【徹底比較】無地スリーブのおすすめランキング11選
高級な無地スリーブの値段は、定番のハイパーマットスリーブの倍以上するので、気にはなるけどなかなか手が出しづらいもの…。
奮発して高級無地スリーブを買ったものの、自分が求めている性能が備わっていなかったら、「こんなことならパックを買ったほうが良かった…」と後悔してしまうかもしれません。
そこで、今回は、無地スリーブで失敗したくない方に向けて無地スリーブのおすすめランキング11選を徹底紹介します。
実際にすべてのスリーブを比較して、透明度・硬さ・裂けにくさ・接着部分の処理・シャッフル感・デッキの崩れにくさを評価しています。
価格の高い無地スリーブが気になっている方はぜひ参考にしてみてください。
おすすめだけ知りたい方はこちら
\イチオシ/ KATANAスリーブ | 全てにおいて高水準 迷ったらコレでOK! Amazon 楽天市場 |
イクリプスグロススリーブ | フォイルの光沢感アップ! カードを綺麗に見せたい人はコレ Amazon 楽天市場 |
イクリプスマットスリーブ | マットタイプを探している方はコレ Amazon 楽天市場 |
ハイパーマットスリーブ | コスパ最強! とにかく安く手に入れたい人向け。 Amazon 楽天市場 |
また、無地スリーブやオーバースリーブなども検討している方は『カードスリーブのおすすめランキング』の記事もご覧ください。
無地スリーブとは
無地スリーブとは、裏面がカラー(有色)になっているスリーブのことです。
無地スリーブには黒・赤・青・緑・白など様々な色があるので、自分の好きな色を選んだり、デッキごとに色分けしてデッキの種類を判別しやすくすることもできます。
カラー面はエンボス加工されている
カラー面は、基本的にエンボス加工(凹凸をつける加工)されているものがほとんどです。
カラー面に凹凸がある
スリーブの種類によって凹凸の大きさが異なるので、粗めの凹凸でザラザラしているものもあれば、細かい凹凸でサラサラしているものもあります。また、この凹凸の程度で横入れシャッフルのやりやすさも変わってきます。
表面はクリアタイプとマットタイプがある
表面は、「クリアタイプ」の他に「マットタイプ」になっているスリーブもあります。
クリアタイプは透明度高く、マットタイプはスモークがかったように白っぽく見えます。(画像参照↓)
クリアタイプ
マットタイプ
マットタイプのメリットは、以下の3つです。
- 手触りがさらさらで気持ちいい
- 光の反射を抑えられる
- 手汗が多くてもスリーブがくっつきにくい
一般的によく使われているのはクリアタイプですが、マットタイプは「さらさらな手触りが好きな方」「手汗が多い方」「光の反射を抑えたい方」におすすめです。
無地スリーブのサイズ
トレーディングカードのサイズは、63×88㎜のスタンダードサイズ(レギュラーサイズ)と59×86㎜のスモールサイズ(ミニサイズ)があります。
それぞれに対応した無地スリーブの一般的な大きさがこちらです。
- スタンダードサイズ…66×91㎜
- スモールサイズ…62×89㎜
実際に、スタンダードサイズ(ポケカ)とスモールサイズ(遊戯王)に対応する無地スリーブを付けた画像がこちら。
また、ポケカ・遊戯王にインナースリーブ(64×89㎜・60×87㎜)を付けた状態でも入ります。
無地スリーブのおすすめランキング
ここから本題の無地スリーブのおすすめランキングを紹介します。
実際に各無地スリーブの「透明度・硬さ・裂けにくさ・接着部分の処理・シャッフル感・デッキの崩れにくさ」の6項目を比較検証しています。
ここでは詳細な検証方法は割愛しますが、詳しく知りたい方は記事後半の無地スリーブの検証方法をチェックしてみてください。
ランキングの一覧表
まずは、無地スリーブのランキング&評価を一覧表でまとめました。
気になるスリーブがあれば、リンクから各スリーブの詳細に飛べます。(サイズ・枚数はスタンダードサイズの情報)
スクロールできます
画像 | スリーブ名 | 透明度 | 硬さ | 裂けにくさ | 接着部分 の処理 | シャッフル | デッキの 崩れにくさ |
【1位】イチオシ KATANAスリーブ 66×91㎜ / 100枚 | 4.0 | 4.0 | 5.0 | 5.0 | 4.5 | 4.5 | |
【2位】光沢アップ イクリプス グロススリーブ 66×91㎜ / 100枚 | 5.0 | 3.0 | 3.5 | 4.5 | 4.5 | 4.5 | |
【3位】マット№1 イクリプス マットスリーブ 66×91㎜ / 100枚 | 2.0 | 2.5 | 4.0 | 4.5 | 5.0 | 3.0 | |
【4位】 ドラゴンシールドスリーブ デュアルマット 66×92㎜ / 100枚 | 5.0 | 4.5 | 2.5 | 3.0 | 5.0 | 3.5 | |
【5位】 ザラザラマットスリーブPro 66×91㎜ / 80枚 | 1.5 | 3.5 | 2.0 | 2.0 | 4.5 | 1.5 | |
画像 | スリーブ名 | 透明度 | 硬さ | 裂けにくさ | 接着部分の処理 | 空気の抜けやすさ | デッキの 崩れにくさ |
【6位】 KINGスリーブ 66×91㎜ / 80枚 | 5.0 | 4.0 | 3.0 | 2.5 | 4.0 | 2.0 | |
【7位】 ドラゴンシールドスリーブ マットタイプ 66×92㎜ / 100枚 | 5.0 | 4.0 | 1.0 | 2.5 | 4.5 | 4.0 | |
【8位】 ハイパーマットプレミアム 66×91㎜ / 80枚 | 1.0 | 4.0 | 1.0 | 3.5 | 3.5 | 2.5 | |
【9位】コスパ最強 ハイパーマットスリーブ 66×91㎜/ 80枚 | 4.0 | 4.0 | 2.0 | 3.5 | 3.0 | 4.5 | |
【10位】 SUPREME UXスリーブ 66×91㎜ / 80枚 | 4.0 | 1.5 | 5.0 | 5.0 | 2.5 | 2.5 | |
画像 | スリーブ名 | 透明度 | 硬さ | 裂けにくさ | 接着部分の処理 | 空気の抜けやすさ | デッキの 崩れにくさ |
【11位】 ハイパーストロング 66×91㎜ / 80枚 | 3.5 | 5.0 | 1.5 | 3.5 | 1.5 | 5.0 |
1位:KATANAスリーブ
発売元 | Ultimate Guard |
サイズ | 《スタンダード》66×91㎜ 《ジャパニーズ》62×89㎜ |
枚数 | 《スタンダード》100枚 《ジャパニーズ》60枚 |
加工 | 表面:クリア 裏面:エンボス加工 |
色の種類 | 《スタンダード》10色 《ジャパニーズ》5色 |
製造 | 日本 |
無地スリーブとしての評価
透明度 | 4.0 |
硬さ | 4.0 |
裂けにくさ | 5.0 |
接着部分の処理 | 5.0 |
シャッフル感 | 4.5 |
デッキの崩れにくさ | 4.5 |
各項目が総じて高品質。
特に優れているのは側面の圧倒的な裂けにくさ。
迷ったらKATANAスリーブを選べばOK!
無地スリーブのイチオシは、高品質で有名なKATANAスリーブです。
KATANAスリーブの表裏の仕様は、表面がクリア面、裏面がエンボス加工になっています。
エンボス加工された面は、他の無地スリーブと比べると凹凸が粗めで、手触りがザラザラです。
この粗めの凹凸があることで、スリーブ同士がくっつきにくく、シャッフルしやすいのが良いところ。
特に横入れシャッフル(ファローシャッフル)がやりやすくて、言葉で表現するのが難しいですが、感覚としてはぬる~っと滑らかに入り込んでいく感じです。
スリーブの束同士をあてがうとスッと間に入っていき、スリーブの側面がぶつかって止まることがありません。抵抗感が少ないので、シャッフルしていて気持ちいいです。
一方で、シャッフルしやすいスリーブはデッキ崩れしやすいことがありますが、KATANAスリーブはスリーブが滑り落ちにくく、デッキ崩れしにくいです。これはエンボス加工の凹凸が粗めなので、摩擦がある程度かかるからだと思います。(凹凸が細かすぎると摩擦が少なくなるのでデッキ崩れしやすい)
そして、KATANAスリーブの強みは側面が裂けにくいところ。
様々な無地スリーブの側面を引っ張ってみましたが、KATANAスリーブは伸びるだけで裂けないことが多かったです。
他のスリーブは裂けにくいものもあれば裂けやすいものがあったりと個体差がありましたが、KATANAスリーブの裂けにくさは安定していました。無地スリーブの中では断トツで裂けにくいスリーブです。
また、底面の接着部分(裁断部分)は、下の写真のように熱で接着した時の溶け残りが見られずに綺麗に処理されています。
スリーブの側面を指で撫でてもケバケバした感触が全くありません。
以上のように、「シャッフルのしやすさとデッキの崩れにくさが両立する程よいエンボス加工」と「圧倒的な裂けにくさ&ほどよい硬さの高耐久度」が魅力です。裏面が透けにくいので、明るい色でも選びやすいのも良いところ。正直、短所らしい短所が見当たらないパーフェクトな無地スリーブです。
定番のハイパーマットと比べて値段が高いので躊躇するかもしれませんが、ハイパーマットよりも断然長持ちするので、まずはメインデッキだけでもKATANAスリーブにしてみることをおすすめします。迷っている方はKATANAスリーブを選べばOKです。
スタンダードサイズ用
スモールサイズ(ミニサイズ)用
2位:イクリプス グロススリーブ
発売元 | UltraPRO(ウルトラプロ) |
スリーブ名 | イクリプスグロススリーブ |
サイズ | 《スタンダード》66×91㎜ 《スモール》62×89㎜ |
枚数 | 《スタンダード》100枚 《スモール》60枚 |
加工 | 表面:クリア(グロス仕上げ) 裏面:エンボス加工 |
色の種類 | 《スタンダード》12色 《スモール》12色 |
製造 | アメリカ |
無地スリーブとしての評価
透明度 | 5.0 |
硬さ | 3.0 |
裂けにくさ | 3.5 |
接着部分の処理 | 4.5 |
シャッフル感 | 4.5 |
デッキの崩れにくさ | 4.5 |
グロス仕上げでフォイルの光沢感がアップするのが良いところ。
カードを綺麗に見せたい方やカードをコレクションしている方におすすめ。
KATANAスリーブと同じくらいおすすめなのが『ウルトラプロ イクリプスグロススリーブ』です。
イクリプスグロススリーブの良い点は、クリア面のグロス仕上げで、フォイル加工されたカードのキラキラ感がより強調されて見えるところ。
単体だと分かりづらいので、一般的なスリーブと比較してみます。
上の写真の通り、イクリプスグロスの方がより光沢感がアップして見えます。透明度の高さもトップクラスなので、トレカを綺麗に見せたい方におすすめです。
また、イクリプスシリーズは、スリーブの内側にブラック層が追加された多層フィルムになっています。
ブラック層があるメリットは、カードの裏面が絶対に透けないことです。
比較として、同系色の他のスリーブと比べた写真がこちら。
右側のスリーブはポケカの裏面デザインが完全に透けていますが、左側のイクリプススリーブは全く透けていません。これなら透けやすい明るい色でも安心して選べます。
イクリプスグロススリーブのエンボス加工された面は、凹凸がかなり控えめです。
他の無地スリーブと比べると、凹凸の高さが低くて平坦な印象で、ザラザラというよりもさらさら寄りの手触りです。
横入れシャッフルをすると、最後に若干押し込む必要がありますが、スリーブの間にスススーッとスムーズに入っていきます。(シャッフルの評価はKATANAスリーブと同じ)
先ほど紹介したKATANAスリーブと比べると、裂けにくさや硬さはKATANAスリーブの方が上ですが、透明度やフォイルのキラキラ感はイクリプスグロススリーブの方が上なので、カードを綺麗に見せたい方にはイクリプスグロススリーブがおすすめです。
スタンダードサイズ用
スモールサイズ(ミニサイズ)用
3位:イクリプス マットスリーブ
発売元 | UltraPRO(ウルトラプロ) |
スリーブ名 | イクリプスマットスリーブ |
サイズ | 《スタンダード》66×91㎜ 《スモール》62×89㎜ |
枚数 | 《スタンダード》100枚 《スモール》60枚 |
加工 | 表面:マット加工 裏面:エンボス加工 |
色の種類 | 《スタンダード》12色 《スモール》12色 |
製造 | アメリカ |
無地スリーブとしての評価
透明度 | 2.0 |
硬さ | 2.5 |
裂けにくさ | 4.0 |
接着部分の処理 | 4.5 |
シャッフル感 | 5.0 |
デッキの崩れにくさ | 3.0 |
マットタイプの中では最も高品質。
「さらさらな手触りが好きな方」「光の反射を抑えたい方」「手汗が多い方」におすすめ。
先ほど紹介したイクリプススリーブのマットタイプが『イクリプスマットスリーブ』です。
特徴は、表面がマット仕様(艶消し)になっているところ。
マットタイプのメリットは、光を反射しづらい点です。
ライトを当てて、イクリプスマットスリーブと一般的なクリアタイプのスリーブを比較したのがこちら。(スリーブを同じ位置に置き、同じ角度から撮影)
一般的なクリアタイプのスリーブは光を反射するので、見る位置によってはカード内容が見えないことがありますが、イクリプスマットは光の反射が抑えられるのでどの方向からでもカード内容が分かります。ライトが当たる環境やリモートプレイでも視認しやすいのが良いところです。
また、マットタイプなので、サラサラとした心地いい手触り&指紋が全然つかずベタつかないのもGOODです。
内側にブラック層があることで透けない点と控えめなエンボス加工はグロスタイプと同じです。
横入れシャッフルのやりやすさは最上級レベルです。イクリプス マットスリーブは、スリーブの間にスススーッと入っていく感じはグロスタイプと同じですが、KATANAスリーブやイクリプスグロススリーブよりも引っかかりがないので、ほとんど押し込まなくてもスリーブの束がまとまってくれます。
まとめると、イクリプスマットスリーブはマットタイプの中ではイチオシの無地スリーブなので、「マットタイプのさらさらした手触りが好き」「光の反射を抑えたい」という方におすすめです。
スタンダードサイズ用
スモールサイズ(ミニサイズ)用
4位:ドラゴンシールドスリーブ デュアルマット
発売元 | Arcane Tinmen |
スリーブ名 | ドラゴンシールドスリーブ デュアルマット |
サイズ(実測) | 《スタンダード》66×92㎜ 《スモール》62×88.5㎜ |
厚み | 0.12㎜ |
枚数 | 《スタンダード》100枚 《ジャパニーズ》60枚 |
加工 | 表面:クリア 裏面:エンボス加工 |
色の種類 | 《スタンダード》14色 《ジャパニーズ》14色 |
製造 | デンマーク |
関連サイト | ドラゴンシールドの公式ページ |
無地スリーブとしての評価
透明度 | 5.0 |
硬さ | 4.5 |
裂けにくさ | 2.5 |
接着部分の処理 | 3.0 |
シャッフル感 | 5.0 |
デッキの崩れにくさ | 3.5 |
ドラゴンシールドの欠点だった透けやすさ&裂けやすさが改良されたスリーブ。
色の種類が多いので、「色にこだわりがある」「他のスリーブに好きな色がない」という方におすすめ。
ドラゴンシールドスリーブ デュアルマットは、ドラゴンシールドの欠点だった透けやすさ&裂けやすさが改善されているスリーブです。
ウルトラプロのイクリプススリーブと同様に内側にブラック層を追加することで、透けないようになっています。
実際にドラゴンシールドのデュアルマットタイプとマットタイプにポケカを入れて比較したのがこちら。
マットタイプだとPOKEMONという文字やモンスターボールのイラストが透けてしまっていますが、デュアルマットは全く透けていません。これだけでかなりドラゴンシールドを選びやすくなりました。
ドラゴンシールドのもう1つの弱点だった裂けやすさも改良されています。
KATANAスリーブやイクリプススリーブと比べると裂けやすいものの、圧倒的に裂けやすかったドラゴンシールドマットタイプよりかは確実に裂けにくくなっていました。
また、デュアルマットタイプの違いは、定番のマットタイプよりも凹凸感が僅かに少ないところ。
マットタイプの手触りはザラザラしていますが、デュアルマットの手触りはザラザラよりもさらさら寄りです。
横入れシャッフルのやりやすさは、イクリプスマットスリーブと同等の最上級レベルです。ドラゴンシールドマットタイプでもスリーブとスリーブの間にサクッと入る感じでスムーズでしたが、デュアルマットはより抵抗なくストンと落ちていく感じです。おそらく、凹凸が少ない分、摩擦が少なくて滑りやすいからだと思います。
また、ドラゴンシールドは色の種類が多いことでも有名です。
ドラゴンシールドデュアルマットなら普通に良いスリーブなので、KATANAスリーブやイクリプススリーブに好きな色がなければ、ドラゴンシールドデュアルマットから選んでも全然良いと思います。
スタンダードサイズ用
スモールサイズ(ミニサイズ)用
5位:ザラザラマットスリーブPro
発売元 | アクラス(Aclass) |
サイズ | 66×91㎜ |
枚数 | 80枚入り |
加工 | 表面:マット加工 裏面:エンボス加工 |
カラーバリエーション | 4色 |
製造 | 中国 |
無地スリーブとしての評価
透明度 | 1.5 |
硬さ | 3.5 |
裂けにくさ | 2.0 |
接着部分の処理 | 2.0 |
シャッフル感 | 4.5 |
デッキの崩れにくさ | 1.5 |
他にはないきめ細かな凹凸感で、シャッフルが気持ちいい。
「マットタイプが欲しいけど、イクリプスマットはちょっと高い…」「今使っているスリーブのシャッフル感がいまいち…」という方におすすめ。
アクラス ザラザラマットスリーブProは、表面がマット加工・裏面がエンボス加工の無地スリーブです。
マットタイプなので、光の反射が抑えられる・手触りがさらさら・手汗でくっつきにくいのが良いところ。また、背面二層塗装(内側ブラック)で裏面が全く透けない仕様になっています。
そして、ザラザラマットスリーブProの一番の特徴は、きめ細やかな凹凸感です。
KATANAスリーブやハイパーマットスリーブと比べると、1つ1つの粒がめちゃくちゃ細かいです。
他にも凹凸が細かいスリーブはありますが、それらの比ではないくらいの細かさです。触った感じは、エンボス加工なのに“ザラザラ”した感じがなく、どちらかというと“さらさら”しています。
凹凸が細かいことでスリーブ同士の摩擦が減るので、滑りがすごく良いです。
この滑りの良さのおかげで、横入れシャッフルがとても快適です。抵抗感なくストンっと滑り落ちていく感覚が独特で、他のスリーブにはないシャッフル感が癖になります。
一方で、あまりに滑りやすいので、デッキ崩れしやすいのがデメリットです。また、側面がやや裂けやすい・接着部分(裁断部分)の処理が粗めというのも気になるところ。
以上のように一長一短ありますが、価格面では1000円ちょっとで購入できるので、高級無地スリーブの中では手が出しやすい方です。
「マットタイプが欲しいけど、イクリプスマットスリーブはちょっと高い…」「今使っているスリーブのシャッフル感がいまいち…」という方は一度アクラス ザラザラマットスリーブProを試してみてください。独特なシャッフル感に惹かれると思います。
6位:KINGスリーブ
発売元 | TOYGER |
サイズ | 《スタンダード》66×91㎜ 《ミニサイズ》62×89㎜ |
枚数 | 《スタンダード》80枚入り 《ミニサイズ》80枚入り |
加工 | 表面:クリア 裏面:エンボス加工 |
カラーバリエーション | 《スタンダード》9色 《ミニサイズ》5色 |
製造 | 不明 |
無地スリーブとしての評価
透明度 | 5.0 |
硬さ | 4.0 |
裂けにくさ | 3.0 |
接着部分の処理 | 2.5 |
シャッフル感 | 4.0 |
デッキの崩れにくさ | 2.0 |
KATANAスリーブの安価verという印象。
「KATANAスリーブが欲しいけど、ちょっと高い…」という方におすすめ。
まずは、KING(キング)スリーブの特徴から紹介します。
表裏の仕様は、表面がクリア面、裏面がエンボス加工になっています。
KINGスリーブの良いところは、透明度の高さ。無地スリーブの中ではトップクラスで、透明度の高いイクリプスグロススリーブと同等のクリアさです。
裏面のエンボス加工は、凹凸の形状がハッキリとした丸い粒状(均一なつぶつぶ)になっているのが特徴的です。
触った感じは、KATANAスリーブやハイパーマットよりもザラザラを感じやすいです。
横入れシャッフル(ファローシャッフル)については、スリーブの滑りが良いので自然に入り込んでいきます。抵抗感なくスッと落ちていくので、最後に押し込む力もほとんど必要ありません。
ただ、最初にスリーブの束を挿しこむ時にスリーブの側面同士がぶつかりやすいのが気になりました。KATANAスリーブやイクリプススリーブはスリーブの束をあてがうとスッと間に入っていきますが、キングスリーブはぶつかって止まることが多かったです。(対策としてはシャッフル前にスリーブの束に隙間ができるように持つ)
KINGスリーブを比較検証した結果としては、KATANAスリーブの安価バージョンという印象です。KATANAスリーブと比べると、裂けやすい・接着部分の処理が粗い・デッキ崩れしやすいですが、だいたい1,000円くらいで販売されているので、安く手に入るのが良いところです。
「KATANAスリーブが欲しいけどちょっと高い…」という方におすすめです。
スタンダードサイズ用
ミニサイズ(スモールサイズ)用
7位:ドラゴンシールドスリーブ マットタイプ
発売元 | Arcane Tinmen |
スリーブ名 | ドラゴンシールドスリーブ マット |
サイズ | 記載なし |
厚み | 0.12㎜ |
枚数 | 《スタンダード》100枚 《ジャパニーズ》60枚 |
加工 | 表面:クリア 裏面:エンボス加工 |
色の種類 | 《スタンダード》35色 《ジャパニーズ》30色 |
製造 | デンマーク |
関連サイト | ドラゴンシールドの公式ページ |
無地スリーブとしての評価
透明度 | 5.0 |
硬さ | 4.0 |
裂けにくさ | 1.0 |
接着部分の処理 | 2.5 |
シャッフル感 | 4.5 |
デッキの崩れにくさ | 4.0 |
裂けやすさと透けやすさが欠点。
ドラゴンシールドを買うなら、これらの欠点が改善されたデュアルマットタイプがおすすめ。
ドラゴンシールドマットタイプは、裏面がエンボス加工、表面がクリアなタイプです。
ドラゴンシールドの良いところと言えば、なんといってもカラーバリエーションの豊富さ。
マットタイプには、なんと35種類もののカラーがあります。
ちなみに、KATANAスリーブは10色展開、UltraProイクリプススリーブは12色展開なので、ドラゴンシールドのカラーバリエーションの多さは圧倒的です。これだけの種類があれば、自分のお気に入りのカラーも見つかると思います。
一方で、ドラゴンシールドマットタイプの欠点は、裂けやすさと透けやすさです。
ドラゴンシールドスリーブマットタイプのサイドを引っ張ると、6回中6回とも軽い力でサクッと裂けました。
様々な無地スリーブを同じように比較検証しましたが、ドラゴンシールドマットタイプはめちゃくちゃ裂けやすい方でした。
透けやすさについては、画像を見た方が早いと思うので、ドラゴンシールドマットタイプの「ペトロール」と「オレンジ」にポケモンカードを入れた画像をご覧ください。
写真では分かりづらいですが、明るい色のオレンジだとポケカ裏面の「POKEMON」という文字やモンスターボールのイラストが透けてしまっています。また、暗い色のペトロールでもモンスターボールのイラストがうっすらと透けてしまっています。
今ではこれらの欠点(裂けやすさ&透けやすさ)が改善された『ドラゴンシールドデュアルマット』が販売されているので、今買うなら断然デュアルマットタイプをおすすめします。
スタンダードサイズ用
ジャパニーズサイズ(ミニサイズ)用
8位: ハイパーマットプレミアム
サイズ | 66×91㎜ |
枚数 | 80枚 |
クリア面の厚み | 0.1㎜ |
カラー面の厚み | 0.12㎜ |
加工 | 表面:マット加工 裏面:エンボス加工 |
色の種類 | 1色 |
製造 | 日本 |
無地スリーブとしての評価
透明度 | 1.0 |
硬さ | 4.0 |
裂けにくさ | 1.0 |
接着部分の処理 | 3.5 |
シャッフル感 | 3.5 |
デッキの崩れにくさ | 2.5 |
マットタイプを安く手に入れたい人向け。
裂けやすいのが欠点だけど「裂けたら買い替えればいい」と割り切って使おう。
ハイパーマットプレミアムはハイパーマットのプレミアムverで、表面がマット加工・裏面がエンボス加工の無地スリーブです。
表面がマット仕様(艶消し)になっているので、光の反射が抑えられるのが良いところです。部屋の電気をつけて、ハイパーマットプレミアムとハイパーマットを比べた写真がこちら↓
ハイパーマットは光を反射するので、見る位置によってはカード内容が見えないことがありますが、プレミアムは反射しづらいのでどの方向からでもカード内容が分かります。ライトが当たる環境やリモートプレイでも視認しやすいのがGOODです。
また、クリア面がサラサラとした手触りで気持ちよく、さすがはプレミアムといった感触です。
横入れシャッフルについては、高級無地スリーブほどではないものの、ハイパーマットシリーズの中では一番シャッフルしやすいです。表面がマット加工で滑らかなので、カードがシャシャシャっとスムーズに入っていきます。
欠点は、側面の裂けやすさです。側面を引っ張ると、6回中6回とも軽い力でサクッと裂けてしまいました。(ドラゴンシールドマットタイプと同レベルの裂けやすさ)
とはいえ、ハイパーマットシリーズの良さは価格の安さです。ハイパーマットプレミアムはだいたい550円弱で買えるので、裂けたら買い替えると割り切って使うのが良いと思います。
9位:ハイパーマットスリーブ
サイズ | 66×91㎜ |
枚数 | 80枚 |
クリア面の厚み | 0.1㎜ |
カラー面の厚み | 0.12㎜ |
加工 | 表面:クリア 裏面:エンボス加工 |
色の種類 | 7色 |
製造 | 日本 |
無地スリーブとしての評価
透明度 | 4.0 |
硬さ | 4.0 |
裂けにくさ | 2.0 |
接着部分の処理 | 3.5 |
シャッフル感 | 3.0 |
デッキの崩れにくさ | 4.5 |
コスパならナンバーワン。
「とにかく安く手に入れたい」という方におすすめ。
トレカで最も使用率の高い無地スリーブと言えば『ハイパーマットスリーブ』でしょう。どこのお店にも置いてあって、安く手に入るのが良いところです。
ハイパーマットスリーブの裏面はエンボス加工されているので、凹凸があってザラザラとした手触りです。
横入れシャッフルをすると、KATANAスリーブやイクリプススリーブよりも引っかかりを感じることがあり、最後に少し押し込む力も必要です。
また、側面の裂けにくさを比較したら、無地スリーブ全体の中では裂けやすい部類です。ドラゴンシールドマットタイプやハイパーマットプレミアムほどではないものの、KATANAスリーブやイクリプススリーブと比べると裂けやすいです。
ハイパーマットスリーブは尖った部分がないので強みがないとも言えますが、一番の魅力は500円程度で買えるという値段の安さです。標準的な品質の無地スリーブが安く手に入るので、コスパの良さは間違いないです。
「コスパの良い無地スリーブがほしい」「とにかく安さ優先」という方におすすめです。
スタンダードサイズ用
スタンダードサイズ用
ミニサイズ用
10位:SUPREME UXスリーブ
発売元 | Ultimate Guard |
サイズ | 《スタンダード》66×91㎜ 《ジャパニーズ》62×89㎜ |
枚数 | 《スタンダード》80枚入り 《ジャパニーズ》60枚入り |
加工 | 表面:クリア 裏面:エンボス加工 |
カラーバリエーション | 4色 |
製造 | 中国 |
無地スリーブとしての評価
透明度 | 4.0 |
硬さ | 1.5 |
裂けにくさ | 5.0 |
接着部分の処理 | 5.0 |
シャッフル感 | 2.5 |
デッキの崩れにくさ | 2.5 |
SUPREME UXスリーブは、KATANAスリーブを販売しているアルティメットガード社のスリーブですが、こちらは中国製なので全くの別物です。(KATANAは日本製)
SUPREME UXスリーブの良いところは裂けにくさです。側面を強く引っ張っても全く裂けません。
一方で、微妙な点は、スリーブの柔らかさです。今回紹介した無地スリーブの中では圧倒的にペラペラで、触った感じだとチープな印象を受けます。大事なカードを守るスリーブとしては心もとない硬さです。
また、裏面が透けやすいのも残念なところ。明るいオレンジ色のスリーブにポケカを入れると、POKEMONの文字やモンスターボールのイラストがかなりはっきり見えてしまいます…。
スタンダードサイズ用
ジャパニーズサイズ用(ミニサイズ用)
11位:ハイパーストロング
サイズ | 66×91㎜ |
枚数 | 80枚 |
クリア面の厚み | 0.12㎜ |
カラー面の厚み | 0.14㎜ |
加工 | 表面:クリア 裏面:エンボス加工 |
色の種類 | 1色 |
製造 | 日本 |
無地スリーブとしての評価
透明度 | 3.5 |
硬さ | 5.0 |
裂けにくさ | 1.5 |
接着部分の処理 | 3.5 |
シャッフル感 | 1.5 |
デッキの崩れにくさ | 5.0 |
他のスリーブよりも分厚い。
シャッフルがギスギスしてやりづらい。
ハイパーストロングの特徴は、スリーブの厚みです。「クリア面0.12㎜・カラー面0.14㎜」と他のスリーブよりも分厚くなっています。(ハイパーマットはクリア面0.10㎜、カラー面0.12㎜)
ハイパーマットシリーズ3種類を同じ枚数重ねると、ハイパーストロングだけ分厚いのが分かります。
スリーブに厚みがあることで、硬さがあって角折れしにくい・重さがあるので山札が崩れにくいのが良いところです。
一方で、致命的に感じたのはシャッフルのやりづらさ。他のスリーブとは比にならないくらい引っかかりやすくて、ギスギスする感じ。最後にカードをグッと押し込まないとまとまりません。個人的には最悪のシャッフル感で、自分には合いませんでした。
無地スリーブの検証方法
無地スリーブの「透明度・硬さ・裂けにくさ・接着部分の処理・シャッフル感・デッキの崩れにくさ」を比較検証した方法を紹介します。
気になる方だけご覧ください。
①透明度
様々な無地スリーブのクリア面を四角に切り取ります。(1種類につき3枚)
切り取ったスリーブを3枚重ねて、カードの上に置きます。(1枚よりも3枚の方が差がハッキリわかるため)
切り取ったスリーブをそれぞれ3枚ずつカードを上に置き、イラストの鮮明さを比較しました。
②硬さ
片方の手で2種類のスリーブをつまむようにして持ち、もう片方の手で膨らんだ部分をトントンと叩くことで、スリーブの硬さを比較しました。(2種類のスリーブの形を同じにするのが大事)
③側面の裂けにくさ
無地スリーブの側面を引っ張って、裂けにくさをチェックしました。
側面の裂けにくさは個体差もあるので、無地スリーブを無作為に3枚ずつ取り出して、1枚につき両側面を引っ張って、1種類につき6回検証しています。
検証後の無地スリーブの残骸がこちら。
④接着部分の処理
無地スリーブの側面・底面が綺麗にカット・接着できているのかをチェックしました。
主なチェックポイントは、「カット部分がけばけば(ザラザラ)していたり、歪んだりしていないか」「溶けた後が見られないか(スリーブは熱で溶かして接着している)」です。
例として、接着部分の処理が綺麗なものと、綺麗でないものがこちら。
接着部分が綺麗
接着部分が綺麗ではない
⑤横入れシャッフルのしやすさ
各無地スリーブにカードを入れて、実際に横入れシャッフル(ファローシャッフル)をやって、「抵抗感なくスリーブの間に入っていくか」「自然と束になってまとまるか(押し込む力が必要か)」をチェックしています。
⑥デッキの崩れにくさ
板の上に様々な無地スリーブを30枚ずつ重ねて置き、板を軽く揺らして、デッキの崩れにくさを比較してみました。
最後に:高級無地スリーブを使ってみよう!
以上が、無地スリーブのおすすめランキングの徹底紹介でした。
僕のおすすめは、全てが高水準な『KATANAスリーブ』と、光沢感がアップして綺麗に見える『イクリプス グロススリーブ』の2つです。
どちらも甲乙つけがたいくらいの高品質ですが、メインデッキには耐久度の高いKATANAスリーブを付けています。
また、マットタイプが好きな方には『イクリプスマットスリーブ』もおすすめです。
高級な無地スリーブを買う時に躊躇するのは値段だと思います。これまでハイパーマットスリーブを使っていた人からすると価格差にびっくりしますよね…僕もそうでした…。
ただ、ハイパーマットよりも耐久度は上で長持ちするので、まずはメインデッキだけでもKATANAスリーブ(イクリプススリーブ)に変えてみるのをおすすめします。自分が組み上げた自信のあるデッキを高品質スリーブに入れるだけで特別感がでてテンションが上がります!
まだ高級無地スリーブを使ったことがない方はぜひ一度試してみてください。
また、当サイトでは、様々なスリーブを徹底比較して評価しています。無地スリーブ以外も検討している方は『カードスリーブのおすすめランキング』の記事も参考にしてみてください。
▼カードスリーブのおすすめランキング
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