【全てわかる】スタンダードサイズスリーブを徹底解説
TCGを始めたばかりだと「スリーブの種類が多すぎて、どれを選べばいいのか分からない」という人が多いです。
そこで今回は、スタンダードサイズ(レギュラーサイズ)用のスリーブを徹底解説します。
記事中では、「インナースリーブ・無地スリーブ・オーバースリーブのおすすめ」や「1重・2重・3重スリーブ構成」を紹介しています。
下記リンクから好きなパートに飛べるので、気になるところからチェックしてみてください。
スタンダードサイズについて
スリーブのおすすめ
1~3重スリーブ構成
スタンダードサイズの大きさ
TCGのスタンダードサイズ(レギュラーサイズ)の大きさは、横63mm×縦88mmです。
このカードサイズは一般的に「レギュラーサイズ」「スタンダードサイズ」「TCGサイズ」などと呼ばれています。
スタンダードサイズのTCGを確認する
ポケモンカードゲーム サイズ:63×88㎜ | デュエルマスターズ サイズ:63×88㎜ |
マジック:ザ・ギャザリング サイズ:63×88㎜ | ヴァイスシュヴァルツ サイズ:63×88㎜ |
ONE PIECEカードゲーム サイズ:63×88㎜ | ユニオンアリーナ サイズ:63×88㎜ |
デジモンカードゲーム サイズ:63×88㎜ | Reバース for you サイズ:63×88㎜ |
ビルディバイド サイズ:63×88㎜ | OSICA(オシカ) サイズ:63×88㎜ |
ヴァイスシュヴァルツブラウ サイズ:63×88㎜ | WIXOSS(ウィクロス) サイズ:63×88㎜ |
Z/X(ゼクス) サイズ:63×88㎜ | Shadowverse EVOLVE サイズ:63×88㎜ |
ドラゴンボールフュージョンワールド サイズ:63×88㎜ |
スタンダードサイズ対応スリーブの種類
カードスリーブを大きく分けると、インナースリーブ・無地スリーブ・キャラクタースリーブ・オーバースリーブの4種類があります。
インナースリーブ
インナースリーブは、多重スリーブ時に最も内側にするスリーブです。厚みが薄くてペラペラなので、基本的に単体で使うことはありません。
インナースリーブのサイズは、スタンダードサイズのカードよりも縦横に1㎜ずつ大きい64mm×89mmです。
スタンダードサイズにインナースリーブを装着
上の写真の通り、スタンダードサイズのカードを入れると縦横ともに超ぴったりのジャストサイズです。
インナーのおすすめ
無地スリーブ
無地スリーブとは、裏面が赤・青・黒・緑などのカラーになっているスリーブのことです。基本的にカラー面にはエンボス加工(凹凸をつける加工)されているものがほとんどです。
スタンダードサイズに合う無地スリーブの大きさは66×91 mm~66×92mmが一般的です。
スタンダードサイズに無地スリーブを装着
スタンダードサイズのカードに対して縦横に3~4mm大きいので、カードを出し入れしやすい大きさです。この大きさならインナースリーブを付けた状態でも入ります。
無地スリーブのおすすめ
キャラクタースリーブ
キャラクタースリーブ(キャラスリ)は、裏面がアニメやゲームのイラストが描かれているスリーブです。
イラスト面の加工は「無加工タイプ」と「マットタイプ(さらさらした手触り)」の2種類があります。
キャラスリのスリーブサイズは66×91mm~67×92mmが一般的です。
スタンダードサイズにキャラスリを装着
キャラスリもスタンダードサイズのカードに対して縦横に3~4mm大きいので、インナースリーブを付けた状態でも入ります。
キャラスリ
オーバースリーブ
オーバースリーブは、最も外側につけて内側のキャラスリを傷や汚れから保護するためのスリーブです。
オーバースリーブの種類は、大きく分けると「エンボス加工・マット加工・無加工」の3タイプがあります。
オーバースリーブの大きさは「68×93mm~69×94mm」が一般的です。
スタンダードサイズにオーバースリーブを装着
上の写真のように、キャラスリの上から入れることができます。
オーバースリーブのおすすめ
スタンダードサイズに合う『インナースリーブ』
ここからは、スタンダードサイズ(レギュラーサイズ)におすすめのインナースリーブ(1位~3位)を紹介します。
1位:トレカスリーブ ジャストサイドイン
発売元 | Aclass(アクラス) |
スリーブサイズ | 64×89㎜ |
厚み | 不明 |
枚数 | 100枚入り |
製造 | 日本 |
インナースリーブとしての評価
透明度 | 5.0 |
硬さ | 2.0 |
裂けにくさ | 5.0 |
接着部分の処理 | 4.0 |
空気の抜けやすさ | 4.0 |
- 横入れだから、空気が抜けやすい
- 透明度が高い
- 側面が裂けにくい
- 多重スリーブ時にカードがズレない
- 挿入口が大きいからカードを入れやすい
スタンダードサイズにおすすめのインナースリーブは『アクラス トレカスリーブジャストサイドイン』です。
挿入方向は、ヨコ入れタイプです。
タテ入れタイプと比べて挿入口が大きいので、カードの出し入れがしやすいです。
また、多重スリーブ時の空気の抜けやすさは、タテ入れタイプと比べると、挿入口が大きい&アウターとインナーの挿入口が近いことで、空気が抜けやすいです。(分かりやすいように下の画像にまとめました↓)
透明度を比較してみると、インナースリーブではトップクラスのクリアさです。
側面の裂けづらさを検証してみると、定番のKMCパーフェクトサイズやカドまるスリーブよりも圧倒的に裂けづらかったです。
実際に、スタンダードサイズのカードをアクラス トレカスリーブジャストサイドインに入れた画像がこちら。
上の写真の通り、スタンダードサイズのカードにジャストサイズです。
まとめると、アクラス トレカスリーブジャストサイドインは空気が抜けやすく、透明度が高くて、側面が裂けづらい優秀なインナースリーブです。
2位:カドまるスリーブ インナー 横入れタイプ
発売元 | RLINE |
スリーブサイズ | 64×89㎜ |
厚み | 0.05㎜ |
枚数 | 100枚入り |
製造 | 日本 |
インナースリーブとしての評価
透明度 | 3.5 |
硬さ | 1.0 |
裂けにくさ | 2.0 |
接着部分の処理 | 3.5 |
空気の抜けやすさ | 4.5 |
- 挿入口が大きいからカードを入れやすい
- 空気の通り道が3か所あるので、空気抜きが抜群にしやすい
- インナースリーブが角折れする心配がない
- 多重スリーブ時にカードがズレない
- 透明度がやや低い
- 側面が裂けやすい
- 柔らかい
- アウタースリーブが角折れしやすい
次におすすめするインナースリーブは『カドまるスリーブ インナー 横入れタイプ』です。
カドまるの特徴は、角が丸くなっているところ。
角の形状は、3R(半径3ミリの円の4分の1の丸み)になっていて、スタンダードサイズの角の丸みにジャストフィットします。
挿入方向は、横入れタイプです。
カード挿入口が大きいので、カードの出し入れがしやすいです。
カドまるスリーブ インナー 横入れタイプのメリットは、空気抜きしやすい・インナーの角が折れないところ。
横入れタイプで挿入口が大きい&挿入口の反対側の角に穴が2か所あることで、多重スリーブ時の空気の抜けやすさが抜群です。
実際に、カドまる横入れタイプ20枚と一般的な縦入れインナースリーブ20枚に無地スリーブをつけて、上から数秒間手で押さえた後にデッキの厚みを比較しました。
写真の通り、同じカード枚数ですが、カドまる横入れタイプの方が明らかにデッキの高さが低くなっています。
カドまる横入れタイプを手で押すとスゥ~と空気が抜けていくのが分かりますが、縦入れスリーブを手で押すと中の空気に押し返される感覚があります。
また、角のあるインナースリーブの場合、アウタースリーブに挿入するときに角が折れてしまうことがあります。
その点、カドまるは角が丸くなっていることで、角折れする心配がないのも良いところです。
逆にデメリットはというと、透明度がやや低い・側面が裂けやすい・アウタースリーブの角が折れやすくなるところ。
様々なインナースリーブの側面を裂いて検証したところ、カドまるスリーブは一番裂けやすかったです。実際に、パッケージ裏面に「構造上裂けやすくなっている」と書かれています。ただ、裂けやすいことを理解して、カードを丁寧に入れるように意識していれば、カード挿入時に側面から裂けるようなことはありませんでした。
また、インナースリーブに角がないことでアウタースリーブの角が折れやすくなるという心配もあります。角折れについては、アウターの素材やシャッフルの仕方によっても変わりますが、普段からアウタースリーブが角折れしやすいという方は角があるタイプのスリーブを選ぶ方が無難です。
以上のように、カドまるスリーブ インナー 横入れタイプにはデメリットもありますが、それを上回る空気の抜けやすさが気に入っています。多重スリーブ時の空気の膨らみが気になる方はぜひ試してみてください。
3位:TCGジャストスリーブ インナーソフト・ぴったりサイズ
発売元 | ホビーベース |
スリーブサイズ | 64×89㎜ |
厚み | 0.05㎜ |
枚数 | 100枚入り |
製造 | 日本 |
インナースリーブとしての評価
透明度 | 5.0 |
硬さ | 1.5 |
裂けにくさ | 5.0 |
接着部分の処理 | 5.0 |
空気の抜けやすさ | 3.0 |
- 透明度が高い
- 側面が裂けにくい
- 接着部分の処理がキレイ
- 横入れタイプと比べると空気が抜けにくい
スタンダードサイズにおすすめの縦入れスリーブなら、ホビーベース TCGジャストスリーブ インナーソフト・ぴったりサイズです。
先ほど紹介したアクラス トレカスリーブジャストサイドインと同じく、透明度の高さ&側面の裂けにくさが良いところです。
また、スリーブ側面の接着部分の処理も綺麗です。(下の比較画像を参照)
実際に、スタンダードサイズのカードをTCGジャストスリーブ インナーソフト・ぴったりサイズに入れた画像がこちら。
縦入れタイプと言えば、定番のKMC カードバリアー パーフェクトサイズ一択のように思っていた時期もありましたが、比較しながら使っていると、透明度・硬さ・接着部分の処理の綺麗さがほぼ同じでしたが、側面の裂けにくさはKMCよりもホビーベースの方が上でした。
スタンダードサイズに対応した縦入れタイプの中では一番におすすめです。
その他のインナースリーブ一覧表
スタンダードサイズ(レギュラーサイズ)に対応しているその他のインナースリーブを一覧表にしてまとめました。
以下の全てのスリーブは、別記事の『インナースリーブのおすすめランキング』にまとめているので、気になるスリーブがあればチェックしてみてください。
スクロールできます
画像 | スリーブ名 | 透明度 | 硬さ | 裂けにくさ | 接着部分の処理 | 空気の抜けやすさ |
【1位】アクラス トレカスリーブジャストサイドイン 64×89㎜ / 100枚 | 5.0 | 2.0 | 5.0 | 4.0 | 4.0 | |
【2位】RLINE カドまるスリーブ インナー 横入れタイプ 64×89㎜ / 100枚 | 3.5 | 1.0 | 2.0 | 3.5 | 4.5 | |
【3位】ホビーベース TCGジャストスリーブ インナーソフト・ぴったりサイズ 64×89㎜ / 100枚 | 5.0 | 1.5 | 5.0 | 5.0 | 3.0 | |
【4位】ファンディール アルミインナースリーブ レギュラーサイズ 64×89㎜ / 100枚 | 4.5 | 2.5 | 3.5 | 3.5 | 3.0 | |
【5位】アンサー トレカプロテクト 両開きヨコ入れジャストタイプ 64×89㎜ / 100枚 | 4.5 | 1.5 | 4.5 | 2.5 | 5.0 | |
画像 | スリーブ名 | 透明度 | 硬さ | 裂けにくさ | 接着部分の処理 | 空気の抜けやすさ |
【6位】KMC カードバリアー サイドイン パーフェクト 64×89㎜ / 100枚 | 5.0 | 1.0 | 4.0 | 4.5 | 4.0 | |
【7位】ホビーベース TCGサイズ Wサイド・インナーハード 64.5×90㎜ / 50枚 | 2.5 | 5.0 | 4.5 | 3.0 | 5.0 | |
【8位】KMC カードバリアー パーフェクトハード 64×89㎜ / 50枚 | 3.0 | 5.0 | 4.0 | 4.5 | 3.0 | |
【9位】KMC カードバリアー100 パーフェクトサイズ 64×89㎜/ 100枚 | 5.0 | 1.5 | 3.5 | 5.0 | 3.0 | |
【10位】アンサー トレカプロテクト 横入れジャストタイプ 64×89㎜ / 100枚 | 4.5 | 1.5 | 5.0 | 2.5 | 4.0 |
スタンダードサイズに合う『無地スリーブ』
スタンダードサイズ(レギュラーサイズ)におすすめの無地スリーブ(1位~3位)を紹介します。
- 1位:KATANAスリーブ
- 2位:イクリプス グロススリーブ
- 3位:イクリプス マットスリーブ
1位:KATANAスリーブ
発売元 | Ultimate Guard |
スリーブサイズ | 66×91㎜ |
枚数 | 100枚 |
加工 | 表面:クリア 裏面:エンボス加工 |
色の種類 | 10色 |
製造 | 日本 |
無地スリーブとしての評価
透明度 | 4.0 |
硬さ | 4.0 |
裂けにくさ | 5.0 |
接着部分の処理 | 5.0 |
シャッフル感 | 4.5 |
デッキの崩れにくさ | 4.5 |
- 側面が圧倒的に裂けにくい
- 横入れシャッフルがスムーズ
- デッキ崩れしにくい
- 裏面が透けない
スタンダードサイズにおすすめの無地スリーブは、高品質で有名なKATANAスリーブです。
KATANAスリーブの表裏の仕様は、表面がクリア面、裏面がエンボス加工になっています。
エンボス加工された面は、他の無地スリーブと比べると凹凸が粗めで、手触りがザラザラです。
この粗めの凹凸があることで、スリーブ同士がくっつきにくく、シャッフルしやすいのが良いところ。
特に横入れシャッフル(ファローシャッフル)がやりやすくて、言葉で表現するのが難しいですが、感覚としてはぬる~っと滑らかに入り込んでいく感じです。
スリーブの束同士をあてがうとスッと間に入っていき、スリーブの側面がぶつかって止まることがありません。抵抗感が少ないので、シャッフルしていて気持ちいいです。
一方で、シャッフルしやすいスリーブはデッキ崩れしやすいことがありますが、KATANAスリーブはスリーブが滑り落ちにくく、デッキ崩れしにくいです。これはエンボス加工の凹凸が粗めなので、摩擦がある程度かかるからだと思います。(凹凸が細かすぎると摩擦が少なくなるのでデッキ崩れしやすい)
そして、KATANAスリーブの強みは側面が裂けにくいところ。
様々な無地スリーブの側面を引っ張ってみましたが、KATANAスリーブは伸びるだけで裂けないことが多かったです。
他のスリーブは裂けにくいものもあれば裂けやすいものがあったりと個体差がありましたが、KATANAスリーブの裂けにくさは安定していました。無地スリーブの中では断トツで裂けにくいスリーブです。
また、底面の接着部分(裁断部分)は、下の写真のように熱で接着した時の溶け残りが見られずに綺麗に処理されています。
スリーブの側面を指で撫でてもケバケバした感触が全くありません。
実際に、スタンダードサイズをKATANAスリーブに入れた画像がこちら。
KATANAスリーブのサイズは66×91㎜なので、スタンダードサイズにちょうどいいサイズです。この大きさならインナースリーブを付けた状態でも入ります。
以上のように、「シャッフルのしやすさとデッキの崩れにくさが両立する程よいエンボス加工」と「圧倒的な裂けにくさ&ほどよい硬さの高耐久度」が魅力です。裏面が透けにくいので、明るい色でも選びやすいのも良いところ。正直、短所らしい短所が見当たらないパーフェクトな無地スリーブです。
定番のハイパーマットと比べて値段が高いので躊躇するかもしれませんが、ハイパーマットよりも断然長持ちするので、まずはメインデッキだけでもKATANAスリーブにしてみることをおすすめします。迷っている方はKATANAスリーブを選べばOKです。
2位:イクリプス グロススリーブ
発売元 | UltraPRO(ウルトラプロ) |
スリーブ名 | イクリプスグロススリーブ |
スリーブサイズ | 66×91㎜ |
枚数 | 100枚 |
加工 | 表面:クリア(グロス仕上げ) 裏面:エンボス加工 |
色の種類 | 12色 |
製造 | アメリカ |
無地スリーブとしての評価
透明度 | 5.0 |
硬さ | 3.0 |
裂けにくさ | 3.5 |
接着部分の処理 | 4.5 |
シャッフル感 | 4.5 |
デッキの崩れにくさ | 4.5 |
- グロス仕上げでフォイルの光沢感アップ
- 透明度の高さがトップクラス
- 裏面が透けない
- 横入れシャッフルがスムーズ
- デッキ崩れしにくい
KATANAスリーブと同じくらいおすすめなのが『ウルトラプロ イクリプスグロススリーブ』です。
イクリプスグロススリーブの良い点は、クリア面のグロス仕上げで、フォイル加工されたカードのキラキラ感がより強調されて見えるところ。
単体だと分かりづらいので、一般的なスリーブと比較してみます。(ポケカ使用)
上の写真の通り、イクリプスグロスの方がより光沢感がアップして見えます。透明度の高さもトップクラスなので、TCGのカードを綺麗に見せたい方におすすめです。
また、イクリプスシリーズは、スリーブの内側にブラック層が追加された多層フィルムになっています。
ブラック層があるメリットは、カードの裏面が絶対に透けないことです。
比較として、同系色の他のスリーブと比べた写真がこちら。
右側のスリーブはイラストが完全に透けていますが、左側のイクリプススリーブは全く透けていません。これなら透けやすい明るい色でも安心して選べます。
イクリプスグロススリーブのエンボス加工された面は、凹凸がかなり控えめです。
他の無地スリーブと比べると、凹凸の高さが低くて平坦な印象で、ザラザラというよりもさらさら寄りの手触りです。
横入れシャッフルをすると、最後に若干押し込む必要がありますが、スリーブの間にスススーッとスムーズに入っていきます。(シャッフルの評価はKATANAスリーブと同じ)
スリーブサイズは66×91㎜なので、スタンダードサイズのカードにちょうどいい大きさです。
先ほど紹介したKATANAスリーブと比べると、裂けにくさや硬さはKATANAスリーブの方が上ですが、透明度やフォイルのキラキラ感はイクリプスグロススリーブの方が上なので、スタンダードサイズを綺麗に見せたい方にはイクリプスグロススリーブがおすすめです。
3位:イクリプス マットスリーブ
発売元 | UltraPRO(ウルトラプロ) |
スリーブ名 | イクリプスマットスリーブ |
スリーブサイズ | 66×91㎜ |
枚数 | 100枚 |
加工 | 表面:マット加工 裏面:エンボス加工 |
色の種類 | 12色 |
製造 | アメリカ |
無地スリーブとしての評価
透明度 | 2.0 |
硬さ | 2.5 |
裂けにくさ | 4.0 |
接着部分の処理 | 4.5 |
シャッフル感 | 5.0 |
デッキの崩れにくさ | 3.0 |
- サラサラとした心地いい手触り
- 光の反射を抑えられる
- 指紋が付きにくくべたつかない
- 裏面が透けない
- 横入れシャッフルがスムーズ
- 側面が裂けにくい
- 表面が白っぽくなる
- やや柔らかめ
マットタイプが好みな方には『イクリプスマットスリーブ』がおすすめです。
特徴は、表面がマット仕様(艶消し)になっているところ。
マットタイプのメリットは、光を反射しづらい点です。
ライトを当てて、イクリプスマットスリーブと一般的なクリアタイプのスリーブを比較したのがこちら。(スリーブを同じ位置に置き、同じ角度から撮影)
一般的なクリアタイプのスリーブは光を反射するので、見る位置によってはカード内容が見えないことがありますが、イクリプスマットは光の反射が抑えられるのでどの方向からでもカード内容が分かります。ライトが当たる環境やリモートプレイでも視認しやすいのが良いところです。
また、マットタイプなので、サラサラとした心地いい手触り&指紋が全然つかずベタつかないのもGOODです。
内側にブラック層があることで透けない点と控えめなエンボス加工はグロスタイプと同じです。
横入れシャッフルのやりやすさは最上級レベルです。イクリプス マットスリーブは、スリーブの間にスススーッと入っていく感じはグロスタイプと同じですが、KATANAスリーブやイクリプスグロススリーブよりも引っかかりがないので、ほとんど押し込まなくてもスリーブの束がまとまってくれます。
スリーブサイズは66×91㎜なので、スタンダードサイズのカードにちょうどいい大きさです。
まとめると、イクリプスマットスリーブはマットタイプの中ではイチオシの無地スリーブなので、「マットタイプのさらさらした手触りが好き」「光の反射を抑えたい」という方におすすめです。
その他の無地スリーブ一覧表
スタンダードサイズ(レギュラーサイズ)に対応しているその他の無地スリーブを一覧表にしてまとめました。
以下の全てのスリーブは『無地スリーブのおすすめランキング』にまとめているので、気になるスリーブがあればチェックしてみてください。
スクロールできます
画像 | スリーブ名 | 透明度 | 硬さ | 裂けにくさ | 接着部分 の処理 | シャッフル | デッキの 崩れにくさ |
【1位】イチオシ KATANAスリーブ 66×91㎜ / 100枚 | 4.0 | 4.0 | 5.0 | 5.0 | 4.5 | 4.5 | |
【2位】光沢アップ イクリプス グロススリーブ 66×91㎜ / 100枚 | 5.0 | 3.0 | 3.5 | 4.5 | 4.5 | 4.5 | |
【3位】マット№1 イクリプス マットスリーブ 66×91㎜ / 100枚 | 2.0 | 2.5 | 4.0 | 4.5 | 5.0 | 3.0 | |
【4位】 ドラゴンシールドスリーブ デュアルマット 66×92㎜ / 100枚 | 5.0 | 4.5 | 2.5 | 3.0 | 5.0 | 3.5 | |
【5位】 ザラザラマットスリーブPro 66×91㎜ / 80枚 | 1.5 | 3.5 | 2.0 | 2.0 | 4.5 | 1.5 | |
画像 | スリーブ名 | 透明度 | 硬さ | 裂けにくさ | 接着部分の処理 | 空気の抜けやすさ | デッキの 崩れにくさ |
【6位】 KINGスリーブ 66×91㎜ / 80枚 | 5.0 | 4.0 | 3.0 | 2.5 | 4.0 | 2.0 | |
【7位】 ドラゴンシールドスリーブ マットタイプ 66×92㎜ / 100枚 | 5.0 | 4.0 | 1.0 | 2.5 | 4.5 | 4.0 | |
【8位】 ハイパーマットプレミアム 66×91㎜ / 80枚 | 1.0 | 4.0 | 1.0 | 3.5 | 3.5 | 2.5 | |
【9位】コスパ最強 ハイパーマットスリーブ 66×91㎜/ 80枚 | 4.0 | 4.0 | 2.0 | 3.5 | 3.0 | 4.5 | |
【10位】 SUPREME UXスリーブ 66×91㎜ / 80枚 | 4.0 | 1.5 | 5.0 | 5.0 | 2.5 | 2.5 |
スタンダードサイズに合う『オーバースリーブ』
スタンダードサイズ(レギュラーサイズ)におすすめのオーバースリーブ(1位~3位)を紹介します。
1位:スリーブプロテクターM エンボス&クリア
発売元 | ブロッコリー |
スリーブサイズ | 68.5×93㎜ |
枚数 | 80枚入り |
加工 | 表面:クリア 裏面:エンボス加工 |
製造 | 日本 |
オーバースリーブとしての評価
透明度 | 4.0 |
硬さ | 3.5 |
裂けにくさ | 3.0 |
接着部分の処理 | 5.0 |
シャッフル感 | 5.0 |
- エンボス加工なのにイラストがクリアに見える
- シャッフル時に引っ掛かりが少なくてスムーズ
- 日本製でサイズのバラつきがほとんどない
スタンダードサイズにおすすめのオーバースリーブは、ブロッコリーから発売されている『スリーブプロテクターM エンボス&クリア』です。
このスリーブは「表がクリア面・裏がエンボス面」になっているのが特徴です。
他社製のエンボススリーブと比べて良いところは、控え目な凹凸感です。
一般的なエンボススリーブの凹凸は粒が大きくてかなり目立ちますが、スリーブプロテクターM エンボス&クリアの凹凸は高さが低く、粒状というよりも模様のようになっていて目立ちにくいです。
ブロッコリーのエンボス&クリアと一般的なエンボススリーブを比較した写真がこちら。
一般的なエンボススリーブは凹凸がイラストの見た目を邪魔しますが、ブロッコリー製はイラストがかなりクリアに見えます。「エンボススリーブでもイラストを綺麗に見せたい」という方におすすめです。
手触りは一般的なエンボススリーブのザラザラ感ではなく、滑らかな感触です。
また、凹凸が浅いですが、スリーブ同士が全然くっつきません。横入れシャッフル時はひっかかりが少なくて、スリーブとスリーブの間にスッと自然に入り込む感じでとてもスムーズです。オーバースリーブの中でもシャッフル感は抜群に良いです。
実際に、キャラスリ(67×92㎜)にブロッコリー スリーブプロテクターM エンボス&クリアを付けた写真がこちら↓
上の写真の通り、キャラスリにジャストサイズです。また、ブロッコリーのスリーブは日本製で、サイズのブレがほとんどないのも良いところです。
これまでスタンダードサイズに色んなオーバースリーブを試しましたが、スリーブプロテクターM エンボス&クリアは、シャッフルがスムーズ・透明度が高い・側面が裂けづらい・デッキ崩れしにくいと総合的にクオリティーが高く、目立った短所もないおすすめのオーバースリーブです。迷ったらとりあえずこのスリーブを選べばOKです!
2位:ザラザラマットスリーブ オーバーサイズ
発売元 | Aclass(アクラス) |
スリーブサイズ | 69×93㎜ |
枚数 | 80枚入り |
加工 | 表面:クリア 裏面:エンボス加工 |
製造 | 中国 |
オーバースリーブとしての評価
透明度 | 3.5 |
硬さ | 4.0 |
裂けにくさ | 5.0 |
接着部分の処理 | 3.5 |
シャッフル感 | 4.5 |
- 凹凸が粗め
- 耐久度が高い(硬い・側面が裂けにくい)
- 裏面がやや濁って見える
アクラス ザラザラマットスリーブ オーバーサイズは、裏面がエンボス加工されたオーバースリーブです。
特徴は、エンボス加工の凹凸感が粗めなこと。
ブロッコリーのスリーブプロテクターM エンボス&クリアよりも凹凸の粒々が大きくて、手触りはザラザラです。
シャッフル感は、ブロッコリーのエンボス&クリアに近く、若干引っかかりはあるもののシャッフルしやすいです。
また、耐久度が高いのも良いところです。エンボススリーブで比較すると、スリーブの硬さと側面の裂けにくさはトップクラスです。
一方で、凹凸感がハッキリしている分、イラストがやや濁って見えます。
特に光に当たると、凹凸が目立ってイラストが見えづらくなります。
実際に、キャラスリを付けたスタンダードサイズカードにアクラス ザラザラマットスリーブ オーバーサイズを付けた写真がこちら↓
ブロッコリーのエンボス&クリアよりも横幅が0.5㎜大きいので、スタンダードサイズのカードが入れやすいです。縦方向についてはギリギリ飛び出さないジャストサイズになっています。
シャッフル感やイラスト付きスリーブの見栄えはブロッコリーの方がいいですが、硬さや側面の裂けづらさといった耐久度はこちらの方が上です。ブロッコリー エンボス&クリアからの乗り換えなら真っ先に挙げるスリーブです。
3位:スリーブプロテクターM マット&クリア
発売元 | ブロッコリー |
スリーブサイズ | 68.5×93㎜ |
枚数 | 80枚入り |
加工 | 表面:クリア 裏面:マット加工 |
製造 | 日本 |
オーバースリーブとしての評価
透明度 | 2.5 |
硬さ | 3.5 |
裂けにくさ | 2.5 |
接着部分の処理 | 5.0 |
シャッフル感 | 4.5 |
- 手触りがさらさらで気持ちいい
- 手汗でくっつきづらい
- 光の反射が抑えられる
- 日本製でサイズのバラつきがほとんどない
- 側面がやや裂けやすい
- 裏面がやや白っぽく見える
ブロッコリー スリーブプロテクターM マット&クリアはマット加工されたオーバースリーブで、「表がクリア面・裏がマット面」になっています。
このマットスリーブの良いところはさらさらした気持ちいい触り心地で、他のマットスリーブと比べても滑らかさはトップクラスです。また、指紋が付きにくく、手汗でスリーブ同士がくっつかないのもGOODです。
そして、光の反射が抑えられるのも良いところ。
マット&クリアとクリアタイプ(無加工)の光の反射を比較したのがこちら。(同じ角度・同じ位置で撮影)
画像のように光の反射を防いでくれるので、イラストが見えやすくなります。
横入れシャッフルは、シャシャシャシャ~と軽快にできて、引っかかることが少なく、押し込む力も少なくて済むのでやりやすいです。
一方で、マットタイプだと避けられない宿命ですが、イラストがスモークがかかったようにやや白っぽくなります。
白濁感の強さは、Fun Dealマットスリーブ キャラスリガードよりも強く、アクラス トレカスリーブ ディフェンダーハードマットと同程度。
この白っぽさをマイナスに感じる人もいますが、逆に「落ち着いた色合いになって高級感がある」と捉えてマットタイプを好む人もいます。
実際に、キャラスリを付けたスタンダードサイズカードにスリーブプロテクターM マット&クリアを付けた写真がこちら↓
このスリーブもキャラスリにジャストサイズです。
僕はマット&クリアのしっとりした質感が好きなので、一時期「マット&クリア」か「エンボス&クリア」でものすごく迷っていましたが、マット&クリアは側面がやや裂けやすい・キャラスリのイラスト面がやや白くなるので、今は「エンボス&クリア」をよく使っています。
サラサラの手触りが好きな方・光の反射を抑えたい方・マットタイプに高級感を感じる方には『スリーブプロテクターM マット&クリア』がおすすめです。
その他のオーバースリーブ一覧表
スタンダードサイズ(レギュラーサイズ)に対応しているその他のオーバースリーブを一覧表にしてまとめました。
以下の全てのスリーブは『オーバースリーブのおすすめランキング』にまとめているので、気になるスリーブがあればチェックしてみてください。
画像 | スリーブ名 | 透明度 | 硬さ | 裂けにくさ | 接着部分の処理 | シャッフル感 |
【1位】ブロッコリー スリーブプロテクターM エンボス&クリア 68.5×93㎜ / 80枚 | 4.0 | 3.5 | 3.0 | 5.0 | 5.0 | |
【2位】Aclass ザラザラマットスリーブ オーバーサイズ 69×93㎜ / 80枚 | 3.5 | 4.0 | 5.0 | 3.5 | 4.5 | |
【3位】ブロッコリー スリーブプロテクターM マット&クリア 68.5×93㎜ / 80枚 | 2.5 | 3.5 | 2.5 | 5.0 | 4.5 | |
【4位】KMC キャラクタースリーブガード マット&クリアー 69×94㎜ / 60枚 | 3.0 | 4.0 | 3.5 | 2.5 | 4.0 | |
【5位】ブロッコリー スリーブプロテクターM マット 68.5×93㎜ / 80枚 | 2.0 | 4.0 | 2.0 | 5.0 | 4.5 | |
画像 | スリーブ名 | 透明度 | 硬さ | 裂けにくさ | 接着部分の処理 | シャッフル感 |
【6位】TOYGER KING’s Outer Sleeve エンボスクリア Mサイズ 69×94㎜ / 80枚 | 3.5 | 2.5 | 2.5 | 5.0 | 4.0 | |
【7位】Aclass トレカスリーブ ディフェンダーハードマット 69×93㎜ / 60枚 | 2.5 | 4.5 | 5.0 | 1.5 | 3.0 | |
【8位】ドラゴンスター ザラスリL 69×93.5㎜ / 100枚 | 3.0 | 4.5 | 3.5 | 4.0 | 4.0 | |
【9位】やのまん カードプロテクター オーバーガードZ 70×95㎜(実寸)/ 50枚 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 4.0 | 1.5 | |
【10位】Fun Deal マットスリーブ キャラスリガード 69.5×93.5㎜ / 60枚 | 3.0 | 3.0 | 2.5 | 4.0 | 3.5 |
1重・2重・3重スリーブのおすすめ構成
最後に、スタンダードサイズにおすすめの1重・2重・3重スリーブ構成を紹介します。
具体的なスリーブの組み合わせを5パターン紹介しているので、気になるところからチェックしてみてください。
①1重スリーブ構成(無地スリver)
1重目 | Ultimate Guard KATANAスリーブ (66×91㎜) |
無地スリーブを使った1重スリーブ構成なら、シャッフルしやすい&側面が裂けにくい&ほどよい硬さの『KATANAスリーブ』がおすすめです。
実際に、KATANAスリーブにスタンダードサイズカードを入れた写真がこちら。
②1重スリーブ構成(キャラスリver)
1重目 | ムービック きゃらスリーブコレクション マットシリーズ (67×92㎜) |
イラスト付きスリーブを1重スリーブで使うなら『きゃらスリーブコレクション マットシリーズ』がおすすめです。
通常のキャラスリとの大きな違いは、裏面がマット加工でさらさらしている点。
このマット加工により、無加工のキャラスリよりもファローシャッフル(横入れシャッフル)が圧倒的にやりやすいです。
実際に、きゃらスリーブコレクション マットシリーズにスタンダードサイズカードを入れた写真がこちら。
カードサイズに対して縦横ともに4㎜大きいので、カードを出し入れしやすい大きさです。
キャラスリを使って1重スリーブにしたい方は、無加工ではなく、マット加工タイプを選びましょう。一方で、上からオーバースリーブを被せる場合はこのマット加工が活かされないので無加工タイプでOKです。
③2重スリーブ構成(無地スリver)
1重目 | アクラス トレカスリーブジャストサイドイン (64×89㎜) |
2重目 | Ultimate Guard KATANAスリーブ (66×91㎜) |
無地スリーブの内側にインナースリーブを入れることで、ゴミや埃がカードに接触しづらく、スリーブの角が折れにくいようにした2重スリーブ構成です。
1重目には横入れタイプで空気が抜けやすく、透明度が高い&側面が裂けづらい『アクラス トレカスリーブジャストサイドイン』、2重目にはシャッフルしやすい&圧倒的に裂けにくい『KATANAスリーブ』を採用しています。
スタンダードサイズのカードを上記の2重スリーブ構成にした写真がこちら。
④2重スリーブ構成(キャラスリver)
1重目 | キャラクタースリーブ (67×92㎜) | |
2重目 | ブロッコリー スリーブプロテクター エンボス&クリア (68.5×93㎜) |
自分の好きなキャラスリをオーバースリーブで守る2重スリーブ構成です。
2重目には、シャッフルがスムーズ・透明度が高い・側面が裂けづらい・デッキ崩れしにくいなど総合的にクオリティーが高い『スリーブプロテクター エンボス&クリア』がおすすめです。
スタンダードサイズのカードを上記の2重スリーブ構成にした写真がこちら。
⑤3重スリーブ構成
1重目 | アクラス トレカスリーブジャストサイドイン (64×89㎜) |
2重目 | キャラクタースリーブ (67×92㎜) |
3重目 | ブロッコリー スリーブプロテクター エンボス&クリア (68.5×93㎜) |
3重スリーブでガッチリ保護したい方は、上記3種類のスリーブがおすすめです。2重スリーブに比べてデッキの厚みが増しますが、その分だけカード1枚の強度がアップするので、安心感が段違いです。
スタンダードサイズカードを3重スリーブ構成にした写真がこちら。