6種類です。
《カラーバリエーション》
ブラック / ダークブルー / グリーン / ペトロ―ル / レッド / ホワイト
他の4ポケットバインダーや9ポケットバインダーにはブルー・グレー・パープルなどもありますが、12ポケットバインダーはこの6色展開になっています。
ちなみに、今回紹介しているのはペトロ―ルです。アルティメットガードバインダーの色で一番気に入っていて、アルティメットガードのデッキケースもペトロ―ルです!
写真のように、デッキケースとおそろいの色にすると統一感が出ておすすめです。
アルティメットガードのデッキケースについては『アルティメットガード サイドワインダー80+のレビュー』の記事で詳しく紹介しています。
▽Ultimate Guard サイドワインダーのレビュー
▽Ultimate Guard フリップトレイデッキケースのレビュー
Ultimate Guardバインダーのシリーズ4種類
Ultimate Guardには、収納量の違うバインダーが全部で4種類あります。
種類 | 収納量 | ポケット配列 |
4ポケットバインダー | 160枚 | 2列×2行 |
8ポケットバインダー | 320枚 | 2列×4行 |
9ポケットバインダー | 360枚 | 3列×3行 |
12ポケットバインダー | 480枚 | 4列×3行 |
どのサイズも全て20ページ構成です。また、8ポケットバインダーだけカードの向きが違います(上の画像参照)。
僕は最初に12ポケットバインダーを手に入れて、品質や使い勝手がすごく良かったので、4ポケットverと9ポケットverを購入しました!
基本的な違いはサイズと収納枚数だけです。
サイズで迷う方は、以下を参考にしてみてください。
- 4ポケット…気軽に持ち運びたい方向け
- 8・9ポケット…保管用兼持ち運び用として使いたい方向け
- 12ポケット…大量のカードを保管したい方向け
4ポケットバインダーはコンパクトサイズなので持ち運び用に、8ポケット・9ポケットバインダーは保管用兼持ち運び用としておすすめです。
4ポケットバインダーと9ポケットバインダーについて詳しく知りたい方は、各レビュー記事をチェックしてみてください。
Ultimate Guard 12ポケットバインダーのメリット・デメリット
最後に、Ultimate Guard12ポケットバインダーのメリット・デメリットをまとめました。
メリット
アルティメットガード12ポケットバインダーを実際に使ってみて感じたメリットがこちら。
- 480枚も収納できる大容量タイプ
- 見開きで24枚並ぶので、カードが見やすい
- キズに強くて頑丈な素材
- ジッパー式なので、カードが落ちない
- 1シートに両面収納できる
- シートの凹凸加工でカードが滑り落ちにくい
- 横入れタイプだからカードを入れやすい
- 横入れタイプだからスリーブの口からゴミが入りづらい
- 3重スリーブでも収納可
記事中に詳しく書いているので詳細はカットしますが、480枚が入る大容量タイプ・傷に強いXenoSkin素材・ジッパー式でカードが落ちる心配なし・カードの出し入れがしやすい横入れタイプなど、TCGプレイヤーが使いやすいように徹底的に考えられたカードファイルです。
見開きで24枚ものカードを見れるので、コレクション用ファイルとしておすすめです!
デメリット
次に、アルティメットガード12ポケットバインダーのデメリット・微妙な点もまとめてみました。
- 大きいから持ち運びには不向き
- 1冊だけ手前に飛び出す
- 入手が難しいことがある
1つ目のデメリットは、持ち運びできないということ。A4サイズのカードファイルならリュックに入れて気軽に持ち運びできますが、アルティメットガード12ポケットバインダーはめちゃくちゃ大きいのでまずリュックには入りません…。持ち運びには不向きなので、家で保管する用のファイルになります。
2つ目は、棚に入れた時に他のカードファイルよりも手前に飛び出します。気にしすぎかもしれませんが、9ポケットファイルと一緒に並べると奥行が合わずにガタガタして不格好に見えます。そのため、僕は棚の端に置いてできるだけ目立たないようにしています。
3つ目は、日本製ではないため品薄で入手が難しいこと。僕は、たまたまamazonでチェックしたら在庫があったので即購入しましたが、時期によっては凄まじい価格に高騰していることがあるので注意してください。
今すぐ手に入れたい方は、amazon・楽天・Yahooショッピングなどの通販サイトで価格を比較してから、一番安いところで購入しましょう。
最後に:アルティメットガード製は最高ランクのバインダー!
以上が、アルティメットガード12ポケットバインダー(Ultimate Guard QuadRow 24-pocket ZipFolio XenoSkin)の徹底紹介でした。
アルティメットガード12ポケットバインダーは価格が高めだけど、これまで使ったカードファイルの中では圧倒的に使いやすい最高レベルのバインダーです。サイズが大きいので持ち運びには不向きですが、自宅保管用のコレクションファイルとしては圧倒的に優れています!
また、9ポケットタイプや4ポケットタイプも検討したい方は、トレカファイルのおすすめランキング(4・9・12ポケット)の記事でおすすめのファイルを詳しく解説しているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
12ポケットタイプ(両面24ポケット)
9ポケットタイプ(両面24ポケット)
8ポケットタイプ(両面16ポケット)
4ポケットタイプ(両面8ポケット)
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